中国から離れる難しさ | へなちょこサラリーマンKの韓国・中国奮闘記

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毎月1週間~2週間、出張で韓国・中国に訪問しているKが反日国である韓国人・中国人との実際に体験したエピソードや戦いの記録。
日中韓の政治・スポーツ・ニュース等に物申す。

人件費が非常に安く、世界の工場と言われた中国ですが

今や沿岸部の都市部では賃金が跳ね上がり、中国でものを作る意味がなくなってしまっています。


今日はそのことで中国人バイヤーと話しをしたのですが・・・


「もう沿岸部では日本人の満足する価格では商品は作れなくなってきている」と・・・


ではどうする?


1.中国でも内陸部で生産する。


2.北朝鮮、ロシア近くで生産する。


3.中国から離れ、東南アジアで生産する。


まぁ普通は中国みたいな反日国なんて捨てて東南アジアに行けば良い!ってなるのだけど

実はこれが難しい・・・


これは商品種別で全然違うと思いますが・・・我々の作っている商品は専用のパーツが何種類もいります。

大企業ならば自社でパーツなども作っているのなら問題ないのですが

我々の会社のようにすべてのパーツを現地で調達している場合、他国で生産するためにはそのパーツを作る工場まで他国では必要となってきます。


しかし残念ながら現在の東南アジアではそのような生産工場の周りにパーツ屋が多くあるといった所がなく

中国から離れたくても離れられないというジレンマを抱えているのです。


1や2のようにまだまだ中国でも安く商品を作れる場所もあるにはありますがバイヤー曰く、船積みまでの陸上輸送コストを考えると魅力的ではないということ。


こんな感じで値上げ値上げが続くにも関わらず、中国から離れられないのです。


とはいうものの、今の「日本VS中国」の状況は私たち日本人にとって決して悪いものではありません。


他力本願になるのですが、こういった状況下で日本の大企業が東南アジアに多くシフトすることによって、現地にその下請け会社ができ、パーツ屋ができ、工場ができて行くからです。


まぁ当の中国人も自国脱出を狙っているのがたくさんいます。

受入れられるかどうかは別にしてww


私も来月はインドネシア辺りに出張申請しようかと考えている次第であります。