数日留守にしている間に、函館は秋の気配が濃くなったような気がします。
しっとり秋雨のなか、茶房ひし伊のクラシックな建物に目を惹かれ、
しばし足をとめました。
大正時代に建てられた石蔵を改築したカフェ。なんとも落ち着く風情です。
建物わきの、よく手入れされた植え込み。
夏の間目を楽しませてくれたアジサイとノリウツギの花が、
雨に濡れて、にじみ出た紅色をいっそう鮮やかに見せています。
足元には、赤いミズヒキと白いギンミズヒキが咲き競っているよう。
こんな何気ない花も、和の建物にしっくりなじんでいますね。
用事をすませて家の近くまで帰ってくると、
いつもの農家さんが雨の中、移動販売に来て店開きしていました。
今朝、畑で採ってきたというさまざまな小菊。
こちらも雨にぬれて色鮮やか。1束買って帰り、部屋にも小さな秋をお持ち帰り~。
★函館市公式観光情報サイト「はこぶら」で企画・編集・執筆担当。