10日の金曜日、私は一睡もできないまま病院へ行き、その帰りに買い物をして、帰宅してからは愛犬アネラの散歩に出掛けた。
いつも通院の翌日は寝込むほど体調が悪くなるのだが、睡眠不足も重なって更に酷い疲労感があった。
コロナの後遺症なのか未だに倦怠感はあるし、相変わらずパニック発作にも見舞われる。
眠っても悪夢ばかりで、人の生死に関わる内容や、自分の前世での前職の内容だったりした。
そして目覚めても、(稚魚に餌をやらなきゃ·····)と思うのだが体が起こせない。
アネラが遊んでほしがって、私の背中をガリガリするけれど、持って来たオモチャを投げてやることしかできなかった。
夢の中では小さなグループの稚魚が死んでしまい悲しみに暮れていた。
そしてやっと体を起こして、動物たちの世話にかかったのだが、前日の夜まで元気だったベタのジプが死んでいた。
仲良くはなれず、ジプは毎日トゥリに追い掛け回されつつかれた。
水槽は小さくなってしまうが、別居させるべきか悩んでいるところだった。
取り敢えずマジックリーフを入れて仕切りを作り、隠れられるようにしてあげていた。
上手く隠れてトゥリから逃れていた。
しかしトゥリに攻撃され続けて、心身ともに限界が来たのだろう。
水槽からジプを引き上げる最中にも、トゥリがジプに攻撃を仕掛けて来たので
「もう死んでんねん!
やめたって!」
と私は泣きながら叫んだ。
ジプをペーパータオルにくるんで、私はただ
「ごめんな·····」と謝ることしかできなかった。
姫水槽と言ってメス同士は混泳可能とされているけれど、やはりベタは単独飼育の方がいいだろう。
ジプはいなくなったのに、あれからもトゥリはマジックリーフの陰などに、ジプがいないか水槽内を探し回っている。
その内に刺激がなくなったことで、トゥリは寂しい思いをするのだろうか。
ストレスがなくなって、落ち着いてくれるのならいいけど·····
そして次は金魚の方。
普通鱗の小さなグループの稚魚が死んでいた。
水槽の端、水面に浮いていたのだが、下半身が大きな稚魚たちに食べられた形跡があった。
ふよふよ泳いでいる子を襲うような行動は確認していないため、餌をパクパク食べる時に、小さな稚魚にもかぶりついてしまった可能性もある。
夢の話は旦那に話しており、ベタも稚魚も死んでしまったので、「正夢やったんかな·····」と言った。
落胆しながらも、翌日は母の日だったので出掛け、その次の日も人と会う約束があったので、水槽をじっくり観察する時間がなかった。
これは私がメモしている【金魚記録】の内容
5/12
夜8時にはいたのに、10時には望(もち)の姿がない。
大きな稚魚たちは素早く泳ぐようになり、小さな稚魚はフラフラしているので食べられたのかもしれない·····
10時40分 モチがいた!でも直ぐに見えなくなったので、濾過器の後ろに隠れているのかも。
5/13
モチの姿が確認できず。
濾過器の後ろだと思い、ずらしてみたら既に息絶えたモチを見付けた。
5/13望(もち)死亡
黒目11・普通鱗7 ・残り18匹
昨日の朝に餌やりして、お昼に家を出る前にも餌を与えたが、モチの姿は確認できなかった。
早く帰りたい気持ちと不安が入り交じり、頭が痛くて目眩がする。
3時半頃にやっと帰れて、稚魚たちの餌やりの時、濾過器をずらした所にモチを発見したのだ。
やはり小さな子は生存率が低い。
モチと同じくらいのサイズの子がもう1匹いるが、その子も無事に育つか心配だ。
小さな子たちのために、またブラインシュリンプを沸かし始めたのに。
大きく育って行く兄弟の中に
いつもモチはいた。
でも今は·····
水槽内の何処を探しても、何度も目を凝らして見ても、もうモチはいない。
私の満月(望月)は
消えてしまった🌕
望月のように、丸く大きく成長してほしかった。
夜空を見上げてみるけれど
真っ暗で何も見えない·····
月のない夜は寂しい
そして私は
また光を灯すかのように