~学校給食に「診る」~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 今日はネットの記事にちょっとビックリ
大阪市の学校給食が「まずい!」といって難儀なことになっているとのこと……………

                     (今の小学校の給食↑)
まずは大阪市のホームページに記載されている学校給食の指針をそのままで転記しました(レイアウトは少しいじった)。


《中学校給食》
1).現状
大阪市の中学校では、昼食は家庭からの弁当持参を基本としていますが、弁当を持参しない場合にご利用いただけるよう、昼食提供事業(弁当販売)を市内全中学校で実施しています。
2).導入するねらい
学校給食を導入することで、成長期の中学生に、栄養バランスに配慮した食事を提供することができ、望ましい食生活と食習慣を身につけるよう食育を進めることができます。
3).導入を検討している方式
全員給食:全員が学校給食を食べる
家庭弁当との選択制による給食:学校給食か、家庭から持参する弁当のどちらかを選ぶ
4).中学校給食の概要
現在の昼食提供事業(弁当販売)との違い
給食は学校給食法に基づくもので、教育委員会が責任を持って成長期に必要な栄養量、栄養バランスに十分配慮した献立(全校共通)を作成し、昼食提供事業にない「牛乳」を提供することになります。また、安全面、衛生面についても給食配膳室を整備するなど、文部科学省の基準に基づき、より厳格な基準が適用されます。
弁当箱方式によるデリバリー方式で実施
民間の調理委託事業者が給食を弁当箱に詰めて学校へ配送し、昼食時に配膳します。
(1食あたりの給食費)
300円程度を予定しています。昼食提供事業が食材費と調理経費の負担に対し、給食は食材費のみを「給食費」として負担していただきます。
(アレルギーへの対応)
「7大アレルギー」の表示は行っていきますが、除去食での対応は困難と考えており、どういった対応が可能であるのかを教育委員会で検討します。
(今後の進め方)
中学校給食について、フォーラムやアンケート等により意見を集約し、秋までに区長が方向性(全員給食とするかどうか)を決定する予定です。
(導入時期)
中学校給食については、秋以降、配膳室が設置できた中学校から順次、選択制により開始する予定です。また、仮に、夏ごろに全員給食を実施することでの方向性が決定されれば、平成25年度から全員給食を実施する予定です。

僕の記憶では小学校は大阪市内全学区で学校給食だったと思います
そして中学校はお弁当(昼休みにパンは売りにきてたよーな気がする)

…現時点では大阪市内の全学区・全中学に給食が導入されている訳ではないようですが、導入されている中学校では給食に対する不満・不評が多数を占め、「冷たい!」・「美味しくない!」と食べ残す生徒がなんと7割もいるとのこと………


大阪市も含め、全国的に中学校での給食導入の働きが広がっている背景には1つに共働き家庭の強い要望があるらしいのですが………

今はまだ給食とお弁当持参という選択肢の中で学校給食導入は進められているようですが、いずれは全中学が給食制度となるかも知れません。

…それにしても現状は選択導入だとしても配膳された給食を7割近くの学生が食べ残すということは、本当にとんでもなくまずい給食なのか?それとも食わず嫌い我がまま・気ままの学生が増加しているのか…

           (こんな感じのパン↑)(クジラの竜田揚げは贅沢↑)
僕が小学校の頃の給食は、なんかよーわからんカチッカチッのパンとこれまたクズ野菜を集めたような野菜炒めや、メーカーも何も印字されていない透明な袋に入った謎の揚げ物、そして極めつけは沈殿している牛乳(水と牛乳成分が分離していて振らないと飲めない代物)!等々およそ味もヘッタくれもない給食でした。

でも、みんな食べれることに感謝するという姿勢でしたし、またそういった給食を通して質素倹約の精神や好き嫌いを無くしていくことができたように思います。

また共働きの家庭が給食を強く要望していると言っていますが、うちの家だって子供の頃は貧乏してて、母は内職をしながら祖父母の面倒や家族(伯父さん・伯母さんも同居してたので全部で8人)の炊事・掃除・洗濯をこなし、中学校に上がってからの僕の弁当を毎日キッチリ作ってました。

僕には共働きが理由でお弁当の用意が出来ないという感覚が理解できません。…本当に母子家庭や父子家庭で大変な家の子は気の毒だと思いますが、それ以外は結局自分達のことが中心に据えられた考えのもとに学校給食を強要しているとしか思えないのです。

高度経済成長、経済大国・日本、Japan as number one、バブル経済と日本は豊かな20世紀後半を過ごす中で飽食を当たり前だと考えるようになってしまったのではないでしょうか?

バブル経済崩壊以後、経済成長は低迷期が続きリーマン・ショクなどもあり、現在もなお日本の経済は低成長に留まっています。そんな実情の中でも、景気がいい時に身に付いた生活水準をなかなか下げられない方々もいるのではないでしょうか。

結局のところ、身の丈にあった生活に戻すことが出来ないでいることにも、こんな給食1つで不満や不平を言う我が儘な社会を作りだしているんではないでしょうか?

…何も質素に生きること、倹約を旨とすることが立派であるとか言っている訳ではありませんが、若いうちからちょっとしたことで、グチャグチャ文句を言う人間を垂れ流し状態にしていけば、やがて不満や不平が当たり前の統制のとれない社会へと変貌していくように思います(そうなればもはや社会とは呼べなくなるでしょうが………)。

‘学校給食‘……なぜこんなことが社会の重要案件になるのか僕には理解できません。