~‘小林よしのり’氏と著書:ゴーマニズム宣言シリーズ!~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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【小林よしのり】……と聞けば、僕ら世代が最初に思い出すのは何と言っても少年ジャンプに連載されていた‘東大一直線’でしょうか!?。

当時高校生だった僕はマンガ雑誌を結構購読していたのですが、その一紙・週刊少年ジャンプに連載されていた小林氏のマンガは明らかに他のマンガとは一線を画する強烈な個性を放っていました。
独特の絵柄にグイグイと押してくるセリフ……お世辞にも絵が上手いとは思えない作画でしたが、圧倒的な自己主張と何か言い知れない哲学(宗教かも)のようなモノを感じ、お多感な時期の一高校生に忘れ得ぬインパクトを与えました。

その後も救世主ラッキョウ格闘お遊戯(誅)天罰研究部など異質で異才な作品を発表され、僕も結構ハマって読んでいたのを憶えています(当時買った単行本は今も家の書棚に並んでる…トホホ)。

そんな小林氏の作品と再び相見えたのが‘ゴーマニズム宣言’という作品でした(偶然手に取ったSPA!という雑誌に小林氏の作品が掲載されていた)。
SPA!に掲載されていた小林氏の作品は僕が知っていた小林作品とはかなり違ったモノでした。そこには社会や時々の時事問題がマンガ評論という形をとって描かれていたのです。

「なかなかに興味深い!……」、そう思った僕は再び小林よしのりと言うマンガ家(評論家でもあるよなぁ~)の作品を読み始めました。
…彼はゴーマニズム宣言(新もある)の中で太平洋戦争における日本の戦争責任の是非や、天皇論における天皇制についての持論などをかなり踏み込んだ内容で描いています。
さすがに全肯定…とはいかないまでも、なるほどと思うことが多分にあり、よく調べ・よく勉強されて描かれて(書かれて)いるなぁ~と関心しました。

最近も再読になるのですが、A級戦犯たちと東京裁判について描かれている一冊と、東京裁判に対し唯一全員無罪を判決したインドのラダ・ビノート・パール判事についての一冊を読み再び得心しています。

この二冊は連続して読むと東京裁判がいかに国際法にのっとることなく連合国側の政治的動向によって進められたか、そしてパール判事がそういった連合国の思惑や動静に対し厳正に法を順守し判決書を認めたかがよくわかります。
僕自身、あの太平洋戦争(大東亜戦争)前後の世界観(グローバル・スタンダード)が…、特に列強国の間では歴然としたアジア圏全域における植民地政策であったこと、そして世界が白人至上主義という明白な人種差別のもとに構築されていたという事実も含めれば、遅かれ早かれ日本は国家存続のために戦争せざる得なかったと考えているのです。

それに、インドや東南アジアの諸国が日本と共に在ったことで、列強国(特にアメリカやイギリス、フランスなど)の植民地政策が前時代的なものとなりアジア圏の諸国の独立が加速されたことも歴史的事実です。

‘小林よしのり‘氏と言う作家は時には「ちょっとそれは……」という強論を展開・描いたりもしていますが、相対的にはバランスのとれた歴史観を持ってこれらの問題について論じています。
朝日新聞等の左翼にとっては誠に煙たい存在であり、事あるごとに彼を批判・攻撃しているようですが………。

…少し話しが横道にそれますが、以前朝日の従軍慰安婦問題で嘘・偽りの報道を日本社会や世界に配信したことに対し、僕はブログで朝日を辛辣に批判し反省を促すことを書きましたが、朝日は今だに公式に過ちを認めていません。
戦争中は軍部の御用聞きのような記事を配信し国民を煽り、太平洋戦争(大東亜戦争)の片棒を担ぐような報道を続け、戦後は百八十度変節し左翼系新聞として国益を損なう報道を発信する!

小林氏のゴーマニズム宣言はその著書の多くが、日本の歴史認識や国家の根幹に関わる諸問題について、一般大衆がより正確で、より良い認識力と知識を持ち得ることができるようにと書かれていると思います。そんな本書は朝日や左翼系の思想・哲学にドップリ浸かり、自己の主観を優先させる(エセ)インテリ連中が、これまで展開してきた国家を卑しみ貶める歴史観や姿勢とは相容れないものであり、常に批判と中傷の的となっているようです。

僕自身は社会主義の思想や共産主義の思想が資本主義・自由主義思想に劣るものだとは特段考えていませんし、是々非々論すらナンセンスだと思っています。
しかし左翼連中は自己の論理的ロジックの不備や情報・知識の間違いを指摘すると必ずといっていいほど、よくわからない論理展開や時には詭弁や屁理屈を弄します。
小林氏もゴーマニズム宣言で、そのような難儀な連中に辟易しているようですが………。

…話しが脱線し過ぎましたが、とにもかくにも‘小林よしのり’氏(通称:よしりん)「ゴーマニズム宣言(新・旧)」は、認める・認めないは別として一読の価値あり!!、と言える秀作本だと思います。

……忘れてましたが小林よしのり氏はAKB48グループの大ファンでもあり、ゴーマニズム宣言シリーズの中の一冊として‘AKB48論’の著作があります!。AKB48グループファンの僕としては当然、熟読し感動した名著です!!(…これは完全に主観!)。
もし興味と関心のある方はこちらの一冊もどーぞ\(◎o◎)/!