~絵画の世界の美人さんたち~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 僕が専門として学んだのは絵画(主に油彩画)なんですが、正直、実社会では何の役にも立ってないなぁ~と感じることが多いです……(>_<)。。。
芸大を一緒に卒業した連中で油絵画だけで飯食えてる奴はほとんどいないし、今になって選択間違ったぁ~なんて思うこともあったりなかったり………


…てな訳で(どんな訳だぁ~
)、情けない話しはこれくらいにして………
今日のブログではそんな美術の世界、絵画に見る美人さんを何人か紹介したいと思います。もちろん毎度のごとく僕個人の主観によるセレクトなので、「えぇー!」とか「はぁ~?」といった意見は聞かんぞー!聞きたくねぇーぞ!!(嘘)、と言うことでどーぞ……………。

その①-ドミニク・アングル作 「ドーソンヴェル伯爵夫人」

その②-ラファエロ・サンティ作 「小椅子の聖母」

その③-ジャック・ルイ・ダヴィッド作 「レカミエ夫人」

その④-サンドロ・ボッティチェッリ作 「ヴィーナス誕生(一部分)」

その⑤-アルフォンス・ミュシャ作 「ミューズ」

その⑥-エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン作 「自画像」

…ということで6作品ほど紹介させて頂きました(みんな美人さんだー)
実はもっと紹介したかったんですが、あんまし画像を貼っ付けると、ブログが「スゲぇ~~っ」長くなってしまい、見て下さる方々が辟易されるんじゃないかと思いここら辺で止めました…………アハハ


歴史的に見れば絵画は多くの場合、特権階級や裕福な商人たちのものでした。そして彼ら(彼女ら)は多くの画家達のパトロンでもあったのです。そしてこれら肖像画は富や権力を持つもののステイタスでもあった訳です。
しかし、もちろんそれだけではありませんでした、こういった肖像画には当時のお見合い写真や家族写真の役割があったのです。

…しかし絵画を取り巻く環境や意味が19世紀には徐々に壊れていきます。市民革命や王政・貴族階級の崩壊に伴い絵画はパトロンを失っていくのです。そしてさらに
ナダールなどに代表される写真の登場が写実的絵画には大きなダメージを与えます。

写真は対象物を正確に写し取ります。そのことは多くの写実絵画を無用の長物に貶めていきました。
…そのような写真が特権階級や富裕層も含め広く一般社会に浸透していくのにそれほど時間はかからなかったでしょう。
20世紀がピカソなどに代表されるように、抽象絵画の台頭著しかった要因の1つには写実絵画の衰退があったのです。

……結局、エラく長いブログになってしまいましたが、人類の社会発展や技術発達は一方では素晴らしい文化の断絶を招いていることは確かです。今日にあっても伝統文化の継承が日に日に極小化していることは事実であり、とても残念なことと言えるでしょう。

絵画の世界の美人さんたちを見るにつけ、人類社会の発展・発達がとても大切なものを削り取っていることも肝に命じておきたいものです。