昨日はもうひとつ楽しみなイベント、
「函館ぶら探訪」に参加しました。
中尾仁彦さんが案内を続けて15年目、
この日で通算200回という記念すべき街歩きは、
「ずっと残したい函館の大切なもの」がテーマ。
函館の原風景・街の記憶を一緒にたどります。
明治22年、日本人の設計による日本初の水道施設
「元町配水場」。
そんな水が今だにわが家にも供給されていて、
おいしく飲んでいるってすごいことです。
明治40年、大正10年、昭和9年……
3度の大火に耐えた奇跡の建物「旧入村質店」。
石川啄木夫人が利用したという質屋で、
現在は、茶房&アンティークショップひし伊。
いろんな意味で貴重すぎます。
大正~昭和初期に栄華をきわめた
北日本で最大のカフェー街「銀座通り」。
当時は70棟近くの耐火建築が建ち並び、
今も10数棟が残り、飲食店などにも活用されつつ
レトロモダンな雰囲気を伝えます。
通りまるごと「建築野外博物館」とされるほど。
函館に唯一残る、十字街のアーケード。
繁華街の記憶をとどめ、新旧の店が今も営業中。
函館市電と旧操車塔(モニュメント)。
函館の街には市電の往来がお似合い、
昭和14年~平成7年、ポイントを切り替えて、
行き交う市電をさばいていました。
昭和22年から現在も聞こえる「街頭放送」。
街なかでどこからともなく流れてくる音の広告、
よく見ると、歩行者用信号の上にスピーカーが。
今でも市内に300ほどあるそうです。
雪国の消防力を支える「黄色い消火栓」。
大火の多い函館で昭和12年から導入されて、
雪が積もっても埋もれない、目立つ、水勢に優れた
頼れる存在。ただおしゃれなだけではありません。
ベイエリアの「上下和洋折衷建物群」。
上が洋風、下が和風の函館独特の美しいデザイン、
明治~大正に繁栄した海産商の住宅兼店舗の建物。
雑貨屋や飲食店などに活用されて生きつづけます。
函館山のふもとの「教会群と寺の共存する風景」。
異なる宗派・宗教が互いを認め合って
狭いエリアに並び建つ様子が、
異国情緒あふれる街並みを形作っています。
函館の特徴が集約されたエリアだと実感。
2時間強の街歩きを終えて、
午後から通算200回のお祝いの会を開きました。
私が移住してからずっと、この街歩きで
函館のいろいろな魅力を教えてもらい、
感謝の気持ちでいっぱいです。
街の語り部・中尾さん、おめでとうございます!
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