【レポ】第1回富士登山狂走(笑)その3、高山病対策 | アラフォーナースマン(51歳だけど)のトライアスロン挑戦&泥酔記

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アラフォーでトライアスロンに目覚めた、とあるナースマンの鉄人な毎日!!
2023皆生トライアスロンDNF!完走するまで皆生チャレンジャー!

というわけで富士登山狂走のレポその3です。

 

今朝アップしたブログで、

六合目に到着!!

標高2390m。

というところでした。

 

記憶では、2000mを超えた辺りから空気が薄くなってきたって感じがして、

この五~六合目あたりですね。

ペースを上げると若干頭が重く、手先がしびれる感じがするようになりました。

頭が重くなるのは今まであんまり感じたことありませんが、

手先がしびれる感じがするのは、

1~5㎞TTのラストとか、

岩名クロカンのタイムアタックでの激坂のラストとか、

つまりは酸欠症状。

とうとうワタシにも高山病の魔の手が!!

 

ワタシは、

今回、富士山初登頂で、

スタート地点から山頂まで、

標高差3000m駆け上がる弾丸登頂。

このコロナの世の中で医療スタッフのお世話になるわけにいかないので、

登頂が危うくなるほどの症状が出たら速やかにDNFすると決めていました。

だから工夫して最後までがんばれたのかな・・・

 

四合目を超えて、

2000mを超えると軽いジョグペースでも、

平地のTTペースくらいの酸欠状態に陥るんですね。

というのをだんだん感じてきたので、

より酸素を効率よく摂取するために、

 

もういささかブームは去りつつありますが・・・

"声柱"のワタシ!!

全集中!!

声の呼吸!!

 

ワタシが今回紹介する声の呼吸(笑)は、

"口すぼめ呼吸"

 

これは呼吸器疾患の患者さんに指導する呼吸の方法で。

口をすぼめて出口を小さくして、

そこに勢いよく息を吐くことで肺を膨らませて酸素をより多く摂取する作用があります。

一生懸命に息を吐くことでたくさん吸えるという作用もあります。

 

このサイトがわかりやすいかも。

参考にしてみてください。

 

気圧が下がり、酸素が薄くなり、

普通に呼吸していては酸素の取り込みが低下します。

意図的に肺を膨らませて効果的に酸素を取り込みやすくなる工夫をしました。

 

鬼滅の柱と違うのは、

呼吸することで脈拍を上げて戦闘力を高めるのではなく、

呼吸することで体内の酸素を増やして心拍数を下げて戦闘力を維持するのが目的です。

 

何らかの肺の病気で酸素の取り込みが低下している時にも効果がある呼吸法です。

実際にコロナ病棟で、肺炎の治りが遅延していて、

少し動くだけで酸素の値が低下する患者さんに指導していた呼吸法です。

 

もう今年は閉山してしまいましたが、

来年以降、富士山登頂にアタックされる方、

口すぼめ呼吸をぜひ覚えておいてください(^^)

 

でもね、やってみるとわかると思いますが、

けっこう疲れるんですよ。

できるだけ力を入れて吐くのでずっと風船を膨らませているような感じです。

が、風船を膨らませるかのように自分の肺を膨らませるわけで。

コツがいるのかもしれません。

 

ワタシは患者さんに指導していることなので違和感なく自分も行えましたが、

taka-pさんに同じように伝えてもうまく伝わらなくて。

事前から練習が必要なのことなのかもしれません。

 

んでワタシが心がけたこともう一つ。

脈拍数のチェック。

 

ワタシの脈拍数は、

安静時54くらい

普通に生活していて70くらい

ジョグの時110くらい

LSDの上限120くらい

フルマラソンペースは140くらい

5㎞TTで160くらい

 

つまりは

140を超えると体が消耗してしまいます。

息が切れてしまいます。

 

その時の体感的なちょうどいいペースではなく、

心拍数をしっかりコントロールすることに重きをおきました。

 

心拍数に重きを置いた理由としては、

人間の脳や肝臓、腎臓など各種臓器は酸素が行きわたらないと機能できません。

なので体に酸素が足りなくなると、

心拍数を上げて酸素を回そうとします。

 

心拍数が上がっている=体の酸素が不足している

 

なんですね。

 

なのでガーミンの脈拍数をチェックしたり、

頸動脈や手首の動脈を時々測って心拍数をチェック。

1分間計測するのはタイムロスなので、

ワタシは、

6秒間の脈拍数×10=1分間の脈拍数

と測っています。

お仕事中でもそれが目安です。

 

140を超えたらペースを落として、

口すぼめ呼吸して心拍数が下がるのを待って、

100~110くらいになったらアタック再開!!

みたいな感じで上っていました。

 

それと、

脈拍数が140を超える時は、

歩いていたとしても5㎞TTレベルの負荷がかかってるんだ!

と仮定して、

5㎞TTやってる時くらい、呼吸回数を30回/分くらいに増やす。

としていました。

 

六合目辺りから山頂まではずっとそれの繰り返しでした。

これには個人差がありますので、

それぞれの心肺能力に合わせて対応できる方法だと思います。

その分エネルギーを消費するので栄養摂取にも注意が必要です。

 

てなわけでワタシはひたすら自分と向き合いつつ上って行って。

taka-pさんはこの辺りで頭痛がしだして息が切れて顔色がなくなってきて、

めちゃくちゃキツそうで(T_T)

 

しんどくなってきたワタシたちと対照的に、

元気満点な18歳のヒッチハイク兄ちゃん。

付き合わせるのも申し訳ないので先行してもらいました。

taka-pさん遅れてるぞ~~~♪

 

そしてこの写真を最後にヒッチハイク兄ちゃんとはお別れでした。

無事に鳥取に帰ってるかな~~

 

あ!!

「お前アメブロに登録して俺にいいね!つけろ!」

って言い忘れた!!!(笑)

 

そしてこの六~七合目あたりからですね!

 

こんなところとか、

 

 

 

こんな感じで手を使って上るところが出てきて。

ここだって富士登山競走のコースですよ!

 

taka-pさんと雲海♪

本当に絶景でした(^^)

 

んでやっと、

七合目到着!

ここでやっと2700m。

あと1000m!!

 

かなり疲れましたが、

taka-pさんの覇気がだんだん減少してきます^^;

っていうか顔が白い^^;

明らかに酸欠症状。

ちょっと休んでいただいて。

休憩して顔色が戻ったところで登頂再開。

限界ギリギリの状態でも結局完走するtaka-pさんは本当に変態すごいです。

 

2人で息を落ち着けてアタック再開!!

八合目の手前、

標高2900mに位置する赤い鳥居♪

 

そして!

八合目に到着~~~♪

標高は3250m!

酸素がうっすい!!

 

ワタシは先行しているので口すぼめ呼吸しながら呼吸と心拍を落ちつけて。

多分周りから見ると余裕で上っているように見えるでしょうが、

細心の注意を払って心拍数をコントロールしていました。

 

そして八合目、

taka-pさんは、

 

いつになく、

ここまでぐったりしてるtaka-pさんを見るのは初めてなんかないかと思うほど。

 

この時の動画が、

こんな感じで。
明らかに酸素不足で顔色が蒼白を超えて土色になっているtaka-pさん^^;
(全国のレアなtaka-pさんファンに贈る生taka-pさん動画です!!)
 
そして
この時、足を止めていて酸素消費はそんなにないはずなのに、
この先の登頂を見据えて呼吸管理をしているワタシ。
という動画です。
たまたま珍しくtaka-pさんを待つっていうタイミングで撮った動画ですが、
登山の呼吸の参考にしていただけたら幸いです。
 
吐く息:フー
吸う息:スッスッー
吐く息:フー
吸う息:スッスッー
力をかけて吐くことで
一杯吸い込んでいます。
そして、口をすぼめて吐き出すことで、
吸い込んだ空気の中から効率よく酸素を体に取り入れることを意識しています。
 

んで、

更に進んで♪

 

これはワタシが先行して、

とある外国人女性と会話する機会があって。

自撮りしようとしたら撮ってもらったという絵です(^^)

ここ1年弱の基礎英語で学んだ英会話が少し役に立ちました(^^)

 

んでこのへんの時間軸がおかしいのですが^^;

八合目って二つあるのね^^;

こっちがホンモノかな?の3250m地点到着。

10:26なので5時間半ですね。

 

富士登山競走の山頂コース、

制限時間は4時間半です。

全然タイムが足りません。

過酷すぎます(T_T)

 

長くなってきたので(笑)

次に続きます♪

 

次のその4は、

富士山登山だからこその出会い、

今回も素敵な出会いがありました。

富士登山狂走一期一会をお送りします♪

 

ここまでの時刻・距離・標高をまとめておきます。

富士登山競走(狂走含む(笑))をお考えの方、参考にして下さい(^^)

 

富士吉田市役所スタート4:50頃(774m)

馬返し6:35頃10.7㎞(1450m)

一合目6:45 11.1㎞(1520m)

二合目7:03 12.1㎞(1700m)

三合目7:16 12.9㎞(1840m)

四合目7:28 13.7㎞(2010m)

五合目7:54 15.6km(2300m)

六合目8:18 16㎞(2390m)

七合目9:06 17.3㎞(2700m)

八合目10:26 19㎞(3250m)

九合目

山頂

 

という感じです。