本日(19日)、最も驚いたのはこの事件だった。
(毎日、トンデモない事件やニュースがあふれているが…。)

 


1月15、16日の『大学入学共通テスト』で、電子的カンニングを行ったとして『自首?』したという、あの女子大生。

 


当初、一人でやっていたという話だったのが、『共犯者が通信の仲介をしていた』と段々、その『悪質さ』が漏れ伝わってきたあの事件。


今度は、何と、『昨年の共通テスト』でも同じことをやっていたというのである。
しかも、会場外で協力していた『システムエンジニア』氏が、昨年もコラボ?していたという話も出ている。


このニュース、本日の昼間に、いろんなメディアの報道で拡散していたので、一体、どうなっているのかと思っていたら、朝、NHKのニュースで流したのが最初(つまりは、NHKのスクープ?)ということらしい。
(NHKも不思議なメディアではある。自社の『闇』に切り込むことは当然?にも、ほとんどないが、『他者』に対しては、それなりに『切り込む』こともある。)


この事件、私がこれまで何度となく取り上げてきた(その動機は、<自分の孫娘たちがやがて『共通テスト』の受験生になる>という事情と、自分が<昔、『受験競争』や『受験産業』で経験した矛盾>の二つがあった)。


そこで、<『犯行者が女子大生とか未成年である』といった温情論でこの犯罪を軽視することは危険である>こと、そして、<『同様の電子的カンニングは既に広範に行われている危険性がある』また社会システムに対する犯罪である>ことなどを強調し、『厳罰』といわないでも『きちんと処罰すべし』と主張してきた。

 

 


ところが、今回の報道により、この『女子大生』(いちいち『女子大生』という表現を使用して、そのことによって『軽い犯罪』であるかのようなイメージをまき散らすのは、一種の『ジェンダー不平等』である)は、昨年も同じことをやった『確信犯』というか『病的な犯行者』であることが明らかになりつつある。


そして、今回の報道では、彼女は『女子アナ?』になりたいので、その方面で実績のある東京の有名私立大学に入学する必要があったなどと話しているという。

こうした情報と、『共通テストを重視しているらしい』ということを合わせ考慮すると、大体、どの大学への入学を彼女が狙っていたかは、(業界関係者にとって)かなり絞られてくるのではなかろうか?

この『女子大生』はほとんど『病気』である。
そもそも、1年間、何を勉強していたのだろうか…?


彼女には、『犯罪のタネ』を生み出す能力はあっても、まともに『勉強する』という能力も気力もないようだ。
(どうしても苦手な、1~2の科目だけ、こうした手段を使うということは考えられなくもない。しかし、何科目も『カンニングで何とかなる』と考えること自体、『物事の考え方』が破綻している、『精神的な病』か何かの状態に陥っているという感じを受ける。)


仮にこのような人が、『希望の大学』に入って、最終的に(そこでもカンニングなどの『抜け道』をさぐって?)『女子アナ』になったとする。

その後、一体、どういう人生を彼女は目指すのだろうか?
(これは単なる想像であるが…)『倫理観の欠如した若手政治家の妻』になる。あるいは自分自身が、『女子アナ』として有名になって、『政治家』とか『実業家』になる。
    
そのような『キラキラした人生』を夢描いていたのかもしれない。
しかし(人生の出発点で)『ルール違反』『犯罪』を躊躇しないような人間が、その延長線上に得られるのは、『腐敗した政治家の妻』という道、あるいは自身が『腐敗した女性政治家・実業家になる』という道くらいがせいぜいではなかろうか?

実際、それっぽい人たちは、現に世の中にゴロゴロ存在している。
(元法務大臣、あるいはその妻である国会議員も、どこか似たような匂いを放っている。)


結局、『こういうことをしてはダメなのだ』ということをきつく伝えるため(同時に『犯罪者予備軍』に警告を発するため)には、『温情的措置』というのは、決してやってはならないことなのだ。

それに、既に『共通テスト』がほぼ終了した現時点になって、ようやくこのような情報が解禁になるというのも不思議な話である。
(警察も、『大学入試センター』の関係者も、こうした事実をもっと早い段階で把握できていたのではなかろうか?)

『社会的動揺』を広げたくなかったので、あえて『情報解禁』のタイミングを遅くしたということも、十分考えられる。


ともかく、こうした『事実?』が明らかになると、『彼女以外に同様の犯行をやっていた人間は、もっとたくさんいるのではなかろうか』という疑問がわく。

 

あるいは、(日本でこんな『微罪』にしかならないのであれば)今後、もっと派手に組織的に行って、『儲けのタネ』にしようという内外の『組織犯罪者集団』が出てくるかもしれない。

どちらにせよ、(仮に現在の法律で厳罰に処することが出来ないのであれば)『必要な法改正』を行うなどして、このような『システム犯罪』『サイバー犯罪』に対する防御態勢を構築していくのでなければ、『共通テスト』というものは、『シロアリの巣』と化してしまうであろう。

 

ただでさえ、『共通テスト』とか、最近の『学習指導要領の改訂』には、技術的に『英語』等の内容を著しく難しく、あるいは煩雑なものにして、『民間業者の儲けの場を拡大している』とか『小学校、中学校から脱落者となる生徒を多数生み出している』などの問題が累積している。

これに加えて、『ダダ洩れ試験』での『組織的カンニングや不正行為』を野放しにしているという『不評』をさらに上乗せすることになれば、いよいよ日本の教育は、『沈没』してしまうことになるだろう。