アメリカのアニマルレスキュー(動物愛護団体)レポート!! | 被災地動物情報のブログ

アメリカのアニマルレスキュー(動物愛護団体)レポート!!

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転載はしないでくださいー。


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ではでは、ローキルシェルター(殺処分を極力しない保健所)に続いて、
アメリカのアニマルレスキューグループをUPします~☆


アニマルレスキューグループ(以下レスキュー)は
日本に例えると民間の動物愛護団体のことで、
把握できないほどのものすごい数のレスキューが
(HSUS調べでおおよそ4000~6000団体)
アメリカじゅうで活動してます。
(統計にはシェルターの一部も含まれます)



●最寄のレスキューを探す?PetFinder.Com


ケンネル(犬舎、檻)を持つ、
ノー/ロー/キラーシェルターと違い、
ほとんどのレスキューはケンネルを持たず、
“Noケンネルシェルター”と言う呼ばれ方もします。

そのためレスキューでは犬舎の代わりに、

フォスターホーム/ファミリーと言う
動物の一時預かりをするボランティア家庭に
救出した動物を預けています。

(フォスター以外にも引き出し&移送ボラ、
譲渡スペースの掃除をするボラ、
ちらしやホームページを作るボラ、
譲渡会でのハンドリングのボラ、
面接やホームチェックをするボラなど
たくさんのボランティアで運営されてますー)


レスキューグループで保護される動物は主に、
収容しきれなかったシェルターからの連絡や
他の州のレスキューグループからの要請、
また一般人が持ち込むケースもあります。




シェルターに収容される半数の動物は殺処分。
レスキューに引き出された子は本当にラッキーです。



アメリカではシェルターとレスキュー、
そしてレスキュー同士の関係は密です。



例えばピットブルは即日殺処分と法律で決まっている州から
ピットブルの譲渡を認めている州のレスキューに連絡があったり、
たくさんの動物がいるパピーミルからの救出や
地域猫の取り組みには
多数のレスキュー同士がタッグを組んで取り組んでいます。



捕獲する数の多い地域猫運動の時には、
思想や取り組みが全く違う3つのレスキューが力を合わせました。



こっちはいい塩梅で個人主義と言うか、
他人の思想や活動内容に関与しないので、
ウチのように複数のレスキューやシェルターを
掛け持ちするボランティアも多いですー。


シェルターと違い、
施設を持たないレスキューでは、
インターネットで譲渡希望者を募集しつつ、
週末にはペットショップのスペースを借りて
犬と人が実際に触れ合える
”アドプションイベント”(譲渡会)が開催されます。




シェルターの搬送車は譲渡者に早変わり!


動物を乗せて週末人の集まる歩行者天国で

譲渡イベントを実施したりします。




※展示販売をしないアメリカのペットショップは
シェルターやレスキューの活動に貢献しています。

・ペットを売らないアメリカのペットストア

http://ameblo.jp/japandisasteranimals/entry-10907327739.html



イベントでは
その動物と一緒に暮らし面倒を見ている
フォスターさんから話が聞けて◎
飼う前にどんな性格か把握できます



純血種の人気が強いアメリカでは
特定の犬種を保護するレスキューもあり、
元ブリーダーさんやブリーダーさんが運営していることも多く、
犬種の相談にも応じてくれますー。
【(犬種)(お住まいの地域)Breed Rescue】
でググッてみてくださいー。


アメリカでアニマルレスキューを設立する際、
提携している動物病院があることが条件で、
レスキューでは譲渡動物に対して、
去勢&避妊手術、各種予防接種を
実施することが法律で義務付けされています。
そして多くのレスキューでは
マイクロチップの挿入を済ませてから
新しい飼い主に譲渡するシステムになってます。



次はシェルターとはちょっと違う、
アメリカのレスキューから
動物を引き取るお話に進みたいと思いますー☆