~心療内科がマンガ・アニメでわかる!~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

自炊・電子書籍化応援ブログ

自炊や電子書籍化を応援するブログです。

 「現代社会はホントに気疲れする社会ですよね~……」

もちろん昔もあったのでしょうが、ストレスからくる精神的病い…精神疾患や精神障害が今日の日本では、もはや現代病の一つと言っても過言じゃないかも知れません。

そういった意味でも、精神疾患について知っておくことも少しは大事なことかも…などと思うのですが、でもいざ学習しようと思っても専門書を含め、これらの知識本は結構取っ付き難い感があったりしません?………

僕なんかもそうですが、医学書(…または的なもの?)を主体的に読むことは殆どないので、そんな人たちには『マンガでわかる診療内科』がお薦めかも知れません。原作はゆうきゆうさん、そして作画はソウさんという方で元々はWebコミックとして原作者のゆうきゆうさんご自身が開業なされている‘心療内科:ゆうメンタルクリニック’のサイトで不定期連載されているものです。それが少年画報社という大手出版社に注目され、現在では『ヤングキング(1982年に休刊した少年キングの継承雑誌)』連載、既刊単行本もすでに13巻を数える人気マンガとなっています。

マンガの人気はアニメに繋がる要素の一つか・な?………と言うことで2015年・2月13日(金)よりアニメ放映『アニメでわかる心療内科』が始まり、昨日6月26日(金)までに20回の放送が行われました。そして僕的にはとっても残念なのですが昨日分が最終回!一応放送が終了しました。

マンガ(僕はWebでしか読んだことがないのですが…)もアニメもそうですが、ほぼ毎回コメディータッチの構成になっているので観る人の中には「精神疾患者をバカにしてんのかぁー!」と思われる方もおられるかも知れません。……しかし僕の感想では明るくテンポよく表現していることで、変な取っ付き難さや精神疾患者に対する敬遠感みたいなものを抱くこともなく、加えてよく分かる感も満載だと思います。

また心療内科が関わることができる精神疾患がどのようなモノなのかが大変よくわかり、その対処法についても幾つか簡単なモノを紹介しているので、身近で緊急を要する場合に役立つかも知れません。……なので一応、アニメで紹介された心療内科で取り扱う病例を放送回分明記しておきます。

【アニメでわかる心療内科・放送分病例】
第01回-EDを改善する方法は?(ED:勃起障害)
第02回-ロリコンはどこから病気なの?(ペドフィリア:小児性愛)
第03回-認知症…あなたの知能は大丈夫?(認知症)
第04回-睡眠障害を改善するには?(睡眠障害)
第05回-好きな色でメンタルの全てが分かる!(色彩心理学)
第06回-パニック障害って何ですか?(パニック障害)
第07回-『うつ』ってどんな病気なの?(うつ)
第08回-EDの決定的な治療法は?(ED:勃起障害)
第09回-フェティシズムの治療法は?(フェティシズム)
第10回-露出症の治療法は?(露出症)
第11回-『のぞき』はどこから病気なの?(窃視症)
第12回-社会不安障害って何ですか?(社交不安障害)
第13回-睡眠時無呼吸症候群に気を付けて!(睡眠時無呼吸症候群)
第14回-絶望は4段階で受け入れる!?(絶望克服プロセス)
第15回-季節性感情障害って何ですか?(季節性感情障害:うつ)
第16回-ストーカーの心理とは?(ストーカー心理とストローク)
第17回-つらいことを積極的に考えろ!?(エモーショナル・ディスクロージャー)
第18回-心の病気になり易い人の無意識のパターン(認知的斉合性理論)
第19回-心がつらいのは何曜日?(生理的覚醒による優勢反応の強化)
第20回-メンタルクリニックってどういうところ?(メンタルクリニックでの初診の流れ)

…特に鬱病(うつびょう)や認知症、適応障害などは現代社会に潜む精神疾患としてはスタンダードなイメージが定着しつつありますし、パニック障害や睡眠時無呼吸症候群なども身近でよく耳にする病名です。

精神的・心因的な変調に苦しむ人達には甚だ不謹慎に映るアニメという印象は拭えませんが、それでも心療内科とそれに関わる病を知る上では決して無駄にはならない作品かと思います。


『マンガ(アニメ)で分かる心療内科』
……こういった作品に人気や脚光が当たると言うことは、それだけ私たちの生きる現代社会が異常で深刻な状態にあるのかも知れません。