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長野県、アカデミー賞の山崎監督に知事特別表彰 

松本市は市民栄誉賞

 

 「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」でアジア圏の映画として初めて米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した長野県松本市出身の山崎貴(たかし)監督(59)に、長野県が新しく創設した「知事特別表彰」が贈られることになった。

また、松本市も25日、山崎監督に市民栄誉賞を贈ると発表した。

 

 知事特別表彰は国内外で顕著な功績を挙げ、県民に希望を与えた個人や団体をたたえるもので、山崎監督が、その第1号となる。

 

 同日の記者会見で贈呈を発表した阿部守一知事は「私もゴジラ世代で、少年時代にいろいろな夢を膨らませた。まさに第1号にふさわしく、さらなる活躍を願っている」と述べた。

後日、贈呈式を開催する予定。

 

 また、同市の臥雲義尚市長も記者会見で市民栄誉賞を贈る方針を明らかにし、「山崎さんは、少年時代に描いた夢の実現を望み続け、努力を重ねた。

そして、夢はかなうということを市民に示し、明るい希望を与えてくれた」と述べた。

近く授与式を開く。

 

 同市によると、市民栄誉賞の授与は、2018年平昌五輪のスピードスケートの金メダリストで、現在は松本市内の病院に勤務する小平奈緒さん(37)以来、2人目という。

 

 高校までの青春期を同市で過ごした山崎監督は「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」といったSF大作を見て、映画制作を志すように。

中学生のころには同級生と8ミリフィルムで自主映画を撮影した。

その後、映像制作会社に入って「ALWAYS 三丁目の夕日」などを制作。

今回のゴジラ映画では、実写とCGなどの映像を合成するVFX(視覚効果)の技術を駆使したことが高く評価された。

 

 松本市美術館では現在、山崎監督の功績をたたえるミニ企画展を開催中。

観覧無料で31日まで。

山崎監督の手によるデザイン画や、初めてメガホンを取った映画「ジュブナイル」の撮影で使ったセットなどを展示している。

(遠藤和希、佐藤仁彦)

<記事引用>