~この本のおかげだったなぁ~ | 自炊・電子書籍化応援ブログ

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 今回はいつもの書籍紹介シリーズとは違った趣向で一冊の本を紹介したいと思います。

…その一冊とは、大衆文学の大家(…ですよねぇ )・故:吉川英治先生の名作【宮本武蔵】でございます
 
(故:吉川英治先生⇈)
吉川先生宮本武蔵と出会ったのは高校一年生の頃でしょうか…?
当時、テレビ(民放)で
市川海老蔵(後の故:市川団十郎)さん主演の宮本武蔵が放送されていました。
僕は中学からヤサグレていて目も当てられない酷い成績でした。その為定員割れでかろうじて入れた工業高校に通っていたのです。しかしそこでも全く勉強しなかったので、高一にして担任から「このままだと就職も何も面倒見れん!」、と引導に近い一言を言い渡されていました。
 
(故:市川団十郎の武蔵⇈)
そんな時、ふと見たテレビ番組、宮本武蔵に心奪われたのです。
それは、それは、見事なカメラワークと映像美、そして何と言っても武蔵の生き様に惚れぼれとしてしまいました。
……たぶん…、それまで文学と呼べる書籍を購入したことのなかった僕が初めて自発的に手にした本が、吉川英治
著・宮本武蔵(全八巻+随筆・宮本武蔵)だったのです。

宮本武蔵
といえば剣豪 …吉岡一門・佐々木小次郎をはじめとする多くの剣術者(槍術・棒術・鎌などの使い手もいたなぁ~)に勝利し生涯無敗、加えて五輪の書なる兵法書や見事な書画をも残した文化人でもありました。
…そんな落ちこぼれだった当時の僕が最も共感を覚えたエピソードが関ヶ原の敗残兵として生地に帰参した武蔵が自身の進むべき道を見失い無軌道な行動を取っていた前後の時期なのです。

暴れ者・獣化した武蔵
を名僧:沢庵和尚が捕え、知己である姫路城主:池田輝政に引き渡します。輝政沢庵和尚武蔵を書籍が積まれた姫路城・天守の一角にある部屋に幽閉してしまうのです。
……そして3年の歳月が流れ、幽閉が解かれた時、武蔵
は礼節と知識を身につけ生まれ変わっていました。
そう、彼は書庫とも言える幽閉部屋でうず高く積まれた書籍に目を通す内、知識の大切さ、その知識が持って生まれた性格を補う人格をも育てることを学んだのです。 
 
(これ、これ!この表紙⇈)
このエピソードがどこまで史実であったのかは別として、僕はこの逸話に自分を重ねていたのだと思います。
その後、心を入れ替え学習することで大学にも進学できました。

あの時、宮本武蔵
のテレビに夢中になっていなければ………
あの時、故:吉川英治先生
の原作本を手に取っていなければ………

【小説:宮本武蔵】、それはまさに僕の人生観をより最良の方向に導いてくれた一冊なのです。
(皆さんにも、そういった書籍との出会いがあるのではないでしょうか)

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