大久野島の悲しき歴史@日本一周の旅 | ***素敵に一人旅***

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2021.11.8

 

大久野島ってどこにあるの~?

下矢印

※青丸印のちっちゃな島だよ

 

 

 

「ウサギの楽園」と呼ばれる大久野島。


実は、戦争当時に毒ガスを作っていた島。

 

今も毒ガス資料館が残っており、「ウサギの楽園」とは真逆の悲しい歴史が眠っています。

 

地図にも”毒ガス”というワードが・・・悲しい

下矢印

 

 

 

大久野島へ渡る時は、そういう歴史も忘れずに上陸しなくてはいけないな~と、

 

可愛いうさピョンマークを眺めながら、ベンチに座って乗船待ち。

 

 

 

 

テラスにも上がれるみたい。

 

 

 

わぁ!可愛い船〜ラブ

 

 

 

でも、大久野島へ向かう船は別らしい。


ちぇっ凝視

 


そろそろ並びますよ~。

 

 

 

 

なんと、こんなおっきいフェリーでした。

 

 

 

出航時間ちょい前にギリで入港。

 

 

はい、着いた。

 

すぐ乗って~!

 

ほい、出発。

 

 

短時間フェリーあるあるのピストン運航ってヤツですね上差し

 

 

タラップを直接ガシガシ歩いて船に乗り込みます。

 

 

 

外から見れば普通のフェリーだけど、乗ってしまえばラブリーなうさピョンテイストにっこり

 

 

 

 

 

ちょうど遠足の小学生たちが同乗していて、

 

引率のガイドさんが戦争当時の話を説明していたので、耳をダンボにして聞いてみました。

 

 

内容は、当時なんらかの作業(毒ガス関係?)で島へ通っていた女学生さん達のエピソード。

 

島へ向かう船にはカーテンが付けられていて、外はまったく見えない状態だったらしいんだけど、

ある日、カメラを持った1人の男性がカーテンの隅からコッソリと写真を撮っていたのだそう。

それを目撃した女学生が、その男性を不審者として先生に通報した結果、

男性は警察に連れて行かれ、逆に自分はご褒美として表彰状と万年筆をいただくことに。

そのことが口づてに広まり、

女学生たちの中で「怪しい人を通報するとご褒美がもらえる!!!」というブームが起きたとか。

でも、戦況は悪くなる一方。

最初は万年筆だったご褒美も、最後はただの「えらいぞ!」的な紙切れになってしまったけれど、

それでも女学生たちのブームは終わらなかった。

 

というお話。

 

 

なんとも胸が痛くなりますよね爆笑

 

そういうことでしか喜びを感じられない環境だったうら若き乙女たち。

 

毒ガス資料館へ行くよりも貴重なお話が聞けたな~と思いました。

 

 

戦争から年月が経ち過ぎて、実際の体験者から話を聞くことが困難になってきた昨今。

 

以前沖縄へ行った時は、ひめゆり学徒だった女性から体験談を聞いたことがあったけれど、

 

やはり、現実を体験した方からの言葉は重みが違います。

 

「山の中で爪切りなんてなかったから、伸びた爪のままおにぎりを握ったけれど、文句をいう兵隊さんは誰1人としていなかった」

 

と、おっしゃっていました。

 

 

私にはなんにもできないけれど、

 

せめて、聞かせていただいたお話はしっかり覚えておこうと思います。

 

 

 

さぁ!大久野島が見えてきましたよ。

 

 

 

上陸~ルンルン

 

 

 

残念ながら、フェリー乗り場付近にウサギさんは見当たらず。

 

唯一のうさピョンに早速ごはんをあげていらっしゃる方が。大根の葉っぱかな?

 

 

 

 

それでは、大久野島で宿泊する「休暇村 大久野島」の無料送迎バスに乗車します。

 

 

 

宿泊者だけではなく、日帰り観光の方も乗せていただけるようでした。

 

ただ人数に限りがあるので、そういう時は宿泊者が優先になっちゃうのかなぁ?

 

詳しくは不明。

 

 

それでは休暇村へ向かいま~すバイバイ