~東北大震災・3年半経った今もなお……!?~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 今朝も北海道に大雨特別警報が出てました!相も変わらず各地は水浸しの日々が続き土砂災害が心配です。(広島の土砂災害、また各地でで亡くなられた方々へ……心よりご冥福をお祈り申し上げます。)

…ところで、今日は久しぶりにニュースを見て「ええーーっ!」と思ってしまいました。それはあの東北大震災からおよそ3年半経った被災地の状況についてです。時間の経過は様々な事象・事柄に対する記憶を希薄にしてしまいます。東北大震災も例外ではなく、直接的被害者を除く大多数の国民の意識・記憶から震災という出来事が薄らいできていることは確かでしょう(多分に漏れず僕もその一人ですが……)。

復興庁の最新の調査では死者:1万5889人行方不明者:2601人被災避難者:24万5622人。特に岩手・宮城・福島の3県の仮設住宅避難者19万人にも及んでいます。
また
県外避難者5万5636人、そのうち東京電力・福島第一原子力発電所事故の影響による県外避難者だけで4万7149人、これは県外避難者84%(実に八割強!)にも上り、いかに原発事故が深刻なものであるかを再認識させられる思いです。

それにしても3年半経った今もなお、仮設住宅に暮す避難者の方々が19万人もいるなんて驚きです!…さらに加えて震災後に精神的・肉体的ダメージなどで亡くなられた方々の数も3800人に上っていることが分かり、死者・行方不明者の総数は2万人を越えています。
…仮設住宅等での孤独死は阪神淡路大震災でも問題視されていましたが、東北大震災後被災避難者の方々の中にも仮設住宅等孤独死された方々は決して少なくなかったのでは?、と思いました。

ニュースの中で
被災避難者達は進まぬ震災復興に対しすっかり疲れ果てた姿でインタビューに答えておられました。そこには変わらぬ仮設住宅暮らしへの諦めにも似た思いと、口には出しませんでしたが明らかな行政、自治体への失望がレンズ越しに映っていたように僕には感じられました。
また仮設住宅に暮す全ての方々の移り住む環境が整うのには、まだまだ時間がかかるらしく、しかも土地の整備・建設工事は遅々として進まず現在の進捗状況からは8年後が目途であると言うことでした。
単純に考えても仮設住宅者が少なからず普通の生活に戻れるまでの時間は大震災から数えて11年後(2022年!)……幾らなんでも復興遅延にも程があるってもんですよねー


確かに民主党政権による‘ふざけたロス・タイム‘を差し引いたとしても、現行の行政・各自治体の動きが鈍い言い訳にはならないでしょう(一生懸命やってる方々には申し訳ない一文ですが……)。

東京電力原発処理も相変わらずその場凌ぎを繰り返していますし、原発汚染区域解除に際してもその後が不透明な状況で進行されているようです。

現政権が第1に取り組んでいる経済再生や安全保障・防衛体制の整備が大変な事案であることは、一市民としてよく理解はしているつもりですが、それでも同胞が自己責任の所産でもない自然災害による不遇な生活環境に苦しんでいることは
国家が何にもまして迅速に解決するべき案件であると考えます。

震災から3年半の被災地は今も一進一退の震災復興の中に在るようです。