ブリティッシュ作戦…ジオン公国は国力にして約30倍といわれる地球連邦に勝利する為に立案、実行に移された本作戦は宇宙に浮かぶスペースコロニーを巨大な兵器見立て地球に落下させる…。
サイド2の8バンチコロニー・アイランドイフィッシュを中心にキシリア・ザビは艦隊を展開させていた。
『キシリア閣下ビックリマーク大変ですビックリマーク連邦の艦隊が側面に現れましたビックリマーク
『慌てるでない…予測していた事だ…(まぁ予測よりは早い…が)MS隊を展開させろ(ジョン・コーウェン…善い参謀でも付いたか?)。』
事態はキシリアの考えよりやや深刻であった、連邦軍艦隊の発見はキシリアの予測より遅れを取っておりジオンはMS隊の出撃前に先制を受け始めていた。
『えぇ~い何をしておるのか!?速くMS隊を出撃さぬかビックリマーク(やはり一般兵ではこの有り様か…)』

ジオンのMS隊が出る前の奇襲に賭けた作戦は功を奏した。
俺達が3機のセイバーフィッシュで、もたつくムサイを1隻とパプアを2隻も沈めた頃になってMS隊が姿を表した。
予定通りに1機のザクに対し見事な連携を見せて撃墜していく。
『ヒュ~音符余裕だぜ音符
『全くだなアッシュ音符
『トーマ、アッシュ…気を抜くなよ?サユリビックリマーク俺達に近づいてくる敵はいるか?』
『はい…4つ…MSと思われる反応が4機そちらに接近中ですビックリマーク
『よしビックリマークトーマビックリマークアッシュビックリマーク迎撃するぞビックリマーク
【了解ビックリマーク

ツノを付けたザクを先頭に3機のザクが追従する。
『隊長、アレが連邦の新型機ですね…』
『あぁそうだな…ミハイルは右の青いラインの奴だ、アンディは左の白いライン、ガルシアは着いてこい、俺と真ん中の赤いラインのヤツをやるぞビックリマーク
【了解ビックリマーク
『良いか?サイクロプス隊の初陣だ…とちるんじゃあないぞビックリマーク
2機のザクが左右に広がりトーマ機とアッシュ機を各々が襲うビックリマーク
『トーマ!?アッシュ!?
援護に向かおうとするピロー機に待ったが掛かった。
『行かせんビックリマーク
『貰ったぜビックリマーク
公国軍特務部隊と連邦軍特殊部隊の激戦が始まる。
『…と、現在敵の新兵器MSザクに付いて解っているのは以上ですが、今の説明で理解できたと思いますが我が軍の航宙戦闘機トリアエーズに比べ圧倒的なまでの大火力を誇ります…そこで…基本的に3機でワンチームとなりチームAが敵MS前方で囮となりチームBが後方から攻撃…チームABでワンセットとして戦って下さい。』
『けっ…たったの1機を相手に6機縢りか…』
『ヤザン曹長何か?』
『いや…別に…』
アキはヤザンを一睨みして続けた。
『次に作戦内容ですが、敵艦隊のほぼ中心辺りに核パルスエンジンを着けたコロニーが発見されました…現在、目的は不明ですが何らかの作戦行動である事は明らかです、そこで皆さんにはコレを破壊、阻止して貰います。』
どよめきの中で声が上がる。
『コ、コロニーをですか…?』
『コロニー自体は戦艦の砲撃でもなければ難しいでしょう…目標は核パルスエンジンの方ですビックリマーク危険も伴いますがザクの防衛網を突破、或いは回避して航宙戦闘機で破壊できる筈です。』
『フン…エンジンを一つ二つぶっ壊すのにこの大部隊とは…恐れ入る…』
『ヤザン曹長、アナタは随分と敵のザクを軽く考えているみたいね…ウチのピローならいざ知らずアナタではザク1機墜とすのもやっとでしょうね音符
『何だと!?どういう意味だ?少佐さんよぉビックリマーク
『別に…ウチには新型機があり、アナタには無い…それだけよ音符
何かを言おうとするヤザンを余所にアキは続けた。
『以上、各チーム毎に細かい確認をして10分後には各員出撃準備ビックリマーク敵がMSを出してくる前にこっちから仕掛けるわよビックリマークピロービックリマークアンタ達は機体性能が違い過ぎて連携が難しいから3機でやりなさい…総員戦闘準備ビックリマーク
ミノフスキー粒子の濃度を上げつつコーウェン艦隊はジオン艦隊との距離を縮め航宙戦闘機大編隊が各艦から出撃して行く。
一方的に攻撃され続けた連邦軍がこの戦争で初めて先に攻撃を仕掛けた。
俺達レビル直属第13特殊部隊はレビル艦隊を外れコーウェン艦隊へと特別遊撃隊として組み込まれていた。
グラナダ攻略に出撃してきた艦隊だったが、グラナダから敵艦隊が出撃し地球方向へ移動中との情報が入った。

~コーウェン艦隊旗艦タラッサ…ミーティングルーム~

『何だマゼランのミーティングルームは何時から保育室になったんだ』
明らかに自分を見ての発言にサユリは俯いてしまい周囲からは失笑さえも聞こえてくる。
『タイニーとレディの違いも解らん奴が入った瞬間からだよ曹長音符
言い返されたヤザン・ゲーブル曹長はピローを睨んで再び口を開く。
『何だとぅビックリマーク
ラムサス、ダンケルの両伍長が躍り出す。
『士官候補の軍属が調子に乗るなよ…』
『先輩に対する敬意ってヤツを教えてやろうか』
『ちょっと待てよビックリマーク
『オメー等は俺達が相手してやるよ音符
すかさずトーマとアッシュが割って入った。
『止めなビックリマークヤザンもう気は済んだだろ』
女の声に視線は集中した。
『ラ、ライラ・ライラか…へっビックリマーク少尉さんよぉ…その威勢が実戦でも見せて貰いたいもんだな…ダンケルビックリマークラムサスビックリマーク行くぞビックリマーク
ヤザンの声に2人も素直に引き退がり、一触即発の空気は霧散した。
『ありがとう助かったよ…』
差し出されたピローの右手を掴みつつ返す。
『ライラ・ミラ・ライラ曹長です。』
握手を済ますとアキが入って来た。
『はい…みんな静かに座る、ピロービックリマークアンタは一応、新入りなんだから大人しくさない…ヤザン曹長ビックリマーク今度ウチの子にチョッカイ掛けたら佐官権限で除隊するわよ』
一呼吸置いて…
『楽にして聞いて下さい。アタシは本作戦に於ける航空戦術司令兼作戦参謀長を務めるアキ・マツイ少佐です…』
続き戦術司令部スタッフと参謀部スタッフの紹介から始まった。