ちょっと休憩 53 「小学唱歌は永遠に!」 | ゆうべ見た映画

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懐かしい映画のブログです。
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そして「ちょっと休憩」など 入れてます。

今の小学校も 小学唱歌を教えているだろうか?
少しづつ消えていっているのかなあ。
そうだとしたら、残念だなあ。
学校で歌わなければ どこで覚えるの。

今の、賑やかなスピード感ある歌を 聴き慣れ、歌い慣れている子供も
こういう穏やかな、優しい旋律の歌を
みんなで歌うと また違う情緒が育つと思うけどな。

この、みんなで歌うっていうことが
後になって、とっても大切な思い出になるの。

「ふるさと」も「荒城の月」も「仰げば尊とし」も・・
何十ぺん聴いても歌っても 飽きるということがない。
そして一度覚えると まるっきり忘れるということもない。

はじめは、古い歌詞の意味が判らなくてもいいと思う。
歌っていると、子供なりに何となく判ってくる。

こういう歌が 今の子供の、そのまた子供の頃に
すっかり消えてしまっていたら 淋しいですよね。

それから時々、耳にするのが 学校の校歌を
今の若い音楽家の手で 創り直したという話。
そんなことしていいのかな、と思う。

私は60年近くも前の 小学校の校歌を 
ちょっと怪しいところもあるけど まだ歌える。
詞がサトーハチローさんで あの頃から好きだった。

あの校歌が創り変えられたとしたら 悲しいなあ。
ああ・・・・なんだか淋しくなって来た。


気をとりなおして・・・・ 私ね、昔歌った歌で
特に詞が忘れられない歌があるんですよ、こういうの。

   ♪~ よ~く訪ねてくれたね、よ~くまあ、ねえ君
       よ~く訪ねてくれたね、まあまあ掛けたまえ
       あの角のお菓子屋の 牧野クンはどうしたろ
       よ~く訪ねてくれたね、まあまあ掛けたまえ
           (この最後の部分、ちょっと怪しいかナ・・)

これはイギリス民謡の「思い出」、
または「久しき昔・LONG LONG AGO」という曲で
みなさんもよく、ご存知の曲だと思います。
(歌ってあげられないのが、残念! 別にいいって?)
他に大人の詞があるようですが 私たちはこの詞で習ったの。

あの角のお菓子屋の 牧野クン・・という
固有名詞が出てくるのが 面白くて・・。

そしてもうひとつは、コレ。

   ♪~ フレジャック、フレジャック、ドミブー、ドミブー
        ソノナマチーヌ、ソノナマチーヌ、リクリクドン、リクリクドン

これは完全に耳で覚えた、めちゃくちゃカタカナの歌で 
リクリクドーン、と 面白おかしく歌っていた。
メロディーは 
♪~グーチョキパーで グーチョキパーで 何作ろう、何作ろう・・なの。

で、今回、調べてみて びっくりしました。 
これはフランス民謡で 「フレール・ジャック」という曲なのね。
これがフランス語の歌詞。

   ♪~  FRERE JACQUES、 FRERE JACQUES
        DORMEZ-VOUS 、 DORMEZ-VOUS
         SONIVEZ LES MATINES 、 SONIVEZ LES MATINES
         DING DANG DONG 、 DING DANG DONG

詞の意味は 兄弟ジャック、兄弟ジャック
      寝ているのですか 
      朝の鐘を鳴らしてください
      ディン、ダン、ドン  ディン、ダン、ドン

これは教会の歌で 兄弟というのは
家庭内の兄と弟ではなく、修道士のことだそうです。

まあ、フランス語だとは思いませんでしたが、
でもね、これ今、聴いてみても 
見事にあの、カタカナ言葉に聴こえるの。

子供の耳には 完全にこういう歌だと
思い込んだのも無理ないわ・・・

私はあの頃の可愛い自分を 抱きしめてあげたくなった。

「思い出」「久しき昔・LONG LONG AGO」も
この「フレール・ジャック」も
イギリス民謡、フランス民謡で ググッてみると歌が聴けるの。

よかったら聴いてみてね、楽しいよ♪






安泰さんの可愛い絵です!