僕が子供の頃はテレビが各家庭へ急速に波及した時代で、テレビを通じて強烈に映像洗礼をうけた世代でもありました。
またテレビ番組そのものも、黎明期が終わり新たに発展期を向かえ始めた頃で、それまでかなりの割合を占めていた海外番組に変わり国内のキー局制作の国産ドラマやバラエティー、アニメ番組等が本数を増やしていく過程にありました。
そんな新たなメデイアとしてのテレビに僕ら世代がハマっていくのは当たり前と言えば当たり前だったのです。
ただでさえ好奇心旺盛な子供の心がテレビという最先端技術に心魅かれないはずはないのです！…そして僕たちの多くは国産アニメの呪縛に取り込まれた訳なのです。
…と言うことで今回は僕が子供の頃に食い入るようにして見ていたアニメーション番組の何本かを紹介したいと思います。
（同世代にはとても懐かしいでしょうし、若い世代はケラケラ笑うかも知れませんが、それなりに楽しめるのではないかと思います）
《エイトマン・１９６３～６４年放送》
《サイボーグ００９・１９６４～６５年放送》
《レインボー戦隊ロビン・１９６６～６７年放送》
《宇宙少年ソラン・１９６５～６７年放送》
《ビックＸ・１９６４～６５年放送》
《Ｗ３：ワンダースリー・１９６５～６６年放送》
今聞いても。今見ても新鮮に感じるのは………たぶん現在までに作られてきた多くのアニメのドラマ・映像の原点はすでに、テレビアニメの制作初期において試されていたからではないかと思うのです。
手を変え品を変え制作されてきたアニメ……いやドラマやバラエティーの基本コンセプトはテレビの黎明期から発展期にすでに形とされていたのかも知れません。
そういった意味では僕たち世代は、とても新鮮な物語や表現をアニメなどから得ていたことになります。
…とにもかくにも僕のアイデアや表現の源泉はらへんにあるのではないかと思う今日この頃でした。