心の中に思いが浮かんでくると、良い考えが来れば、その後にかならず悪い考えもきます。
幸せが訪れれば、不幸せもそれに続きます。なぜなら、心は二元性に巻き込まれるからです。
心は一つのものに維持することができません。
もしいつも幸せなことだけを想像することが可能であれば、誰もがずっと幸せでいらてたでしょう。
しかし、どんな生き物、人間にもそれは起こりません。
今日は幸せでも、明日は不幸せになる。次の瞬間にでも不幸せになれる。
だから、この思考を一度完全に止める必要があるのです。そうすれば、この世の幸せも不幸せもなくなります。
そして、心は自然の状態にもどり、完全に平和になります。自然と静かで満足しているのです。
静寂とともに、満足感も訪れるのです。
そうすると、何一つ必要とされるものがなくなります。そういうような人を困らせることはできません。
シヴァ・ルドラ・バラヨーギ