今日は、町内の青柳小学校のなつまつりで、
校内が一般開放されていたので、
おじゃましてきました。
体育館では金管バンドのハツラツとした演奏で、
5年ぶりというおまつりのオープニングです。
校舎は昭和10年竣工だから、来年で築90年!
耐震補強されてますが、廊下のアーチ型の梁など、
当時のモダンな雰囲気はそのままです。
設計は、公民館や函館公園の旧図書館と同じ、
小南武一さん。
上階の梁は、少し雰囲気の違うシャープな印象。
屋上に続く階段は、優美な曲線的な手すりや
踊り場の壁・天井、丸型の窓など、
遊び心あふれるデザインが素敵。
昇降口の床タイルは、なんと、
先日惜しまれながら解体されたニチロビルの
カフェマルセンの入り口と同じものでした!
青柳小学校は、旧青柳小学校と谷地頭小学校が
平成2年に統合して開校したとのこと。
校内には、それぞれの資料室が1部屋ずつあり、
貴重な写真や旧校歌、年表、思い出の品が充実。
歴史が大切にされているのを見ると、
あたたかい気持ちに。
校庭に出ると、こういう風に函館山が見えて、
毎日見守られながら過ごすのを想像しちゃいます。
片隅にあったのが「行幸記念碑」。
昭和9年にあった函館大火の復興小学校として
翌年に建てられたので、
昭和11年に昭和天皇が函館に行幸されたとき、
ここを訪ねて屋上から復興状況を展望したそう。
その記念碑なんですね。
なつまつりでは、青柳アイスや焼き鳥を買って、
普段立ち入ることのない校内を拝見できた、
貴重な機会となりました。
正面入り口のスロープ前に植えられたナナカマド、
ふと気づくと、実が赤く色づいています。
さすがに秋の気配がただよってきた函館です。
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