『2つの【離】』
今までは、自分で選んだ曲や、作曲された物への振付を依頼されたりと、音楽が『ある』所からのスタートでした。
今回は、音楽が『ない』所からのスタートです。
音楽演奏者と踊り手で、どのように作品を創り上げていくのか。
その上、タブラ(アラビック太鼓)ではなく、和太鼓×笛×ベリーダンスという、新しい組み合わせです。
私にとって、どれもはじめての挑戦であります。
有難い事に、今回は、ベリーダンス界のレジェンド・海老原先生のお手本やアドバイスがあり、「こうして創り上げていくのか」と、大変勉強になりました。
最初、私と和太鼓の松上さんは、どう息を合わせていくかを話し合い、踊り合わせていました。
もちろん私も、踊り手として、こうして欲しいという事も伝えてはいました。
しかし海老原先生の場合は、もっとグイグイと音楽奏者を引っ張っていく感じであり、松上さんのレベルをも引き上げておられました。
海老原先生の踊り方は、カウントもせず、音にも合わせません。
私の中では、スティングの"Englishman in NY"のイメージです。
私も踊り方のアドバイスを頂き、新しい自分と出会う事が出来ました。
『守・破・離』
ベリーダンスの基礎を学んで踊り込み、忍術・武術・エアギターなどと出会い、ベリーダンス以外の曲で踊ったりと、ベリーダンスの枠を破壊していく。
しかし『離』だけが、長年、何の事なのかがずっと疑問でした。
今回私は、『離』の境地をはじめて知る事が出来ました。
ほぼ独学でベリーダンスを学んできた私なのですが、自分だけでは、自分の出来る範囲でしかやらないのです。
自分を越えるためには、他者の力が必要です。
私も、松上さんのように、海老原先生にグイッと引っ張って頂き、今までの自分から離れる事が出来ました。
そして病み上がりでしたが、こんなに踊る事が出来た事は、自信に繋がりました。
Long Covidからも、離れる事が出来たようです🥹
11月11日(土)海老原美代子ダンスグループベリーダンスパーティー@シルクロードカフェ
私自身も、私がどう変わるのかが楽しみです🤭