ダルエスサラームでもテント

 

早朝のことだった、急に横殴りのスコールがやって来た

 

壁は360度メッシュの蚊帳のようなテントだったので雨は徐々に中に入って来る

 

メンバーも目を覚ました

 

荷物をまとめ、ティサはカバーして眠らせておいた

 

屋根には雨が溜まり時折それを落とさないとテントは潰れそうだった

 

眠いがまだ起きる時間でもない

 

少し止んでましになった頃合いを見て荷物を車に預け、少しだけ横になった

 

バス停まで送ってもらった

 

今回のメンバーは10歳の男の子と自分ともう1人メンバーで、彼もまた少年について来てと言われた1人だ

 

バスは朝の4時以降にしか走らないが正確に時間はわからなくて前々にラマに聞いたのだが、朝の1時だとか2時だと言われて首を傾げていた

 

しかし!タンザニアおよびスワヒリ語を使うエリアにはなんと、この時代になっても違う時間の読み方があるのだ!

 

 

それはスワヒリタイムと呼ばれ現在時刻から6時間引いた時間を言う、なのでサー モジャ(1時)と言われれば7時のことなのだ

 

これを知らないと話はこんがらがるし、待ち合わせもできない

 

心配で6時に来ていたので1時間待ったが、その間にバスに乗りに来たタンザニア人、その人達に食べ物などを売りにくる人達がいて暖かいミルクを買った

 

濃厚でいい香りがして美味しい

 

バスに乗り込んだ、一番後ろの席に座る

 

ガタガタ道を出発

 

雨の後でぬかるんだ場所がたくさんあった

 

横の席の人が優しくて、言葉が通じなくとも意思疎通を図り、少年と音楽を聴きあったりしていた

 

あまりにガタガタで一瞬中に浮くことがあり、その空中で目があったりなんかしてみんなで笑った

 

1台目のバスでは、徐々に人が乗り込んで来て立つ人もいるくらいの時、ある停留所でいきなり

 

入り口にガスのような物が立ち込めた!

 

「きゃー」と客たちは奥に走ってきた

 

なんだ?テロか?

 

一瞬頭にそんなことが過ぎったが、冷静に考えるとこんな辺鄙なところでやる意味なんかないのでは?

 

すると誰かが説明を始め、皆落ち着いた顔になった

 

「マジ、マジ(水だ水}と言う声が聞こえた

 

どうやら熱くなりすぎたエンジンに水を掛けたか掛かって水が一瞬で蒸発した水蒸気だったらしい

 

刺激的なバスの旅の始まりだ

 

乗り換えのバス停に着いた、時間がありそうなので軽くチャパティとスープを食べ、チャイを飲んだ

 

次はマイクロバス程度の大きさでなぜか出発してすぐ角で長い間停まっていた

 

客が少なかったので客を集めに行っているようだった

 

タンザニアの町を観察できるいい時間だった

 

たまにバスの窓から物売りが売り込みに来た

 

すり鉢から飲み物、アイス、焼きトウモロコシなど

 

トウモロコシは日本のと比べて白っぽく甘みも薄かった

 

きっとウガリにはいいんだろう

 

やっと出発したバスは長い道を走った

 

いつも通りのキャッサバ畑が広がっていたり遠くには山が見えた

 

そのうちには山にも行きたいな

 

次のバスは音楽がガンガンで車体が揺れていた、中にはモニターがあってPVも流れてる

 

タンザニアで流行ってる若者向けの曲で、だいぶノリがアメリカナイズドされてる曲だ

 

バスの運転手たちは優しくて、ちゃんと乗り換えのバスまで案内してくれるし、次の運転手に行き先を伝えてくれるのでスムーズに行けた

 

夕方の6時にはダルエスサラームの拠点についた、11時間かかった

 

ああこんな所に最初は居たんだな

 

前より工事が進んでいた、こんなに高い建物は久しぶりに見た

 

プールで泳いでクールダウン、前より泳げるようになってる

 

夜ご飯は中華に行った、中は隅々まで明るすぎて違和感を感じた

 

周りが暗い方が安心することに気がついた

 

勿論ご飯は美味しかった

 

 

夜は前々から頼んでおいたが、テントを海岸に張って寝た

 

エコビレッジのモードをキープしたかったし、もう知っている海岸なので出来ることだ

 

ダルエスサラームの夜はやはり少し明るく、どこからかも音はずっと聞こえていたが海沿いで涼しく楽しかった