ヘルメット内装リペア WYVERN-Ⅱ編
ヘルメット内装リペアネタ、今回はSHOEI WYVERN-Ⅱ編です。人気のモデルでしたが、廃盤久しいですね。今回は帽体1個、センターパッド2setお預かりです。頭頂部のみウレタンスポンジが朽ち果ててしまっています。朽ち果てたウレタンを取り除き、クリーニングして頭頂部を型取り。トリコット付き10mmウレタンスポンジを切り出します。ベースに接着して、オリジナルを参考に縫い付け。エアベントを開けて完成です。チークパットはヘタってしまって緩くなってしまったとの事。こちらも2setお預かりですが、お試しで施工は1setのみとしました。スポンジを取り出し型取りし、トリコット付き6mmウレタンスポンジを切り出します。オリジナルに接着して元に戻して完成です。厚みはあまり変わりませんが、剛性が上ってフィット感は向上します。帽体は、固定されているノーズとネックパッドの合皮がボロボロと剝がれてしまっています。一部の剥がれに見えますが、触るだけでボロボロとはがれてしまいクリーニングしたら全部剥がれました。マスキングして、ガン吹き塗装で再生して行きます。薬品耐性のあるアクリル塗料を使っていますが、オリジナルの柔らかい感触と比較するとゴアゴア感のある仕上がりになってしまします。この点は、事前ご了解頂いての施工となります。『復活しちゃった!テンション上がります!』と仕上がりお喜び頂けてなによりです。耐用年数を経過しての使用を推奨するものではありませんが、内装の補修パーツは廃盤も早く、内装が傷んで被れなくなってしまってもなかなか買い替える気にはなれないですよね。パッドのベースが残っていれば内装再生対応可能ですので、限定モデルや思い入れのあるヘルメットをいつまでも綺麗に保つお手伝いが出来ればと思います。お困り事ございましたらご相談下さい!なお、安全上の観点から、ストラップの交換や外傷・緩衝材のリペアはお請け出来ませんのでご了解の程を m(_ _)m