今日はちょうど皆休みの日でゆっくりと起きてシャワーを浴びた、知らぬ土地に来たらまずは水を飲んだり浴びたりして、その土地とつながる(つもり)

 

実は恋人もここに来ていて、会いに来たのも一つの理由である、今日はオフなので二人で辺りを散策しようと車を走らせた

 

大島というエリアに行った、ここも最近道ができて簡単に行き来ができるようになったらしい

 

海沿いの道からは青々とした海が煌めいていて美しいがここも津波で襲われた街だった

 

東北に入った時点から地震や津波のことを考えていた、この土地に住み続けている人たちは危険と隣り合わせであり、いつもそのことを意識しながら暮らしているのか?

 

前日の福島もそうだが、わざわざその気持ちを持ってまでここにくるのは、やはり好奇心と実態を自分の肌で感じ取りたいからだった、大丈夫、俺はラッキーだから

 

大島の高台にある神社に行った、勾配のある道を登っていくとカーブからの海がとても綺麗で車を停め近くを歩いた

 

針葉樹の林や竹藪が斜面にあり植物観察、新芽も少しずつ出ていて春を待っているのを感じる

 

アケビのようなものがなっていて皮も自然にめくれ、すっかり乾いていたが食べると美味しい

 

しかし調子にのって沢山食べていると渋みなのか喉にイガイガと辛みのようなものが広がった、なんでも口に入れてしまうとこういうことがある

 

辺りにはフカフカの苔がところどころ生えていて竹にも生えていた、ここは湿度などがちょうど良いのだろう

 

神社はロケーションとしていい所、景色もいいし海からは距離がある

 

鏡の奉納された境内の角には獅子や象の彫刻が付いていてその画風がなんとも日本離れしたインドや大陸から渡ってきたのだろうという様子がうかがえる

 

 

昼時になったので牡蠣の美味しいという食堂に向かった

 

道に看板が出ていて、小道を少し進んでいけば着くかと思いきや、看板を見てから行けども行けどもたどり着かない、一度山を上がり再び海に降りるような辺鄙なところにあった

 

お店の名はヤマヨ食堂、てんでテレビのことは知らないが朝ドラのロケ地に使われて一躍有名になったみたいだ

 

牡蠣の養殖と処理もそこでしているらしく、目の前の海には養殖のパレットのようなものが浮いている

 

お店は小さく席がいっぱいだったので一時間ほど待つことに

 

またどこかにぶらぶらしに行ってもよかったが丁度そこにオーナーの元気なおじいちゃんが車で現れた、車内からは日本の昔のロックみたいな曲が流れてきた

 

彼は窓を開け窓越しでたっぷりとお話をしてくれた、その中には前日から頭で模索していたキーワードがあったり、人生の大先輩が故ご先祖からのメッセージを感じた

 

ここも津波で洗い流され一度は壊滅的だったとも現地の貴重な声も聞く事ができた

 

早めに席も空き一旦座った後、記念に写真を撮ってきな、と店の裏っ側にあるドラマで使われていた看板があり、そこの下でオーナーさんとパシャリ

 

そこからが面白いところ、裏側からstaff onlyの入り口からお店の表の入り口につながっている通路を通ったときに、なんとそこにはまだ発見していないマッチ箱があった!

 

ご存知の方もいればない方もいるだろう、ここで改めて広めておくと今日本中で現在売っている並型と呼ばれるマッチ箱を集めている、マッチ探しの旅だ

 

行く先行く先で名前の知らないスーパーやホームセンターがあればマッチコーナーに行く

 

店が違えば仕入れ先も違う、ここ最近新しいものに出会っていなかったが、もしや東北には、、と期待していた甲斐があった

 

オーナーさんにマッチを集めてるんですと旨を伝えると二つ返事でくれた

 

そして柄がなんと御所車、それは前日に尋ねた、いわきの大叔父さんの家紋にも使われている

 

ご先祖の声が聞こえた気がした

 

今日の口コミは牡蠣料理

 

牡蠣鍋という囲炉裏鍋のような鍋に牡蠣、豆腐、ねぎ、椎茸にしらたき、などが入り温かく味付けが上品だった、牡蠣が絶品だ

鍋にはご飯、味噌汁、漬物に、最後はデザートもついてくる

恋人は至れり尽くせりの4種類の牡蠣料理コースで量もあったので全て一つずついただいた、どれも美味しいが牡蠣鍋が一番だった、そして驚くことが気仙沼の物価だ、ここは海鮮が安い、いや安いのではなく他が高いのだ

 

その後、街に少し出かけアバウトハウスに戻った

 

夜は新鮮ワカメのしゃぶしゃぶと鍋、ワカメは大きく、この大きさで見るのは生まれて初めてかも知れない、あらかじめ食べやすい大きさに切っておいた

 

鍋にワカメを入れると、それはたちまち綺麗なグリーンに変わり、そのまま口に運べばコリコリともなる食感が残っているまま食べる事ができる、ここは海幸が豊かだ