お盆の元となる話からすると、地獄に落ちて苦しんでいるご先祖の霊を招いて、供養するという考えがあって行われているのですね
現代では信じる人も少なくなっているでしょうが、習慣として行われているのでしょう
実際にどうかというと、地上の人間が故人に思いを向けるお盆の時期になると、やはりご先祖様も霊界から出てきて、様子をうかがっています
浄化されたご先祖様ですと、子孫の姿を見てただ喜んでくれていると思います
お経のお話にあるように、地獄や餓鬼道と言われる世界に堕ちられた方の場合には、苦しくて少しでも楽になるように出てきていることもあるでしょう
実際に言われているように、そうした霊界というものはあって、そこから抜け出すご先祖の霊というものも実在します
ちなみに、私の先祖の方でも、亡くなられてからしばらくして、体は痩せているのですが、お腹が膨れた姿で自宅にいるイメージが浮かんだことがあります
おそらくは餓鬼道に堕ちてしまったのかと感じていました
そしてお盆の季節に、私の娘が、仏間で「お腹をすかせたお化けがいる」と言ったり、台所に置いていたご飯に、蟻がたかっていたり、スープがすぐに傷んだりする事がありました
よく亡くなった霊が、仏壇に捧げた供物を食べると、傷みやすくなると言われますが、おもに餓鬼道などにいかれている霊が、お供え物を食べると、そうなってしまう事があるようです
(続く)