~こんな日本の特撮映画もあったのだぁー(50~60年代編)♪♪~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 最近、結構な頻度で‘くそ真面目’なブログを書いているので、今回はサブカル大好きな僕自身の原点に立ち返り、日本の特撮映画についてちょっくら語ってみようと思います。

…ところで特撮と言えば東宝や大映に代表されるゴジラやガメラなどの怪獣映画が代名詞になってますが、結構50年代~60年代に作られた特撮には純粋にSF映画としての作品や特撮技術を全編に活用して作られた歴史スペクタクル映画などがありました。

そこで今回は予告編でUP(なんせYou tube分しか紹介できないからなぁ~)されているモノの中から、僕が好きだった怪獣特撮以外の作品を何本かセレクトして紹介したいと思います(……それでは、どぉ~ぞ~)。

【作品その1・日本誕生】
日本の古事記をベースにイザナギ・イザナミの国生み神話から始まり天照大御神と天岩戸、スサノオのヤマタノオロチ退治などを経てヤマトタケルの活躍と白鳥になって飛び去るまでを特撮技術を駆使して見事に描いています(1959年・東宝)。


【作品その2・釈迦】

言わずと知れた御釈迦様=ブッダの生涯を描いた映画。釈迦族の王子として生まれたブッダが国民の窮状を知り苦悩の末に王子の身分を捨て放浪の果てに悟りに至るまでを描いた大歴史スペクタルズ映画!大映映画が特撮技術をふんだんに使った作品です(1961年・大映)。


【作品その3・日本海大海戦】

近代日本のターニングポイントにもなった日露戦争を乃木希典の旅順攻略戦から東郷平八郎率いる連合艦隊がロシア:バルチック艦隊を撃滅するまでを描いた作品。海戦のシーンを特撮技術が見事に描き切っています!(1969年・東宝作品)。

         (埋め込みコードが無効な為、画像しか無理だったー↑)
【作品その4・妖星ゴラス】
奇想天外なSF映画!大きさは地球の4分の3、しかし質量は6,000倍もある遊星が地球に正面衝突するということが分かり様々な案が国連で検討される。…そして、な、なんと地球を40万キロ移動させて衝突を回避しようというトンデモなお話し。「おいおい…」と思いながらも当時の東宝映画・特撮陣の技術に魅了され最後まで一気に見てしまう作品です(1962年・東宝作品)。


【作品その5・海底軍艦】

血沸き肉踊るSF海洋冒険映画!原作は明治33年に押川春浪が発表した「海島冒險奇譚・海底軍艦」です。それを現代にアレンジし戦後十数年経った日本を舞台に1万2千年前に海底に没したと言われる伝説の大陸・ムー帝国が突如襲って来るのに対し、超兵器・海底軍艦が日本を…そして世界の平和を守る為に大活躍するお話し。とにもかくにもこの海底軍艦の特撮シーンが素晴らしいー
、今見てもホントによく出来てるなぁ~と感動の一作です(1963年・東宝作品)。



…以前にも怪奇人間シリーズで「美女と液体人間」や「マタンゴ」なんかを紹介しましたが、らへんの作品群も50~60年代に特撮技術を主体に1本の映画として見事な完成度に至っていました。

今回こうして紹介した特撮系映画も同時代に作られている訳ですが、どうやらこの年代は本当に日本映画の想像性や創作力が輝いていた時代だったんだなぁ~~と、しみじみ思いました

…さて、この続き…70~80年代の特撮映画はいかがなもの?……。
(次回も乞うご期待……って、誰もしてね~かぁ~……グスン)。