さて、4月6日午後の六万騎山
から少し遡って
土曜日午前中のアクティビティ
このところの暖かさで
雪解けが急激に進み
今年の雪の少なさも相まって
今年最後の雪山行かな
と思うほどの暖かさ
現在、ズボズボの雪と格闘したせいで
ふくらはぎが絶賛筋肉痛中ですが
ここまで素晴らしいルートとは
思ってなくて、超感動
素晴らしい雪の稜線を歩くことができて
とても楽しかったです
またリピートしたい山が増えました
下山後にお話をした
地元の方によれば
これでも例年よりはるかに雪が少なくて
雪が締まっていれば
もっと楽に歩けるとのこと
あと、下りのバリエーションルートが
とても広くて綺麗な一面の大雪原で
マジでスキー板が欲しくなりました
最後の林道歩きが長くてもう
超絶キツくて大変で、
最後の最後にBCスキーヤーに抜かれて
この時ほど下りのスキーが
羨ましかったことはありません
(8分20秒)
Coldplay "Coloratura(後半)"
& Tate McRae "Heather"
てな訳で本編です。
スタート時の天候は曇り
まずは林道登りからですが
土曜日は気温が高めで
ツボ足で歩き始めましたが
ズボズボと足が沈んで大変だったので
早々にワカンに換装
結局この日は終始ワカンで歩きました
この日最初の入山者だったみたいで
雪は降ってないので
踏み跡は残ってて
バリエーションだけど迷うことは無し
標高が上がってくると
背後に以前登った守門岳が
見えてきますが
山頂はまだ雲の中
しかし、下の方に日が差し始め
回復基調なので、これからに期待
今回一番の急登に差し掛かると
既に雪が割れ始めてましたが
尾根筋には影響なし
さて、標高1000mを越えると
眺望が開けてきます
写真中央奥に
カヘヨノボッチを捉えますが
まだまだ遠い…
ここからは標高を上げるとともに
眺望が良くなってきます
青空も覗いてきました
「根開き」
春の季語ですね
6時半過ぎにようやく太陽
まだ雲が掛かって霞んでますが
ここから徐々に青空が広がり始め
景色がモノクロの世界から
カラーへと色づき始めます
自分が歩いてきた跡が見えるのは
とても気持ちいいです
奥は守門岳
ようやく全容が見え始めました
そしてカヘヨノボッチが射程内に
この頃から青空が急速に広がり始め
周辺の山々も輝き始めます
右手には
狢沢(むじなさわ)カッチ(中央左)
と北岳(右)
(「カッチ」って何だ!?)
その間の奥に鬼が面山が見え始めます
カヘヨノボッチ(左)と前岳(右)
浅草岳はまだ更に向こう側
そして、カヘヨノボッチに登ると
前岳へのこの景色!
スンバラシイ
もう、とんでもなく美しいです
左側は雪庇なので
寄り過ぎないように
少し下って、カヘヨノボッチを
振り返ると、山頂の右側に雪庇が
せり出しているのが分かります
(歩いてきた足跡は地面の上ですが
こうやって見るとちょいと怖いw)
クラックあり
それほど危険な感じはしません
そして、前岳に向かって
登っていくと、
カヘヨノボッチの雪庇の全容が
綺麗に見え始めます
そして、ようやく
鬼が面(おにがつら)
と対面
今回、この面を見るのが
一つの目的でもありました
雪も付かない断崖絶壁の急斜面
でも、あれを登るロッククライマーが
居るんですよね…
さて、前岳を登ると
浅草岳はもうすぐそこです
浅草岳(標高1585m)
山頂は360度ビュー
南側の燧ヶ岳や平ヶ岳、
荒沢岳、中ノ岳、越後駒なども
見えてましたが、ちょい霞んでました
しかし景色としては北西の守門岳と
北側の良く知らない山々の
景色がとても綺麗でした
北側に陣取ってランチタイム
ここまで誰にも出会いませんでしたが
食べ終わった頃くらいに
前岳に人影が見えました
さて、下りは北側の緩やかな斜面を
下って行きますが
とても広い大雪原で
この時ほどスキー板を
欲しくなったことはありませんでした
奥に見えるところまで
約2㎞くらいでしょうか
ずーっと大雪原が続いています
途中、お人形遊びとかやりつつ
振り返ると、左から
浅草岳、前岳、カヘヨノボッチ
守門岳は相変わらず
美しく行く手に聳えています
更に少しだけ急な斜面を下って
無事に林道へ
…しかしここからが長かった
一歩一歩踏み出す毎に
微妙に雪に沈み込むので
もう無駄にキツくて…
ここまで、誰にも抜かれることは
なかったのですが、最後の最後に
BCスキーヤーの方に林道で抜かれた…
それほど斜度は無いので
スイスイと歩く感じですが
めっちゃ楽そうで
本当に羨ましかったです。
ヘロヘロになって下山完了
本当に凄くキツかったけど
危険なところはないし
また訪れたくなる
素晴らしい雪山でした!