昭和12年12月20日の南京市内の野戦病院の様子です。
日本軍の軍医が南京の病院で中国の傷病兵を献身的に治療していました。
戦後のGHQ占領時にNHKの「真相箱(真相はこうだ)」という番組では、日本軍は手当たり次第に中国人を虐殺したと放送されました。
しかし、もし日本軍が中国人を手当たり次第に殺したなら、日本軍の衛生兵が献身的に手厚い看護を中国人に対して施すのは不自然です。
これら中国人傷病兵たちは、中国国民党軍が置き去りにしたのであり、日本軍は本格的に救済医療業務を行なっていたのです。
このような日本軍の優しさを聞きつけた中国人避難民が、南京に押し寄せてきて、昭和12年12月17日20万人であった人口が、1月後の昭和13年1月17日には25万人と、たった1ヶ月で5万人も増えていました。
(南京安全区国際委員会の調査)
南京で献身的に治療していた軍医は、NHK「真相箱(真相はこうだ)」では殺人狂として放送されました。
「真相はこうだ」とは、1945年(昭和20年)12月9日より10回にわたりNHKラジオで、毎週日曜日の夜8時から30分間、第1放送および第2放送で同時放送された、GHQによる宣伝(プロパガンダ)番組です。再放送は毎日放送されました。
当初は、批判の手紙が多かったので、真実も時々織り交ぜ、日本人が聞いても心地よいような内容を時々放送していくことで、嘘の宣伝(プロパガンダ)を実に巧妙に効果的に、浸透させていくことに成功しました。
日本軍国主義者の犯罪を暴くというストーリー展開で、情緒的な音響効果を駆使して、ドキュメンタリードラマ形式にして放送していき、日本人の贖罪意識を植え付けるのに効果的な役割を果たしました。
その番組の脚本(シナリオ)は、GHQの民間情報教育局 (CIE) ラジオ課が担当しましたが、表向きはNHKが作成した番組として放送していました。
「真相はこうだ」は、「真相箱」とタイトルを変え、昭和21年2月から昭和23年1月まで放送されました。
このGHQ宣伝(プロパガンダ)番組は、ほとんど嘘の情報を、まるで真実であるかのように日本人に対して放送したのですが、NHKは実は「嘘でした」と訂正していません。
終戦間際の大本営発表では、南方戦線で日本軍は負けているのを、勝っていると嘘の放送をして国民を欺いたと、批判する方たちがいます。
これは、戦争中ということもあり、国民の戦意高揚を維持するための目的でしかありませんでした。
しかし、このGHQ宣伝番組「真相箱(真相はこうだ)」は、日本人に十字架を背負わせる目的のために、嘘の宣伝(プロパガンダ)をしたのです。
そして、戦後71年経過した今も、この十字架を背負わされているのです。
(写真は、12月20日林特派員撮影「支那事変画報」朝日新聞社刊行 昭和13年(1938年)1月27日発行より)