湯の川温泉の老舗割烹旅館の若松。
函館に来たからには一度泊まってみたいと
機会をうかがっていて、
「はこだて割」で思いきって予約。
まん防による数度の延期を経て、
やっと念願かなってのお泊りとなりました。
1922年（大正11年）創業、今年で100年！
玄関を入ると正面に、風格のある欅板の階段。
ほぼ100年前のままだそうです。
本館の渡り廊下にも100年前の雰囲気が。
玉石に年代物の杉の切り株が埋め込まれ、
天井の造りの美しさにもため息が出ます。
津軽海峡に面して建ち、部屋の目の前が海～！
大好きな函館山の夕景にうっとり。
朝の函館山もすがすがしいもの。
左に見えるのは青森県の津軽半島。
ふだん近くから見ているのとちょっと違う眺めに
興奮します。
夜は正統派の懐石料理をゆるりと。
朝はバラエティにとんだ和食膳。
どちらも地元の旬の食材の魅力と、
目にも美しい器のとりあわせに感動しきり。
建物よし、眺めよし、料理よし、お風呂よし。
こんな宿に両親を連れてきてあげたかった……
と後悔してもしかたないけど、
気のおけない友人とのわくわく時間、
一年分の命の洗濯になりました。
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