人工妊娠中絶は子宮内殺人です。
昭和23年に優生保護法ができ、人工中絶が合法化されました。
(平成8年に母体保護法となりました。)
それまで日本では、人工中絶は堕胎罪により、殺人罪とされていましたが、この法律ができたために、昭和30年(1955年)では年間110万人以上の胎児が、闇に葬られました。
その数は年々減少し、平成26年(2014年)では18万人余りと公表されています。
あくまでの公表されている数ですので、実際は、病院に行かずに薬物で堕胎することもできるようなので、その3倍くらいはいるのではないかと言われています。
マザーテレサは、平成6年(1994年)に開かれたカイロ人口会議で次のようなメッセージを伝えました。
「平和の最大の破壊者は中絶です。母が子を殺せる社会で、人間同士の殺し合いをどうして止められますか?」
カトリック教など、堕胎を禁止している宗教は多いです。
もともと、人工中絶が許されていたのは、レイプされた時とか、母体に悪影響が出て生命の危機の可能性があるなど、止むに止まれぬ事情があった時にのみ、許されていました。
それが、戦後ももなく、経済的な事情で、簡単に人工中絶が許されるようになりました。
人工中絶がなぜ悪いかというと、使命を持ってこの地球上に生まれてこようとしていた魂を、まだ、生まれる前に、闇から闇に葬ってしまうことだからです。
あなたが地球上に生まれてくる確率は、どれくらいだと思いますか?
数兆分の一の確率だそうです。
あなたが生まれてくる確率は奇跡なのです。
そして、あなたはお父さんとお母さんを選んで生まれて来ました。
目に見えない世界から、地上を見下ろして、どの親のところに生まれようかな、と探しています。
そして、あの親のところに生まれようと思って、神様にお願いします。
目に見えない世界から、妊婦さんのお腹の中に、産土(うぶすな)の神様によって、魂が結ばれます。
お腹の赤ちゃんに魂が宿る瞬間です。
そして、生まれる前に今世で行う使命を決めて来ます。
そんな人間業ではとてもなし得ない、神様の世界の働きによって、奇跡的に生まれてこようとしていたのに、その親の経済的な理由という身勝手な理由で、ぐちゃぐちゃに引っ搔き回されて、闇に葬られてしまったら、その子の魂はどうなってしまうでしょうか?
この地球上は魂を磨くための学校です。
そのせっかく与えられた、魂を向上させる機会を奪ってしまうのです。
このように、親の身勝手な理由で闇に葬られてしまった魂は成仏できずに、悪さをします。
悪霊が地上で生きている人間に働きかけて、あの世に道連れにしていくという話を聞いたことがあるかもしれません。
オカルト的な話で、怖くて、信じられないという人がいるかもしれません。
唯物論で目に見えない世界を信じない人にとっては、理解できない世界でしょう。
JAXA(当時ISAS)が、平成15年(2003年)「はやぶさ」という小惑星探査機を打ち上げました。
小惑星「イトカワ」からサンプルを採取し、貴重な映像を送ってくれました。
一時、故障のため行方不明になってしまいましたが、電波を送り続けていたら、信号をキャッチして、はやぶさを見つけることができました。
そして、地球から信号を送って、その軌道を修正して、はやぶさは、サンプルを地球に持ち帰ってくれました。
このように、遠隔で遠く離れた衛星に電波を送ることで、その軌道を操ることができます。
このような話は、唯物論者の科学者でも信じます。
それと同じで、宇宙に漂う霊が地球上に人間に信号を送って、その行動を操ることはできるのです。
ある家で強盗殺人がありました。
その家の前の交差点では交通事故が多発して、死者が頻繁に発生しましたが、そこにほこらを作り、お経をあげて供養したら、それ以降、交通事故がなくなったという話があります。
これも、成仏できない霊が、宇宙から電波を送って、地上の人間の行動を操作して、あの世に道連れにしようとした結果です。
交通事故で死亡する人の数は年々減少していますが、平成27年(2015年)で4000人余りいます。
その数は事故後24時間以内で死亡した数ですので、実際はもっと多いでしょう。
また、自殺者も平成26年(2014年)で2万5千人余りいます。その数も遺書が見つかった場合に自殺認定されるので、実際はもっと多いでしょう。
うつ病など精神疾患の人の数もかなりいます。
これらの人たちの多くは、成仏できない霊たちの影響を受けているのです。
闇に葬られてしまった流産児たち。
まだ結婚前で妊娠してしまったとか、堕さないと別れると言わてしまったとか、経済的な理由で簡単に人工中絶をしてしまう人達。
色々な事情があるでしょう。本人も悩み苦しんだ結果、仕方なく堕胎すると決めてしまうこともあるでしょう。
しかし、因果は巡ると言います。この世は、業の世界です。悪因(悪い原因)を作れば、悪果(悪い結果)が出て来ます。
決して脅かすつもりはありません。
ただ、これは宇宙の真理なので、避けて通ることはできません。
多くの宗教が堕胎を禁止していることからもわかります。
少子化対策のために、多額の税金を使うのではなく、生命の尊厳を教えていくことに多額の税金を使うべきです。
そうすれば、人口妊娠中絶も減り、出生率も上がっていくことでしょう。
また、母体保護法を改正して、人工妊娠中絶を禁止することです。
そうすれば、主要国の中で突出している日本の自殺者や、交通事故死、うつ病などの精神疾患の患者数も激減することでしょう。
マザーテレサは、カイロ会議で次のよなメッセージを伝えました。
「まだ生まれ来ぬ子も含め、生命は最も美しい神からの贈り物であるのに、今日、世界中で戦争や暴力や中絶により多くの生命が奪われているのは耐えられないこと。神以外のだれも生命を奪うことはできない」