高校卒業後はすぐにフィリピンの山間にある語学学校に英語を学びに行った。

 

そこは標高1500mの高地。お店で売られている袋のお菓子などが、気圧ではち切れんばかりにパンパンなところ。糊付けが甘いのか実際にはち切れていた。

 

フィリピンは赤道に近いのでこの標高でも大分昼間は暖かいが朝晩は涼しく冬という概念もあり、クリスマスシーズンは涼しい雰囲気を感じるために各地から人が訪れる冬の避暑地。

 

今も標高1500mのところもある町に住んでいるが、ここは逆に、というか本来の夏の避暑地。冬はむしろ暖かいところに逃げたほうがいいんじゃないかとも思うほど寒いのだが。

 

結局2回に分けて合計8ヶ月そのフィリピン学校に通い、年も越した。住まいは学校の校舎についている寮の相部屋で2、3人のたいていは韓国かベトナムの生徒との共同生活だった。

 

各自ベッド、机、クローゼットがあり、トイレとお風呂は各部屋にあり共有。日中は教室にいて、放課後は食堂でも空いてる教室も使えるので部屋はほとんど「寝る空間」だった。

 

昔から(小学生くらいから)自分の空間は綺麗に保ち、物を綺麗に並べるのが好きだったので、自分の机やクローゼット空間は作り上げていた。フィリピンは古着屋が多く、安くて掘り出し物も多かったので結構買い漁ってクローゼットに並べ、毎日眺めていた。

 

相部屋というのも面白いもので半強制的に誰かと生活すると他の人の生活も垣間見れるし、仲良くなる人とは仲良くなり、結構楽しい。

 

大半のルームメイトは朝はギリギリまで寝ていた。僕は朝しっかり起きて身支度をし、朝ごはんを食べ、音楽をきいて氣分を盛り上げその日に打ち込んだ。

 

ルームメイトと仲良くなればもちろん言語の上達も早い、自分より前に学校に来ていてよくできる人と仲良くなるのも大事だ。

 

赤の他人と生活する利点は、常に見られているというか、常に背筋の伸びた状態をいい意味でキープできることだと思う。それで氣を使って疲れたら本末転倒だけれど、僕の場合は少しこういう状況下にある方がしっかり出来ていい。