4本足から長い首…海にキリンの群れ?
横浜港の巨大クレーン
<写真>、、、コンテナ船の荷役作業をするガントリークレーン
横浜市で2024年1月7日、橋本利昭撮影
国内有数の貿易港・横浜港のふ頭には、紅白のしま模様をしたカラフルな鉄骨製の大型構造物がある。
4本足から長い首が伸びているような形状。
折り重なるようにいくつもあり、まるでキリンの群れのようで、工場夜景のクルーズ船ツアーの目玉にもなっている。
コンテナ船専用に荷役作業をする「ガントリークレーン」。
海と陸を結ぶ物流に欠かすことができない存在だ。
港湾運営会社「横浜川崎国際港湾」(本社・横浜市)が、本牧など横浜、川崎市の4カ所のふ頭で計32基を管理。
現場では海運関係の会社が巨大クレーンを動かし船の荷物を出し入れする。
本体は、ふ頭岸壁と平行に敷設されたレールを水平移動。
キリンの長い首のような部分の「ブーム」と呼ばれるアームを海側に倒す。
ブームに沿って移動できるオペレーター室があり、運転士がワイヤを垂らして船に積まれた1個30トン前後もある横幅約6メートルのコンテナ(20フィート)を次々とつり上げる。
1個の積み下ろしの時間はわずか数分程度。
クレーンゲーム機のように自在に操る姿から、運転手は通称「ガンマン」と呼ばれ、港湾の荷役の花形として尊敬されている。
【橋本利昭】
<記事引用>