、やはり原作者の西尾維新氏は只者ではありませんでした……そんな西尾維新氏の《物語シリーズ》既刊本を今回は紹介したいと思います。
本編の主人公：阿良々木暦は、ある日空から降ってきた女の子：戦場ヶ原ひたぎを受け止める。ところが彼女にはおよそ体重と呼ばれるものが感じられなかった！……そして奇妙奇天烈な‘物語‘は始まる。
阿良々木暦が通う高校の同級生でクラス委員長の羽川翼は眉目秀麗・成績優秀の完全無欠の女の子！、そんな彼女がある日を境に怪異に取り憑かれ……彼女が取り憑かれた怪異とは！？。
高校生：阿良々木暦は、ある日美麗な金髪の吸血鬼と出会う……そして………化物語の序章がここに始まるのだった。
阿良々木暦には二人の妹がいるのだが、その一人：阿良々木火憐が対峙した相手は‘化物‘ならぬ‘偽物‘！、さて物語の顛末はいかに…
阿良々木暦のもう一人の妹、阿良々木月火は怪異の頂点である吸血鬼をも凌駕する聖域の怪異だった！？……そして妹を守るため兄：暦の戦いが始まるのだった。
完全無欠の委員長：羽川翼はゴールデンウィークの初日に怪描に取り憑かれ人とも獣ともつかぬ姿に！、対峙する暦は彼女を救えるのか？……ここに暦と翼の悪夢のゴールデンウィークは幕を開ける。
完全無欠の委員長：羽川翼は二学期のはじめ、一頭の白い虎の怪異に遭遇する。やがて彼女はその虎の正体を知り……彼女の思いが具現化した白い虎・もう一人の羽川翼との結末はいかに？、ここに‘物語シリーズ‘は新章を迎える！！。
彷徨う迷子の小学生：八九寺真宵の運命を変えるべく阿良々木暦は過去の世界に挑む！…今はもう運命共同体となった暦と吸血鬼：キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード（改め忍野忍）は‘運命改変‘に立ち向かうが……果たして‘運命‘は二人に微笑むのか？、物語シリーズ最強コンビと八九寺真宵の結末はいかに！？
阿良々木暦の後輩：神原駿河は校内で‘悪魔様‘の噂を耳にする。
願いを必ず叶えて下さる‘悪魔様‘とは……そして、以前彼女を苦しめた怪異が再び彼女を奇異な事象へと誘う！！。
阿良々木暦に思いを寄せる妹の友人：千石撫子の前にある日突然、真白な‘使者‘が現れる！……果たして‘使者‘の正体とは？。物語は最終章へと歩みを進めるのだった。
かつてキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと言う名の吸血鬼が存在し、そして彼女は阿良々木暦と出会い忍野忍となる。……過去から現在へと、彼女と彼女の力に吸い寄せられて集まった怪異が‘怪異を超越した存在‘に呑み込まれていく！、果たして忍や暦たちの運命やいかに！？。
片思いの少女：千石撫子は、その思い故に荒神となり阿良々木暦を落命させようとする。暦の彼女：戦場ヶ原ひたぎは荒神：千石撫子と取引きし延命を約束させるのだが、しかし残された命は４ヵ月……果たして彼女は暦を救えるのか？そして彼女が選んだ方法とは……
阿良々木暦の影の中には吸血鬼：忍野忍が住んでいる。そんな暦の体に変化が！、これまで吸血鬼の眷属だった彼自身が吸血鬼そのものに生まれ変わろうとしているのだった。果たして彼は人間として踏み留まることができるのか？……‘物語‘はいよいよクライマックスへと突き進む。
阿良々木暦が高校３年で過ごした一年間を十二か月・十二のエピソードで語っている。本作はこれまでの暦に触れてはいるものの、決して総集本ではなく、新たなエピソードを十二ヵ月で綴っている。
後輩の神原駿河から転校生の忍野扇を紹介された阿良々木暦は扇と共に校舎内・視聴覚室に閉じ込められてしまう。それは明らかに怪異と呼ぶべき現象だった！、二人は怪異から逃れることができるのか！？……終わりのない終わりが始まる。
吸血鬼の眷属、吸血鬼もどきの阿良々木暦は半年ぶりに人間に戻っていた。それは、とある事件で彼の影に住まう吸血鬼：忍野忍の失踪と関係していたのだった。…やがて暦は怪異の専門家：臥煙伊豆湖や再会した忍、神原駿河たちと共に忍の最初の眷属であり初代怪異殺しと相見える……そして忍に対し復縁を迫る鎧武者！、４００年前の初代眷属・怪異殺しに暦たちはどう対するのか！？………
臥煙伊豆湖に殺され八大地獄・阿鼻地獄に送られた阿良々木暦だったが彼はそこで八九寺真宵に再開する。そしてそこで暦は臥煙伊豆湖が自分を殺し八大地獄に送ったことは計画の一つだったこと、また妖刀‘夢渡‘の力で生き返ることも知る！、果たして地獄に在る暦や真宵、現世にいる臥煙伊豆湖、忍、駿河たちの行く末はどうなるのか！？……いよいよ終物語は完結を向える。
高校を卒業した阿良々木暦はある朝、洗面中に鏡の向こう側の世界に入り込んでしまう。そこは左右が逆、文字が反転、そして自分以外の全てが少しづつ違った世界だった。……元の世界へ戻るため奔走する暦の運命やいかに！、‘物語シリーズ‘の後日談が語られるファンにはたまらない西尾ワールド全開の一冊である。
…後、《物語》シリーズとは違いますが、もう１冊・西尾維新氏の作品を紹介しておきたいと思います（注：まだ読んでません……
）。
掟上今日子（おきてがみ きょうこ）は全てを一日で忘れてしまうという悲しい性を持つ女性、そんな彼女は探偵！なぜって？、それは彼女が一日で事件を解決してしまうから……そして、そんな彼女は忘却探偵と呼ばれているのです。
（何か面白そーなので、絶対に買って読みたい一冊です
）。…と、あまりにも長いブログになったので、これ以上は書かんときます
（とにかく原作本・アニメ作品共々面白くて、やみつきになる作品です）