新政と仙禽の挑戦について 一、 | 日本酒と私

日本酒と私

ブログ復活させます。
2016年3月のブログまでは「ジャパニーズサケラボ」として
好き勝手に書いておりました。
「酒と料理 戸塚駅横研究所」を経営しております。
2020年 SAKE DIPLOMA 取得。

前回からのつづきである。

 

昨年9月に催された、たつみ清酒堂の10周年パーティで

主賓の新政・佐藤祐輔氏はスピーチの中で日本酒業界を

 

「斜陽産業」

 

とやや自虐的に表現していたが、

これは紛れもない事実で、年々日本酒の海外への輸出は増えて

いるものの国内消費は落ち込んでいる。

 

少子高齢化が大きな要因だと思うが、

私の個人的見解を少し述べれば、

戦後、GHQ主導の下で日本人の精神・習慣が骨抜きにされてきた

背景の中、「日本文化の象徴」である日本酒も飲まれなくなってきた

のではないか。

 

ビール、ハイボール、ワイン、サワー、はたまたノンアル!

てなもんである。

 

日本酒ファンは存在するが、30代以上がほとんどで

そのファンも50代も半ばになればお酒自体に弱くなり

飲まなくなる。

しかも年を取れば「日本酒は重い」なんて人も多い。

 

したがって

今の若者が興味を持って飲まなければ

衰退するのは必然なのだ。

 

 

 

私は商売を始めて、日本酒を売ろうと決めてから

「どうしたら日本酒をもっと多くの方に飲んでもらえるか?」

をずーっと考えてきた人間である。

(お店のネーミングから実はそうなのだ。)

 

和食に合うのは日本酒である!

お祝い事には日本酒!

美肌成分が豊富!笑

日本文化の象徴!

世界一の醸造技術!

 

でもこれだけでは、

特に若い人達にはほとんど響かない。

 

 

「日本酒を飲むのはカッコいい!(若しくはオシャレ)」

 

 

・・・これだ。これしかない。

そう決めて、これをベースに店造りの全てを行ってきた。

 

 

だからさ、私が若い頃に

窪塚洋介さんのCMに影響されて「立山(富山)」を飲んだようにね?

えーっと、北川景子さんって日本酒好きだっていうよね?福山雅治だってそうらしい。ならばそういうカッコいい芸能人とかを

アイコンにしてもっとイメージをさ、植えt

 

興奮してきたのでやめる。

 

 

 

だから、

新政の佐藤氏が様々な角度からブランディングをして

新しい日本酒のイメージを創ってきてくれたのは

嬉しかったのである。

ラベルやボトルデザインからさ、「カッコよさ」を追求してるでしょ?

 

ここ最近の仙禽の、ユナイテッドアローズとのコラボとかね?

その一環だよね。「いいね!」と思ってたよ。

 

 

 

 

さーて、

また長くなってきたので、次回につづく。