中共が台湾を侵略する日がまもなく始まるかもしれません。
2020年1月11日、日本の運命を決めるとても重要な選挙があります。
何でしょうか?
米国大統領選挙?
違います。
台湾での総統選挙です。
“外国”の台湾での選挙が、何故、日本の運命を決めてしまうほど重要なのでしょうか?
台湾での大きな政党は中国国民党と民進党。
その台湾の中国国民党の綱領には、中共との”平和協議に応じる”とあります。
この”平和協議”とは何なんでしょうか?
一見すると、”平和”と名前がついているので、響きはいいです。
しかし、本当に”平和”なのでしょうか?
今、元々独立国だったウイグルやチベットで、中共による侵略が進み、少数民族の浄化(大虐殺)が起きています。
そのきっかけは、ウイグルやチベットも、中共と”平和協議に応じた”ことから始まりました。
そして、中共は、独立国ウイグルもチベットも、中共の支配下とみなして、少数民族の浄化(大虐殺)を実行し始めたのです。
なぜ、少数民族の浄化政策を実施しているのでしょうか?
中共の党員は、漢民族です。
今の中国は、漢民族の中共に支配されており、中国人民の大多数も漢民族です。
その漢民族に対して、少数民族であるウイグル人やチベット人たちは、虐殺されて、民族を消し去ろうと弾圧を受けているのです。
そして、台湾の中国国民党が、中共との”平和協議に応じる”事を、党の綱領に掲げています。
もし、来年1月11日の総統選挙で、中国国民党の代表が勝ってしまったら、その後の台湾はどうなるのでしょうか?
前例に習って中共が実施するとすれば、台湾に中共軍(人民解放軍)が上陸して、中共に逆らう台湾人を虐殺していくでしょう。
そして、台湾の自治を完全に掌握して、中共の悲願である一つの中国が完成するでしょう。
では、日本にとってこの事はどんな意味を持つと思いますか?
“台湾”は地理的に日本と近いけど、チベットやウイグルで起きているのと同様、”外国”で起きた中共による侵略である。
よって、外国で起きた事にあまり関心をもたない日本にとって、台湾の事は直接何の関係も無い。
その程度の認識でしょうか?
現在の中共軍の潜水艦はそれ程脅威でないといいます。
何故なら、中国大陸と台湾島の西海岸の間の台湾海峡の海底は、50mほどで浅いため、潜水艦が潜行している場所の探知が容易にできるからです。
しかし、台湾島が中共軍に支配されたら、話は別。
台湾島の東海岸の海底は、水深が1000mもある非常に深い海底になっています。
その深い海底を、中共軍(人民解放軍)の潜水艦が潜行していくと、米軍でも探知する事が難しくなります。
そして、中共軍の潜水艦は、そのまま深い海底を潜行して、米国の西海岸まで行く事が可能になります。
もし、その潜水艦に核ミサイルを装備していたら、米国はどのように感じるでしょうか?
1962年8月、米国陣営とソ連陣営の冷戦時代。
ソ連と、カストロ大統領という独裁者がいた社会主義国キューバが軍事協定を結び、核ミサイル基地をキューバに建設し始めました。
10月14日、米国の偵察機がこのミサイル基地建設を発見。
10月16日、ワシントンで国家安全保障会議が招集。
10月24日、米国は、建設資材がソ連からキューバに運び込まれるのを阻止する為、キューバ周辺のカリブ海を海上封鎖。(キューバ危機)
これを受けて、ソ連は米国に抗議。
10月26日、米軍の警戒レベルが5段階のうちレベル2まで上がり、準戦時体制に。
この間、ケネディ米国大統領とフルシチョフソ連書記長との書簡でのやり取りをしてました。
(この事件後、米ソ間にホットラインが設置されました。)
10月28日、最終的にフルシチョフソ連首相が、米国がキューバを攻撃しないなら、キューバからミサイル基地を撤去する事に合意。
これで、核戦争の危険は回避されました。
国家安全保障会議に出席した者の多くが、キューバのミサイル基地を攻撃する事を強く主張しました。
しかし、ただ一人、ケネディ大統領だけが反対しました。
もし、この時、ケネディ大統領が、攻撃するのを待つ、という判断をしてなかったら、核戦争になっていたかもしれません。
このように、米国本土のフロリダからすぐ近くに核ミサイルが配備されそうになったら、過剰に反応して対抗措置をとるのが米国です。
そして今度は、中共軍の核ミサイルを装備した潜水艦が、米国本土の西海岸、カリフォルニア州近海に現れてきたら、米国はどう感じるでしょうか?
また、その潜水艦の位置を米軍が探知することができないとしたら、米国の安全保障にとって脅威となります。
もしかしたら、米中の核戦争が起きてしまうかもしれません。
同時に、日本の安全保障にとっても脅威となります。
何故、日本の安全保障にも脅威になるの?
と、もしかしたらあなたは思ったかもしれません。
米国の安全保障の脅威になるということはわかったけど、日本には、米軍基地があるし憲法9条もあるわけだから、まさか、中共軍が日本を攻撃することはないでしょう、と。
今現在、米国と日本、インド、オーストラリアの四か国で、中国包囲網を構築しようとしています。
しかし、台湾が中共軍の支配下になってしまったら、この中国包囲網は全く無意味になります。
何故なら、地理的に日本とオーストラリアの間が分断されてしまうからです。
さらに、日本に常駐している米軍基地も撤退するかもしれません。
何故なら、台湾島と日本列島が米国の同盟国であったから、日本に常駐している米軍が、東アジアを牽制することが出来たのですが、
その台湾島を失い、共産国に取られてしまったら、日本列島だけでは、とても戦略的に東アジアを牽制する事が出来ないからです。
かつて、日本を占領統治していた占領軍のマッカーサーは、台湾島の事を次のように表現しました。
台湾島は、空母20隻分の価値がある、と。
その台湾が中共の支配下に置かれたら、逆に空母20隻分の脅威となります。
これでは、さすがの米軍でも戦略的に不利な立場になるので、日本列島に約70カ所ある米軍基地に駐留している米軍は、ハワイ諸島まで撤退するかもしれません。
もし、それが現実に起きてしまったら、日本の安全保障はいったい誰が面倒みてくれるのでしょうか?
いや、憲法9条があるから大丈夫、平和憲法があるから大丈夫、と進歩的文化人の方々は主張されるでしょう。
しかし、本当に憲法9条が、中共軍の上陸を阻止出来るのでしょうか?
相手は、独立国ウイグルに侵略して虐殺し、独立国チベットに侵略して虐殺し、また、香港で無防備な学生達を虐殺している中共軍です。
法律やモラルや規律など関係ない軍隊です。
米軍が撤退して丸腰になった日本は、すかさず中共の餌食となるでしょう。
まずは尖閣諸島から上陸し、次は沖縄諸島、その次はいよいよ日本本土。
その前に、日本は中共に無条件降伏してるかもしれません。
この最悪のシナリオの始まりは、2020年1月11日に行われる台湾総統選挙。
この総統選挙で中国国民党の党首が勝つか、民進党の蔡英文が勝つかで、日本の運命が決まってしまうのです。
最悪のシナリオにならないように、私たち日本人は、台湾総統選挙の行方を注視しなくてはなりません。