さて前回は
幼少期の私についてお伝えしましたが
今回はその後の私のこと
そして私が出会った
『認知行動療法』
について書きたいと思います
人生は修行
人生最大の試練だった出産
出産直後は娘の病気について
想定しうる最悪の状況をひたすら妄想し
自分で自分をどんどん追い込んでいた私
でも…
娘を育てる毎日はとにかく必死で
〇年後、こうなったらどうしよう?なんて
考える余裕すらありませんでした
それが逆にとっても良かった
先のことなんか考えていたら
それこそ不安に
押しつぶされていただろうから
とはいえ子育ては初めてのことばかり
嵐のような日々の中で
一生分のストレスを受け続けました
子育てが少しずつ落ち着いてくると
自分自身について考えるゆとりが生まれ
私、このままだとこの先しんどいかも
と不安になってきました
そんな時今度は私が難病SLEを発症
神様…まだ私
修行が足りないんでしょうか
と嘆きたくもなりましたが…
子育て中ピンチの度に
あれこれ調べて実践しては
チャンスに変えてきた私
きっとこのピンチも
何かのチャンスなんだ!と
無理矢理思い込み
いろいろ調べていた時に出会ったのが
この一冊
認知行動療法ノート
この本はワークブック形式になっていて
実際に書き込むことができます
ネガティブの渦に引き込まれそうな時
何もしないでいるのが
一番良くないと私は感じます
ぼんやりしていると
あっという間にネガティブワールドに
どっぷり落ちてしまうので
自分の気持ちを実際書き出してみると
思った以上に頭の中が
スッキリ整理できました
心のつぶやき検証シート
いろいろなワークがありましたが
私に一番効果的だったのは
心のつぶやき検証シート
自分の不安に思っていることが
事実に基づいているかどうか
書き出してみる作業です
例えば…
膠原病になってしまった
この先どうなるか不安でたまらない
どんどん悪くなってしまったらどうしよう?
これが私のつぶやき
今までの私だとこの思考に支配され
自分をどんどん追い込んでしまいます
でもここで
私のつぶやきで事実通りのことは何?
と書き出してみます
膠原病という病気になった
事実はこれだけ
では反対に
私のつぶやきで事実と違うことは何?
と書き出してみます
膠原病にはなったけど
主治医のもとで治療を開始して
痛みがほぼなくなったので
治療前よりむしろ不安は減った
薬でコントロールして
普通に生活している人もたくさんいるし
どんどん悪くなるという根拠は特にない
こんな風に自分の思い込みを
否定する材料を実際書き出してみると
不安や胸の苦しさはかなり軽減されました
正直この方法を
子育て中に知っていたら
もう少し楽に育児ができたのかなぁ?
なんて思うこともあります…
また、計算や文章の書き取りなど
無になって手を動かすことも
おすすめされていました
私は負の感情に飲み込まれそうな時は
一心不乱にナンプレを解いていました
これ、脳トレにも
久々に…脳が活性化してる感覚が
ここから先の人生
歳とともに出てくる心や体の不調
自分自身や家族に起こる予期せぬ事態
親の介護や死別など…
若い頃には感じなかったいろいろな感情と
向き合うことになると思います
そんな時、負の感情に支配されるのではなく
少しでも自分の心を保てるように…
これからも修行を積んでいきたいと思います
お読みいただきありがとうございました
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