考えすぎかもしれないけれど、マタハラにあっているかもしれない。 | 私、地球人、ときどき日本人。

私、地球人、ときどき日本人。

今まで世界中の色々なところを旅し移り住みました。東京でバリバリ働いていましたが仕事を辞め、フランスに移住、結婚。その後色々あり東京に戻り、プロジェクトマネジメントのコンサルしてます。興味は国際情勢、政治。国際関係学の修士有。

前回の記事 のつづき。


人生はなんてドラマなんでしょう。



思い返せば。



今年1月半ば妊娠が発覚したとき、
その頃常駐していた顧客のオフィスは節約という名の下に極寒だった。ブーツ履いて、ブランケットかけて、ホッカイロしても震える日々に耐えられず、社長に対応を相談するもアクションがないまま2週間。



その間つわりがどんどん酷くなり、オフィスで吐いて急な勤務時間の変更が必要だったから、顧客先に妊娠を報告。(顧客先との契約は50%勤務となっていたので、残りの自社オフィス勤務50%を調整すればなんとかなり、顧客先には迷惑をかけないことを伝えた。)


その後同じ顧客先に派遣されている同僚(女性)に相談すると、「おめでとう」どころか紛糾され。

「社長のアクションを待たず、勝手に顧客先と話すな、世間知らず!」
とのこと。
(そのときの状況はこのブログ にも記載)


ちょっと前に社長に相談しても対応がなく、
いよいよ待ってられなかったから、
気持ち悪くて朦朧としていた中行った判断だったんだけど。



そんなのに気遣うこともなく批判を続ける同僚に嫌気がさし、
そのまま通っている産婦人科へ。


つわり悪阻による休職のススメの手紙を書いてもらった。


2週間のつもりだったけれど、つわりは良くなるどころかどんどん悪くなり。結局伸ばして伸ばして、2か月お休みした。




その期間中は、徒歩10分のスーパーに行くのすら難しい毎日。
食べて、吐いて、吐いていないときは気持ち悪さに横になり、
テレビすら見るのも辛い日々が続いた。



家事も何もできず、
実家に戻り母のお世話になったり、なんでもしてくれる夫に支えられながらなんとか乗り切った2カ月。
ほんと、しんどかった。
生きている気がしなかった。




で、復帰した直後からいただいた社長からの一言。

「どう、ゆっくり休めた?良かったね~。」




まるで、長期バケーションを取っていた人にかけるような言葉に、幻滅。




休職前に行っていた顧客にはちょうどそのとき空いていた他の同僚が代わってくれていたし、
その他の顧客からも仕事の依頼はなかったため、わたしは自社オフィス勤務となった。



うちの会社はちょうどそのとき新規事業を始めようとしていたので、その立ち上げに従事。
他のスタッフは全員出揃っているため、私1人で作業を進める。


内容を相談したくても、社長とは出張やら客との約束やらでほとんど誰とも話せず。
もくもくと一人で作業を進める日々。


メールを送ってもほぼ返事なし。


やっと話せたと思ったら、
自分で勝手に決めて進めてみんなでやろうとしている感じがしないとか、
報告をしない、とか情報を隠している、とかでダメだしの嵐。

いや、話そうとしても「今忙しいから」とか拒否してたのはどなたですか。
進捗メールや相談メール一切無視していたのはどなたですか。


思ったけど、口にしなかった。
しつこいと思われても過度にアップデートしてやろう、と話しかける頻度を増やした。


社長とやっと話せても、話しの隅々に「わたしのこと嫌いなんだろうな」って思わせるトゲや嫌味が入ってたけど、なぜかわからず、どうにもならなかった。


マネージャーに相談しても、結局はお前のやり方が悪い、お前がやり方を合わせろ、の一言。
まぁ、彼の立場からしたら社長が悪い、なんて言えませんからね、彼がそういうのも理解はできます。




そもそも新規事業内容も1人でやれるようなものじゃないから他のコンサルタントにメールで助けを求めると、
わたしのやり方がなってない、とのダメだしのみ返ってくるか、無視されるか。




わたしが社長とコミュニケーションが取れないのも、わたしのやり方が下手だから。

わたしの報告の仕方が悪いから。

わたしのアプローチの仕方が悪いから。


同じ会社の仲間、というより完璧に敵というかお邪魔無視として扱われていて。

いつからだろう、なんでこんなことになっているんだろう、って
疑問に思っていた。

(同じ客先に入っていて、わたしのことを嫌っている同僚女子は除いて、そこまで集中的に批判されることはこれまでなかった。)






5月半ばころ、以前の顧客から新しい案件があるからあなたにまた入ってほしい、と言われたのだけれど、
それについての社長からの言葉。

「だって、XXさん(わたし)、残業できないでしょ?ね?できないでしょう?できない人を
(客先に)送れないよ、迷惑かけちゃうもの。」


・・・・・また、開いた口が、ポカーン。
そうですね、迷惑かけてますね。

ちなみにその顧客は、残業どうこうよりも、わたしが入っても産休まであと2ヶ月くらいしかないから他の人を送ってほしい、と言ったらしいんだけど。


迷惑かけているのわかっているけれど、その言い方はないんじゃない?
とにかく、いろいろなところでチクチク発言が多かった社長。




そりゃわたしも扱いにくい人材かもしれないけれど。
そこまで寄ってたかって、ネガティブなのはないんじゃない?



こう思いながらも、産休までの日にちを指折り数える日々を送っていた。




赤ちゃんのためにも、ここでめげちゃいけない。
気にしちゃいけない。

もし本当に彼らの言う通りわたしのやりかたがわるくて、全部わたしがわるくて、
全部わたしが直さなくてはいけないことだったとしても、

今悩むのは良くないからやめよう。
今は改善できないから、考えないでおこう。



あと1ヶ月、乗り切ろう、って考えてなるべくポジティブに過ごしてた。

プライベートは素敵な旦那様もいるし、優しい友達もたくさんいるし、充実しまくっているからね。





そのネガティヴな環境に幾度も辞めてやろうかとも思ったけど、
任された新規事業の立ち上げ作業は楽しかったし、やりがいも感じていたので、
なんとかやってきた。






そして、昨日6月8日、忘れた頃にやってきた去年度後期(2015年10月から2016年3月)のアプレーザル(パフォーマンスの評価)。
予定では、4月に行っているはずだったんだけれど、
なぜかこの時期に急いで行われた。




で、直属のマネージャーからわたしに伝えられたのは、



「コンサルとして顧客に出せない」

とのこと。



理由は3つ。


①つわりによる休職の直前まで勤務していた顧客からのクレーム
(そこでの勤務は合計4カ月、クレームをもらったのは休職10日前)


②4月から従事している新規事業立ち上げ作業の進め方に問題ありまくり
(始めてから2か月)


③内勤になり、たまたま同時期に辞めた違う部署の人からの引き継ぎ作業(前回のブログ でAさんとやり取りした件)の進め方が問題ありまくり
(月に1回、2日くらいかかる作業を、2カ月分したのみ)
←ちなみにこれは、Aさんのインプット。前回のブログでかいた通りAさんとは話しあうことができ、わたし側の意見を少し聞いてわかってくれた、とポジティブに思っていたけれど、実はあの話し合いのあとAさんからわたしのマネージャーへ「いかにわたしという人材がありえないほど救えないか」について長ーーーーいメールが行っていたたらしい。わかりあえてなかった。。。てか、わかりあえたふりされていただけだった。陰湿。。。。









そして、このあとのプロセスとして、数日後社長から改めて評価についての面談があるらしい、とのこと。
(ちなみにうちの会社は社員数9名の超小さい会社。)








いや、ポジティブなわたしでも凹むよ。
そこまでわるく評価されるほど、ひどいことしているなんて思っていなかった。
去年度の前期は、評価良かったし。

なにがターニングポイントだったんだろう。

これを伝えてくれたマネージャーも、疑問を持っていてくれた。
以前わたしと同じ顧客先で一緒に働いたことがあるけれど、
その時は問題なかった、って。

むしろ、「今まで何をみていたんだ」って、
わたしのせいでマネージャーが怒られてしまったらしい。
ごめんなさい、迷惑かけて。





で、いろいろ考え出したら、

ふと、

疑問が湧いてくる。




前年度前期(2015年4月から9月)の評価では、なぜ社長との面談がなかったのか?
なぜ今回だけあるのか?




で、
マネージャーに聞くと、
「フラットの場合はないのかもね。」
と言われた。



…フラット?
給料が、変わらないってこと?
ポジションが、変わらないってこと?


教えてくれなかった。




そして、マネージャーとの夜10時近くまでに及んだ3時間の面談(妊婦だってこと気遣ってくれてありがとうございます)が終わり、その後もいろいろな考えが頭を巡る。







今回はフラットじゃない、ってことは…つまり、給料かポジションのどっちかが下がる、ってことか?



それって、妊娠中の、降格または減給?



ちょっとまって、というか本当に、わたしのパフォーマンスの悪さが理由?


そもそも、なぜ、去年度後期(2015年10月から2016年3月)の評価であるにもかかわらず、
4月に内勤になってからの作業について悪い評価がこんなにも重要視されているのか?




ちょっと、待ってよ?





思わず、
『妊娠中 減給』
『妊娠中 降格』でネット検索。






「妊娠または出産を理由に、解雇・降格・減給を行うことは、違法。」



ってかいてあるよ。


…違法ね。


…つまりマタハラね。





「妊娠・出産を理由に解雇すると問題になるので、それ以外の理由(パフォーマンスなど)のせいにして解雇・降格・減給をしようとする、または自らの離職に追い込もうとする会社があとをたたない。」




ん?





聞いたことある話じゃない?









マジですか。




そうきますか。




うそでしょう。





で、そう思ったら最初感じていた
「わたしそんなにパフォーマンス悪かったんかい~人材としてイケてないんかい~ショック~」


っていう凹みがなくなって、


「嘘だったらいいけれど、考えすぎだったらいいけれど、もしもわたしの考えが本当だったら、会社が、社長が、『この女妊娠して迷惑だし厄介だしトラブルメーカーだし、戻ってきても面倒臭いし、この際辞めてもらうようにもっていこうぜーーーーー』って思っていて、こっちから辞めるように仕向けてて、わたしが『わたしそんなにパフォーマンス悪かったんかい~人材としてイケてないんかい~ショック~』って凹むように持って行っているってことじゃん?わたしそんな人と今まで働いてきたの?人見る目ないの?ていうか人間ってそこまでゲスになれるの?」


っていうどうしようもない深い凹みに変わった。



わたしの考えすぎであってほしい。
ただの偶然であってほしい。


でも、わたしのパフォーマンスだけの話なら、なぜ産休に入る1カ月前に行うのか????

なぜ、内勤になってから特に風当たりが辛くなったのか?

なぜ、内勤になってからダメだしばっかりされるようになったのか?



いろいろ、疑問は浮かんでくる。



まだ、社長から直接話はないけれど。
あったら、これから、どうやって対応しよう。

どっちにしろ、これにつかう労力と気疲れは半端ない。


平和に、産休に入らせてほしい。
今はただ、元気な子供を産むことだけ考えたいのに。





ドラマのような日々は、もう少し続きそうです。




とりあえず、体に悪いので今日はこれで寝まーす。