~《よさこい祭り》と少女達の青春を描いたアニメ~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 「…う~ん、こんなにも話題になっているとは!?」

よさこい祭り
をテーマに夏から放送中のアニメ・ハナヤマタが結構な話題になっているようです。原作は浜弓場 双(はまゆみば そう)さん、月刊雑誌【まんがタイムきららフォワード】に連載中の漫画をアニメ化した作品です。

物語の概要は…と言うと……
主人公
関谷なるは容姿も成績もごくごく普通の女子中学生、おまけに小さい頃のトラウマが人前を苦手な女の子へと成長させていました。
…そんな彼女がある日、学校帰りに通る神社で1人踊りを舞う少女と出会います。彼女の名前はハナ・N・フォンテーンスタンド、アメリカからの留学生でなるの通う中学校にやって来ます。神社で見たハナの美しい踊りに憧れを抱いていたなるは、この踊りがよさこいと言うことをハナから教えられます。そしてなるは……、ハナの強引な誘いと彼女のよさこいに賭ける情熱に絆され一緒によさこい踊りを始めるのです。
しかしハナには大きな目標が2つありました。1つはメンバーを集めてよさこい部を作ること、さらに2つ目は‘花彩よさこい祭り‘というよさこい踊りの大イベントで自分達の踊りを披露すること………こうしてハナなるよさこい踊りの練習に励む傍ら、よさこい部として活動するためのメンバーを探します。
すると幼馴染で
なるが姉のように慕う先輩西御門多美なるの思いに答えるように参加、そこに小学校以来の大親友笹目ヤヤも合流し、まがいなりにもよさこい部の形が整います。またクラブ顧問として生徒会長の常盤真智姉で、この中学校に勤める教師・常盤沙里が顧問となり、さらに最後には真智も部員となって名実共によさこい部は活動を開始するのです。
目指すはハナが示した2つ目の目標‘花彩よさこい祭り‘で自分達のよさこい踊り、オリジナルなよさこいを披露すること!……果たして彼女らは夢を実現できるのでしょうか?
(この続きは現在放送中のテレビアニメ:ヤマハナタで……………

ところでよさこい踊り(祭り)とは……
1954年、徳島の阿波踊りに対抗する形で高知商工会議所の有志が第1回よさこい祭りを開催しました。(ただしこのイベントに先立つこと4年前の1950年に南国高知産業大博覧会でよさこい踊りは披露されています)。
よさこい踊りは鳴子(作物を狙う鳥などを追い払う農機具)を両手に持ち、日本舞踊の振り付けを基調にした盆踊りスタイルが原点です。
また
よさこい踊りのために作られた「よさこい鳴子踊り」の楽曲制作者・武政英策(たけまさえいさく)は自身が制作した楽曲に自由なアレンジを許したことで、「正調」として出発したリズムが今日ではサンバ・ロック・ヒップホップ・演歌・フラメンコなど多様なリズムと振り付けを生み出し、内外から多くのチーム・グループが参加するきっかけとなりました。
(…加えて1992年に北海道札幌市で開催された
YOSAKOI・ソーラン祭りは反響を呼び、これがきっかけとなり「よさこい祭り」は全国各地で行われるようになりました)。

多感な時期でもある中学生時代!、多くの思いや悩みが錯綜する時期に女子中学生たちが集いそして1つの目標に向かって一生懸命を形にしていく………。
このアニメは5人の少女、
関谷なるハナ・N・フォンテーンスタンド西御門多美笹目ヤヤ常盤真智のそれぞれが抱える様々な問題を丹念に描き、そんな問題を乗り越えていく姿をよさこいと上手くリンクさせて描いています。
加えて監督:いしづかあつこさんを始め、シリーズ構成・脚本:吉田玲子さん、キャラクターデザイン:渡辺敦子さんといった女性陣が中心となり制作されていることもあり、少女たちの内面的・外面的表現が無理なく自然に描かれているところも見事です。

声優陣も
ハナ役:田中美海、なる役:上田麗奈、多美役:大坪由佳、ヤヤ役:奥野香耶、真智役:沼倉愛美といった歌も踊りもできる布陣
(現にハナヤマタの主題歌およびPVはこのアニメのために彼女らで組んだユニット・チーム:ハナヤマタが担当してますしね
)。

…と言うことでやっと最初の一声「こんなにも話題になっているとは!?」に辿り着きました。
僕は全然知らなかったのですがこの夏、江ノ島電鉄ハナヤマタがコラボしたハナヤマタ仕様の車両が走っていたりとかハナヤマタ旅行キャンペーン(スタンプラリー)が組まれていたりとか……(いつの間に
)。

他にも世界の自動車メーカー・FIAT社がハナヤマタ仕様にデザインされた5種類(5人をイメージにした)のハナヤマタ500(FIAT500のハナヤマタバージョンを期間限定で発売していたとか……(いつの間に)。
さらにカラオケのアドアーズハナヤマタとコラボキャンペーンを展開……(もう知らん


……アニメが様々なところで、様々な企業によってタイアップやコラボレーションされている昨今、和製サブカルチャーは今や日本を支える大切な産業として認知されているようです