『ただ観る』という瞑想法の詳しい説明

 

『ただ観る』というババジの瞑想法はインドで非常に古い時代から受け継がれています。シヴァ・バラヨーギ、シヴァ・バラヨーギと代々のマスター達がこの同じ瞑想法に通して真我実現を達成することができました。
 
ババジは下のように細かくこの瞑想法、ジャンガマディーヤについて説明します。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
眉間 を ただ見ることです。

どんな物でも、アンカーでも、人でも、 名前でも何も 見ないという秘訣を身に着けることが重要です。

ただ見てください、それだけです。そうするにはあなたはまず

眼球の助けを借りて、眉間に固定します。そこに心も持ってきます。

心を通して見続ける間、あなたは思考を分析していません。

浮かんでくる思考や映像を判断もしていません。以前に習得した癖は

潜在意識状態から全部湧き上がってきて、次にそれが

溶けて、消えていきます。このプロセスが働く間に、思考と映像が現れます。脳が

癖を解読して、思考と映像として現せます。心の中 に現れているのは

自分の中に現れているということです。そしてその思考や映像をまず認識してから掴んで分析をしてしまいます。

あなたにはそんな傾向があるから、どうしても分析をするのです。静かなままにはなれないのです。

「これは良い、これは悪い、なぜこれが起こっているのか」、こういうふうに思考にのめり込んで判断をします。

判断をすると跡が残されます。つまり、一つの考えが消えたら、あと一つの

考え を 吸収します。知らないままに、このプロセスが続いています。何百万、

何千万もの考えが次々とやってくると、あなたはそれをなぜ止めることができないだると不思議に思ってしまうでしょう。

あなたは分析して判断しているからです。こういう効果が止まらなければならないのです。ただ見てください。

この「ジャストウォッチ、ただ見る」という指示はマスターからの指令、命令です。ただ見るというのはただみる。

考えが湧いて来たら、そのまま受け入れるけど、考えることはしません。あなたの心は

このこと を 理解し なければなり ません。そのために私たちが進歩ができたのです。ある日私たちがこの秘訣を理解しました。「ああ、私は静かにしなければならないのか」、と。

それはあなたの心が認識しなければならないことです。精神的に静かにしておかなければなりません。思考を

認識しないと、その思考は 存在価値を失い、溶けて消えます。

それはただの幻想だからです。以前の講演でもお話ししたように、

考えると思考が浮かびます。その思考を見るうちに、心が 自分の想像力の

ためにこの思考があることを忘れ てしまいます。代わりに、心はその思考を基本な現実として認識し、

分析または判断することによってその思考にのめり込みます。これは心と脳との関係によって

起こって いるプロセスです 。脳と心には妙な関係性があります。

卵から出てくる鶏、鶏から出てくる卵のように続ける一方。いったいどうやってとめられるんだろうと思うでしょう。簡単に、

上手にそれらの1つをまた次のプロセスにいかないように引きこむと、プロセス自体が停止されます。

ですからあなたは瞑想で分析と 判断を しないように心を上手に引きこむことです。それが「ただ見る」の意味です。
 

 

これは「瞑想の目的」というYouTubeビデオからの抜粋
前のブログに全部見ることが出来ます(日本語字幕付き)