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168cm日本女子FWが驚いた“日韓戦”の体格差

「相手の方が大きくて」 駆け引き光り女王の座

 

<写真>、、、決勝点を奪った島田芽依 【写真:徳原隆元】

 

浦和レディースは韓国の仁川を下してアジア女王に輝いた

 

三菱重工浦和レッズレディースは5月10日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレ大会「AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)」の決勝で仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)と対戦。

 

先制を許したものの2-1の逆転勝ちを収めアジア女王に輝いた。

決勝点を奪ったのはコーナーキックに合わせたFW島田芽依だった。

 

立ち上がりからボールを保持した浦和だが選手たちに少し緊張の色がみられる中で前半13分にミス絡みで失点してしまう。

それでも前半22分に中盤のつなぎから最後はMF清家貴子が同点ゴール。

 

そして4分後、MF塩越柚歩の右コーナーキックをニアサイドに飛び込んだ島田がヘディングで合わせて流し込むと、このゴールで勝ち越した浦和が1点差で勝利した。

 

韓国勢との対戦に、島田は「相手の選手のほうが大きくて、一緒に飛んでいたら高さでは絶対に勝てないと思っていたので、タイミングをズラして入ることを意識した」と、

駆け引きも駆使しながら塩越のボールに合わせていたと話した。

 

浦和の下部組織出身の島田はユース所属時から期待を受け二種登録でトップチームにも名を連ねたが、本格的な昇格はWEリーグ開幕の2021-22シーズンになった。

 

途中出場を中心にリーグ戦20試合のうち18試合に出場したもののノーゴールと悔しさもあったが、昨季は全試合出場で8ゴール。

今季も全試合出場して特に年明けから9ゴールを決めている。

 

これまで、浦和の最前線に構えるストライカーと言えばなでしこジャパンでも活躍してきたFW菅澤優衣香のイメージが色濃かった。

なでしこリーグ時代に3回、WEリーグでは初年度の得点王に輝き、昨季も全試合に出場して11ゴールしていた。

 

しかし今季は負傷もあり、4得点しているもののリーグ戦のスタメンは2試合のみで、このゲームでも登録メンバーに入れなかった。

それでも浦和の前線が迫力を失わずに得点力を維持できているのは、島田の成長が大きい。

 

島田は「優衣香さんは今でもレッズのエースだと思う」としたうえで、

「その中でも自分が出るとなった時に、ケガをして一番悔しいのは優衣香さんだと思うけど、その中でも自分がうまくいかない時期、いっている時期でも声を掛けてくれるのでもっと見て学びたい。

今シーズン、責任感はとても出てきたのでもっと頑張っていきたい」

と話した。

 

菅澤の離脱を感じさせないほどの活躍を見せている島田は、ゴールでチームをタイトルに導いた。

女子では長身の168センチの体格もあり、トップレベルでの得点感覚を磨きつつあるストライカーの今後も大いに期待される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

<記事引用>