野口整体入門 「頭部操法」 | 新潟整体協会

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生徒さんへ

 

「整体は事実が心理である」という野口晴哉先生の言葉がある。

今日の医学では解明できない多くの謎?がある。

臍の下三寸にある、丹田が良く例に出される。

生きている時には生命力の源のような丹田だが、解剖しても丹田は出てこない、無いのである。

謎解きをするのではなく、真摯に身体を見つめて行こう。

 

季節における身体の変化や食生活についても学んで置いて下さい。

 

 

野口整体入門 「頭部操法」

 


身体からアプローチする手段の一つに、頭部操法があります。

 

頭部は愉気の大切な場所で五箇所あります。
その他に角だしと呼ばれている所や後頭骨の際などがあります。


縫合部の緊張や弛緩が行われなくなった場合に刺激を与える目的で行います。

頭の呼吸が緩慢になった状態と考えたら良いかも知れませんね。

寝不足の時には、頭皮はぶよぶよになるし、神経の使い過ぎている時は太鼓の皮の様に張り詰めています。


❶緊しまり、硬結が生じている。
❷緩んで緊しまらない。
指頭で軽く叩打し、音で判断します。
濁ったような音がするので、変化するまで叩き、その後に愉気をします。

 

 

 

 

手を当てる時の注意ですが、手指の感覚がとても大切です。

常に合掌行気をして、手指に気を集める練習をして下さい。


便宜上、経穴名で書いている場所は人により多少のずれがあります。
例えば、正営の場合、左右の位置にずれがあることも少なくありません。
ですから、手指の感覚でピタッとフイットした所を押さえて下さい。
野口先生が、ツボと言わずに「調律点」としたのは、そんな理由があったのかと思いました。


頭部に限らず強く押圧しないこと。氣で抑え、離すのです。

しっかり押さえますが、力では押さえないで下さい。

氣で押す(抑える)と覚えて下さい。


合掌行気をして、感覚を研ぎ澄ませる練習を毎日5分だけでも良いのでなさって下さい。

 

 

 

正営(しょうえい)

胆経の17番目のツボ
頭部、前髪際から入ること2寸5分、瞳孔の直上。
取穴部位:頭臨泣穴の後2寸、目窓穴の後1寸
筋肉:帽状腱膜
知覚神経:眼窩上神経
血管:眼窩上動脈、後頭動脈
主 治:頭痛、目眩、歯痛
意 味:正は、正しい、営は、営むの意。すなわち目の疾患を正しく治め整えるの意。

 

 

頭部第一調律点(仰臥位)
神庭穴:額の際、髪の生え際です。身体の反射を抑えます。
アレルギーや神経過敏や花粉症などに効果があります。
人差し指と中指で軽くリズミカルに叩打します。
その後にその周囲に脂状の物があればそれが消えるまで愉気を行います。
この調律点は鳩尾とも関与しています。


頭部第二調律点(座位)
正営穴:目と耳を交差する線で結んだ場所に中指の先くらいが二か所あります。
位置を確認したら、首の下を左腕で支えるようにして、右手の中指と人差し指を用い第二を叩いて音を比べます。濁ったような音がする方を対象とします。
しばらく叩きながら音が変化してきたら叩くのを止め、愉気をします。
この部分が硬い場合、感情や腸の働きが正常ではなく、交感神経に過度の緊張があります。従って緊張を弛める時に使います。

叩いている内に弛んできます。
腹直筋とも関与しています。


頭部第三調律点(座位)
百会穴:頭頂部にあります。場所の確認は肛門を締めるようにすると、頭皮がわずかに動くように感じられる所です。両拇指を重ねて愉気をします。括約筋を引き締める場所です。

痔疾の患者さんにはお灸をすえることで知られています。
腹部第四、側腹が変化する。



頭部第四調律点(座位)
この場所は鼻孔を広げるようにすると、その動きによってわずかに動きが感じられる場所です。
強い痛みがある場合は腰を中心とした所に異常あります。
生殖器に関与しています。場所を確認し、軽く叩きます。
まず右手の親指を第四に当てます。右手の親指以外の四指は大きく張るようにして親指の位置がズレないように固定します。

左手は相手の前頭部を掌で包むようにし、愉気をします。
愉気を続けると第四が脈打ってくることが感じられると思います。
終える時には、必ず前頭部の方から手を放します。

腰が変化します。

腰の神経痛、妊娠や泌尿器の異常等ここを押さえると変化してきます。

 

 

頭部第五調律点(座位)
後頭部の中央にあります。睡眠の急処。

第五の下の飛び出した骨と混同しやすいので注意。
正常な状態だと第五の表皮は締まっているのですが、眠りが浅いと皮が弛んで摘めるようになります。

位置を確認し、親指を当てます。

親指以外の四指はしっかり張るようにして親指の位置を固定します。

もう片方の手で前頭部を包むようにします。
前頭部にあてた方の手で後頭部を引くようにして、第五を親指に当て、

愉気をします。



頭部の角出し(座位)
後頭部の第四調律点の外側、斜め上辺りにあります。
角が生えている様な場所にあるので角出しと呼ばれています。
肝臓と関係があります。
軽く叩き続け、音が変化してきたら愉気をします。
操法の対象者は角出しの位置の皮膚下に脂がついた様になっています。

また頭皮がぶよぶよし、つまめる様になっている人もいます。



後頭骨(正坐位)
後頭骨を緩める操法です。

後頭骨が貼り付いた様になると、頚椎の動きが悪くなります。
まず左右のどちらが硬直しているのかを確認します。右親指を後頭骨の際に当てます。
左手は掌で相手の前頭部を包むようにし、後頭骨の際を押圧します。
手を離すときは前額部、次に後頭部から手を離します。

 

 

 

 

輝(広報担当)

 

 

 

 

 

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