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浜松市がロケ地大賞グランプリ 「どうする家康」で誘客

来年も意欲

 

<写真>、、、大河ドラマ館には64万人が訪れた

2024年1月14日、浜松市中央区、大平要撮影

 

 映画やドラマのロケ地となってまちを沸かせた地域を表彰する第14回ロケーションジャパン大賞で、浜松市が最高位のグランプリに輝いた。

 

 昨年放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」を観光誘客に結びつけたと評価された。

グランプリの受賞は、静岡県内の自治体では初めて。

 

 雑誌「ロケーションジャパン」の発行元「地域活性プランニング」(東京)が15日発表した。

2022年11月~23年10月に公開・放映された映像作品が対象で、33作品65地域が候補になった。

「どうする家康」では愛知県と同県岡崎市も候補となっていたが、浜松市が単独受賞となった。

 

 評価指標として一般投票での支持率やロケへの協力度、地域への経済効果などが基準になる。

ドラマの撮影では、ロケ地の誘致や支援を担う「浜松フィルムコミッション(FC)」が支援し、滝沢展望台(浜名区)などでロケが行われた。

 

 そのほか民放各局を含め、作品以外にも50を超える番組で全国にドラマや地域情報を発信。

今回、島根県が準グランプリとなったドラマ「VIVANT」も撮影の一部が市内で行われた。

 

 市などのまとめでは、23年5月の「浜松まつり」でドラマの主演俳優らが参加する「騎馬武者行列」を行ったところ、約68万人が観覧。

 

 まつり全体では3日間で255万人余りの人出があったという。

作品を契機にこうした観光誘客の取り組みも評価された。

中野祐介市長は「官民での取り組みにより、全国に浜松をPRできた」とコメントした。

 

 市が15年度に設けたFC推進室による支援作品は、22年度だけで321作品に達した。

現在上映中の映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」でも一部の場面が浜名湖や遠州灘で撮影され、市はPRに力を入れている。

公開が昨年11月だったため、来年は2連覇にも期待がかかる。

 

 前回は伊豆の国市が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で準グランプリを受賞した。

今回は伊東市(ドラマ「春は短し恋せよ男子。」)や

裾野市(映画「リボルバー・リリー」)もノミネートされていた。

 

 一方、伊東市は、ロケツーリズム協議会が選ぶ「ロケツーリズムアワード地域大賞」を受賞した。

市とエフエム伊東などでつくる官民団体「伊東ロケーションサービス」を核に、ロケの受け入れ体制を整え、実績を伸ばしていることが高く評価された。(大平要)

 

■ 第14回ロケーションジャパン大賞 受賞作品・地域

 

グランプリ     大河ドラマ「どうする家康」   浜松市

準グランプリ    ドラマ「VIVANT]        島根県

部門賞(支持率) 配信系「First Love 初恋」 札幌市

同(撮影サポート) 映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」岐阜県飛驒市

同(行楽度)    映画「春に散る」           大分市

同(地域の変化) 連続テレビ小説「舞いあがれ!」長崎県五島市

特別奨励賞    連続テレビ小説「あまちゃん」  岩手県久慈市

<記事引用>