さて、今週末の土日は
嫁さんが大阪に遊びに行ったので
「自分もどこぞの山に登って
ソロキャンでもやりにいくか」
ってんで、奥秩父の破風山へ
「一体どこの山だ!?」
と思われるでしょうが、
甲武信ヶ岳と雁坂峠の間にある
マイナーなお山です
(一応、埼玉百山)
破風山に行くには、
甲武信方面から縦走するか
雁坂峠から向かうのが一般的ですが
そこはそれ
マイナー志向の自分は
破風山直登ルートを選択
(バリエーションルート)
以前、埼玉百山巡りをやってた時に
無雪期に一度登ったことがあるのですが…
雪が積もるともう別次元
ここまでキツイとは思わなかった…
かなりキツ目の登山でも
筋肉痛になる事なんて殆ど無いのですが
今回は即日筋肉痛
(3分12秒)
Music:Taylor Swift "Mastermind"
…てな訳で、悶絶登山の一部始終です。
当初計画は、西破風山を直登して
東破風山から雁坂嶺経由で
雁坂峠から通常ルートを下る予定でした
(前回無雪期に歩いたルートと同じ)
そこそこの距離があるので
積雪負荷も考慮して4時半に
雁坂トンネルを出て
すぐの駐車場からスタート
こんなところから登る人は
誰も居ません
最初はそれほど雪もなく
急登はあるものの順調に標高を稼ぎます
スタートから1時間半ほどで
距離的には半分くらい
東の空が明るくなってきます
標高1657mピークを超えると
積雪が多くなりますが、まだ
つぼ足で歩ける程度
だだ、ルートはほぼ全く整備されておらず
倒木が散乱する中を
目印を探しながら歩きます
時折、破風山と雁坂嶺が見える
石楠花はまだ葉が閉じている
標高1800mくらいの地点で御来光
@6:58
無雪期でも踏み跡が薄いのに
雪が積もると全くルートが分かりません
つぼ足では
時折、膝まで沈むようになり
スノーシューを装着
誰も歩いていないみたいですね
あるのはアニマルトラックのみ
でも、意外とピンクリボンに沿って
歩いていたりします。
見てるんですかね?不思議
しかし、獣のやる事ですから
下手に信じて、そのままアニマルトラックを
歩いて行くとルートを外しますwww
ピンクリボンを探しつつ進みますが
ロストしては見つけての繰り返し
そうこうしているうちに
スノーシューでも膝まで
ズボり始めます…
これはキツイ
サラサラパウダーだと、
足をそこまで持ち上げなくても
ラッセルで進んで行けるのですが
微妙にモナカで、足を完全に持ち上げないと
次の一歩を踏み出せません…
で、体重を掛けると
膝までズボるので、その繰り返しで
急激に体力を消耗します
破風山は見えているのに
ちっとも近づかない
しかもどんどん斜度が上がっていく
スノーシューでは歯が立たなくなってきて
堪らず、補給休憩&アイゼンに換装
(バレンタインチョコ)
…しかし、この後にラスボス登場
写真ではよく分かりませんが
とんでもない急登
しかし、アイゼンでは普通に膝上で、
時折股下までズボります
しかも、天気は良いのに
一向に樹林帯を抜け出せず
気力・体力共に消耗…
ちょっと登っては休憩
ここまで消耗したのは久し振りです
…しかし、そのキツイ登りの果てに
急にパッと視界が開けます。
後ろを振り返ると…
山頂に雲は掛かっているけど
富士山です
左手には木賊山と甲武信ヶ岳
この時点で11:57
もう完全に電池切れなので
ここでランチタイム
山ペヤングとビールが
疲れた体に沁みました
更におやつタイム
さて、ランチ&おやつの後
ピークだけは獲っておきましょう
破風山(西破風山)標高2318m
そして、ピストンで戻ることにして
午後1:30頃から下山開始
登りは7時間20分も掛かったのに
下りは2時間40分でした
いや、本気でキツかったです
⛺⛺⛺
さて、土曜日は家に帰っても
誰も居ないので、
以前、きんどーさんと一緒に
行った場所でステルスソロキャン
焚火して、ビール飲んで
メスティンご飯炊いて
ステーキ焼いて
もう一つ貰ったチョコ食べて
美味しゅうございました
さて、翌朝はテントに落ちる
パラパラという雨音で目が覚めました
それほどの雨ではなく
本当にパラパラという感じ
山の上から日差しが出ると
虹が出ました
今日は特に予定も無かったので
朝っぱらからカレーを食べつつ
ビールなど
誰も居ないので、酔い覚ましに
お人形遊びなどしつつ
のんびりダラダラと過ごして
ゆっくりとお家に帰りました
楽しい2日間でした