被曝国ウイグル | 誇りが育つ日本の歴史

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被曝国ウイグル

 

ロプノール

 

 

 

 

あなたは、世界で唯一の核兵器による被爆国は日本である、と思ってますか?

中共は、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)の楼蘭付近のロプノールで、1964年から1996年までの間に46回、総出力20メガトンの核実験を行いました。

そして、その周辺に住むウイグル人達が、中共が核実験を行っていた長い間にわたり、被曝してしまったのです。

核実験だけなら、米国、ソ連、フランス、北朝鮮などもやってます。

また、その規模も米国やソ連の方が、はるかに大きな核実験をしました。

しかし、問題なのは核実験を行った場所です。

米国は、陸地から離れた人が住んでいない太平洋上(ビキニ環礁、エニウェトック環礁)で行いました。

1954年、ビキニ環礁で行った水爆実験で「死の灰」が第五福竜丸に降り、その乗組員23名が被曝。

乗組員一人がその年に亡くなりました。

この事件以外は、一般住民の被曝は基本的にありませんでした。

旧ソ連では、北極海(ノバヤゼムリャ島)で核実験を行ってきました。

米ソ共に、核実験を実施する場合、その周辺地域を封鎖して、民間人が出入りするのを禁じました。

一方、中国はどのように核実験を行ったのでしょうか?

東トルキスタンのロプノールにある中国の核実験場は、現地住民のウイグル人に秘密で実行していました。

したがって、事前にウイグル人を安全な場所に避難させたり、立ち入り禁止にしたりという事は、一切しませんでした。

ウイグル協会会長は指摘しました。

「人の命の尊さを無視して、実験台のモルモットのように使っている」と。

1964 年10月16日、20キロトンの地表爆発型の核実験を、東トルキスタンのロプノールにて、中共は初めて行いました。

この頃、日本では、東京でオリンピックが開催されていて、国中がお祭り騒ぎ。

中共は、あえてこの時期に合わせて、核実験を行っていたのです。

1972年9月、日中国交回復に伴い、日本政府は、ODAや円借款と言う名目で、中共に莫大なお金を貢いでいきました。

1976 年11月17日、日本からの潤沢な資金により、中共は、4メガトンの過去最大の地表核爆発実験を行いました。

この核実験は、旧ソ連を上回る10倍の威力でした。

実験により大量に落下した「核の砂」と放射汚染は周辺住民計19万人の命を一瞬にして奪っていきました。

2008 年、札幌医科大学の高田教授が、カザフスタンのデータとNEDIPS、RAPSの計算システムにより分析しました。

その分析結果は、健康被害者は129万人にのぼり、そのうち、死産や奇形などの胎児への影響が3万5000人以上、白血病が3700人以上、甲状腺がんは1万3000人以上に達すると発表。

放射線汚染の影響を受けた面積は、実に東京都の136倍、中共の内部極秘資料によると、75万人の死者が出たとされています。

被曝した健康被害の数ではなく、死者の数が75万人です。

実験場から1000キロ離れたカザフスタン、キルギスタンでも、人体に影響のある放射線量であると言う。

内陸で、このようなメガトン級地表核実験を行ったのは、中国だけです。

1964 年から1996 年までの期間、延べ46回、総爆発出力22メガトン(広島原爆の約1370 発分)の核実験を、東トルキスタンにて、中共は行いました。

 

 同じ内陸のセミパラチンスク実験場と、東トルキスタンのロプノール実験場を比較します。

実験回数は、ロプノールの46回、セミパラチンスクが456回、と10倍。

しかし、爆発威力の総合計は、ロプノールが22Mt、セミパラチンスクが18Mt。

一回当たりでは、中国の方が10倍以上大きな核爆発を行なってました。

大気圏内(空中、地表)の核爆発威力の割合は、ロプノールが90%以上に対して、セミパラチンスクでは40%以下でした。

大気圏内(空中、地表)での核爆発威力の総合計は、セミパラチンスク(ソ連)が7Mtなのに対して、ロプノール(中国)は20Mtを超えています。

またセミパラチンスク(ソ連)では、メガトン級の地表核実験は実施されていません。

 

このような核実験についてのニュースを日本を代表するNHKは、どのように報道してきたのでしょうか?

ソ連邦のセミパラチンスクやフランス、米国などが行う核実験については、大きく報道してきましたが、中共や北朝鮮が行う核実験については、全く報道してきませんでした。

なぜでしょうか?

 それどころか、1988年からシルクロードのロマンを煽る観光番組を長期間にわたり放送。

東トルキスタンのロプノール周辺は、シルクロードの中継地点でした。

このNHKによる、大々的なシルクロード観光キャンペーンにより、たくさんの日本人観光客が、東トルキスタンのロプノール周辺の村に訪れました。

すぐ近くで、中共による核実験が、何度も行われている事も知らされずにです。

もしかしたら、シルクロード観光客の中で、被曝して健康被害にあわれた人もいるかもしれません。

この件について、高田純氏はNHKに質問状を送りました。

核実験による放射能被害の危険を知っていたのではないか?、と。

NHKの回答は次の通りでした。

”この番組の撮影を行なった場所が、核実験により放射能に汚染された地域であるという認識は、放送当時も現在も持っておりません”

しかし、この時の取材班は、楼蘭での撮影許可が中国からなかなかおりなかった。

近くに中国軍の軍事基地があり、そこで核実験が行われていると言われているので、外国人は入る事が許されていないからだ。

というように、NHK出版が発行したシルクロード関連本に、取材当時の経緯を記載してました。

NHK自ら核実験の危険性を知りながら、シルクロード観光番組の中では、一切触れていなかったのです。

これでは、中共の管理統制下にあるNHK、と見なされても言い訳出来ないでしょう。

また、各国の核実験場は安全地帯が設けられているので、熱線、爆風、初期放射線が直接被害をもたらすことはありません。

しかし、中国の核実験場には、そのような安全地帯は設けられていません。

なぜでしょうか?

中共は、”人の命の尊さを無視して、ウイグル人を実験台のモルモットのように使っている”、という理由もあるでしょうし、ウイグル民族殲滅を目的にしているのでしょう。

 

また、広島長崎の原爆ような空中爆発形は、放射性物質の量が少なく粒子が小さいため、その多くは成層圏まで上昇して希薄してしまうので、爆風の割には放射能による被害は少ないです。

 

一方、中共が行っていた地表爆発は、地表の土壌など粒子の大きなものを大量に巻上げ、風下地域に大量の放射性物質を降らせるために、放射能による被害が大きくなります。

1963年、部分的核実験禁止条約(大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約)を、米ソ英が締結。

 

この条約により、米ソは、洋上など大気圏内での核実験をやめて、地下での核実験に移行していきました。

 

しかし、中国は、この条約に批准することなく、危険である事を知りながら、大気圏内の核実験を、その後も続けていきました。

 

なぜでしょうか?

 

中共は、”人の命の尊さを無視して、ウイグル人を実験台のモルモットのように使っている”、という理由もあるでしょうし、ウイグル民族殲滅を目的にしているのでしょう。

 

その後、中共は、1982年から地下核実験に移行したといわれています。

しかし、1993年、クムルに住む羊飼いの老人が、診察をしたウイグル人医師のアニワル・トフティ氏に、次のように話しました。

“自分は神を見たことがある。

それは太陽の100倍もの明るさだった。

そして地面が大きく揺れて、凄まじい嵐になった”と。

その老人は、半身ケロイドになり、軍人に連れて行かれて検査をした。そして、中共は彼の百頭以上の羊を全て買い取りました。

老人は、それから2年後になくなりました。

老人が目撃した核実験は、地下核実験ではなく、あえて地下の浅いところで核爆発させて表土を吹き飛ばす、クレーター型爆発ではないかと考えられています。

なぜ、地下深くではなく、地表の浅い場所で地下核実験を行ったのでしょうか?

中共は、”人の命の尊さを無視して、ウイグル人を実験台のモルモットのように使っている”、という理由もあるでしょうし、ウイグル民族殲滅を目的にしているのでしょう。

1998年、ウイグル人医師のアニワル・トフティ氏は、極秘に東トルキスタンの村々を訪問し、被曝によると思われる人々の健康調査を行いました。

地元の医師や一般の人々は、村のすぐ近くで行われていた核実験の影響で、奇形児などが生まれてしまったと、感づいています。

しかし、その事を公に口にする事はできません。

特に外国人に対しては厳禁です。

なぜなら、常に中共の公安が監視しているので、見つかったら監獄行きで、厳しい拷問が待っているからです。

そのような危険な状況の中、アニワル氏は、公安から尾行されながらも、観光客を装って、隠しカメラを持って、被曝の調査をしました。

村には、リンパ腫や白血病の子供たちがたくさんいました。

放射能による被曝が原因で発症するガンの中で多いのは、リンパ腫や白血病。

これは、核実験場であるロプノールから西に向けて核生成物質が大量に降ったためと考えられます。

また、口唇が割けてしまう奇形児や、大脳が未発達の赤ちゃんが多数生まれました。

治療にくる子供の9割が、口腔が割ける奇形児である、と言う小児科医もいました。

他にも、足が奇形して自力で歩く事が出来ずに、寝たきりだったり座ったままの子供たちも、いました。

常に痛みがあり、死にたい、と母親に訴える子供もいました。

皆、先天性の病気であり、妊娠中の母親の被曝による被害と思われます。

1970年代からウイグル人のガンの発生率は急増し、1990年代以降では、中国全国のガンの発病率に比べ、ウイグル人は30%以上高い数値を示している。

中国政府は核実験の被害を公表せず、現地調査も許可しないため、40年以上に渡って被曝者たちは放置されてきています。

ウイグル人達は、まともな治療も受けることができず、どこにも避難する事ができません。

また、ウイグル人達は、放射能に汚染された土地で農作物をつくり、その農作物を食べ、汚染された水を飲み、汚染された空気を吸って生きていかなくてはならないのです。

 

 

参考図書

“中国の核実験” 高田純著