いちご白書(アメリカ・1970年) | Cinéma , Mon Amour.。.:*☆

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わたしの右脳は洋画で
左脳は邦画で出来ておりまする╰(*´︶`*)╯

こんばんは

今宵ご紹介する映画は『いちご白書』
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さすがにわたしも
公開当時の熱狂は知らなくて

その後の
『いちご白書をもう一度』を
経由して辿り着いた映画でした

で、この曲のヒットを
受けてのことでしょうね
中学の時に、今作が
地上波放送されたんですよ
その日は日曜日で
地区の廃品回収があったんですが
どうしても映画を観たかったわたしは
ダラける男子に発破をかけて
放送時間ギリギリにうちに帰ったことを
今でも覚えています

こういうことばかり覚えているなんて
何とも不思議ではありますが
お話にまいりましょう

時は1960年代、舞台はアメリカ
学生運動の波がうねりとなって
社会を覆う勢いだった頃

とある大学(コロンビア大学が舞台の模様)にて
子供達の遊び場を潰し
予備将校訓練隊のビル建設に反対する学生たちの
ストライキが起きておりました

ノンポリ男子大学生サイモンは
ブルース・ディヴィソン)は
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運動家の女子大生リンダ(キム・ダービー)に恋をし
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彼女に近づくため
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手っ取り早く学生集会に参加して
仲良くはなりますが
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彼女には別にボーイフレンドがいるし
お気楽な彼と付き合うには
焦燥感があったんでしょう
二人の距離は離れてしまいます

元々彼女目当てで
集会へも参加したくらいですから
学生たちが何故、怒っているのかなんて
サイモンは深くは考えていなかったんですね

たまたま否定派の学生と
やりあったことによって
運動の意義と向かい合い
彼女とは関係なく、その場に留まります

で、彼女もまた
彼の元へ戻ってくるんですけど

熱を帯びてくる学生たちの抗議に
当局は武力行使を実施

輪になった学生たちが
手拍子とともに
プラスティック・オノ・バンド
『平和を我等に』をリフレインする中
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突入の合図を待つ警官隊

『鎮圧』の名の下、降り注ぐ催涙ガス
容赦なく振り下ろされる棍棒の嵐に

倒れる愛しき彼女と

怒れる彼、サイモンの
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ダイブ・ストップモーションです
このシーンやはり、胸が熱くなりますね

何せわたしは『3年B組金八先生』の
~卒業式前の暴力~で
さめざめと泣いた女ですから

やはり無防備な若者が
打たれるなんて、理不尽ですよね

なのに何故 
SEALDsには共感出来んのか??


今作はアメリカンニューシネマに
カテゴライズされまして

警官隊がまっ先に
黒人学生をターゲットにする様や
女子学生にさえ、容赦ない鉄槌と
権力者の横暴はまさしくそれですね


そんなことで、キム・ダービーちゃま
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天地真理ちゃん好きには
堪らんかったでしょうなぁ
ボンドガールとか、
ラクウェル・ウェルチ←(当時ね)には
後ずさりする我らが日本男児も
キムちゃまなら、いくでしょ??   
だって兄さんたちさ
『隣のあの娘』には弱いやんか?
あたいは知っとるで

キムちゃまは
この後は第一線てわけではなかったけれど

逆に言えばこの一本で
永遠におなりあそばしたとも言えるわけで

お相手のブルース・ディヴィソン
はじめはノンケ、ノンポリ、ノビタ君でしたのに
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何処にでもいる普通な彼が
怒りによって、顔つきが変わっていく様は
当時中学生のわたしも、かっこいいと思った
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守りたい娘が出来た時


青年は


大人になるんだな
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そしてその通過儀礼が
うまくいくとは限らないのも、また事実で


『卒業』の
その後は知りたくないけれど

『いちご白書』の
その後は垣間見たい気がする


あっ、それが『いちご白書をもう一度』へと
繋がるのか……


実はその甘酸っぱさが
嫌いではないジェーンですが


何か文句がおありでしょうか   笑  笑



バフィ・セント・メリー
震えるビブラート全開の
『サークル・ゲーム』です