(仕事の都合とは言え、他の方々のブログも覗けなくて本当に申し訳ありませんでした!!!)。
…ってな訳で、教員時代の笑えるよーで、笑えないお話しを不定期ですがお届けしたいと思います。
【時として人は言ったことと真逆の行動を見せる】
…大阪市内の某男子高校に勤務していた僕は、不思議と体育会系の先輩・後輩の諸先生方と飲みに行くことがよくありました。
しかもこの高校、なぜか英語の先生にやたらと武闘派(?)的な教員が豊富で、文字通り学生も体で英語教えられてたよーな気が………
…そんなある日のこと、僕は武闘派英語教師のM君とK君の3人で居酒屋で一杯飲み、その後帰宅時の最寄駅での出来事。
当時、この駅のホームではある宗教団体と思われる人たち(2~3人)が勧誘とおぼしき活動を常時行っていました。
もう、あまりよくは覚えていないのですが主にホームのベンチで電車を待つ人たちに向かい手をかざす行為と共に何かを唱えているのです
そして最後にそのお客さんと共に合掌ぉー!
中にはその後、その宗教勧誘の信者さん(?)とおぼしき方に連れられ何処かへ消えていく方もおられたように思います。
この時僕とM君は同じホームで、そしてK君は反対側のホームで電車を待っていました。僕はM君と歓談しながら電車の到着を待っていたのですが、K君は一人だったこともあり早々にホームのベンチに腰掛けほろ酔い加減に浸っているようでした。
そんな彼を僕たちは反対側のホームからチラリチラリと見ていたのですが、そこに例の勧誘者の1人とおぼしきお姉さんが近づき、静かに手をかざしている姿を早々に見つけるのです!
「K君が、勧誘をうけてる風だなぁ~」と僕がM君に言うと、M君は「大丈夫ですよ、彼は日頃からああいった類のモノを全否定してますから」
…まぁ、肯定するも否定するもK君の自由だし、僕が何やかんや詮索することでもないかぁ~と続きを見ていたのですが、何としばらくすると手をかざすお姉さんに向かって神妙な面持ちで合掌し始めたのです!
あれれ?「M君……K君はああいった類のものは全否定してたんじゃ??」。
思わぬK君の行動にM君も目が点に…………。
そんな光景を目の当たりにしていた僕らの視界を遮るように電車がホームに滑り込んできたのです。
「大丈夫かなぁ、K君?」と僕が言うと、M君は「大丈夫でしょう!彼は全否定派ですから」。
僕らはそのまま、K君のその後を見届けることなく、満員の電車に乗り込みその日は帰宅したのでした。
次の日、気になった僕は出勤してすぐに職員室のK君に昨日のことを聞きに行ったのですが、そこにはいつもよりスッキリ・爽やかな表情のK君の顔がありました。