Jamlips 1998- -6ページ目

Jamlips 1998-

VocalのEmmyです。

10歳の頃よりかきためた言葉を記録。
詞、詩。日々の思いや想いをここに。

Another Side - - - http://ameblo.jp/trump-emmy/


瞳孔がひらいたままんまのぼくら
いばらだらけのあなたまさぐる

右手こゆびにひっかかった花びら

真っ赤な手
   真っ赤なばらの
てれながら俯くんだ

それが真実だっておもえるようにつぶやく


涙が鞠になってあなたのあしもとまで
ころがってった白昼
にらめっこしたまんまでまた俯くんだ

またひとつ
   また一つ
愛と悪を見きわめながら青白い月になってく


瞳孔ひらいたまんまでぼくら
夢のなかで飛んでた
空の懐へ投げつけられるように
足をばたつかせながら溺れるように

もえぎ色にからだ
ちいさな紙ひこうきみたく ねじられながら
空 ってことば繰りかえしつづけるんだ

このまま目がさめても
瞳は白くまだずっと浮かんだまんまだ


ぼくら空になりたい

僕らは空になりたかったんだ


青白い月に溶け入って 夜にはなんにもなくなってしまう

瞳孔はひらいたまんま


ぼくはきみを置きざりにして空になるから


040907

雛 


君の口の中で眠りたい
赤と黒をごちゃまぜにしたその温もりの中で


最後に見つめたものが今沈もうと
その太陽の中に君の雛が生まれてても

絡み合う唇の先でただ一つ伸びてく白さで
ずっとずっとまぶたのうしろは明るいまま


君の口の中で眠りたい
例えばものすごく冷たい陽だまりが襲ってきても


最初に感じる君の鼓動を

隙間のひとつひとつ

大きくなってく君の涙のこぼれる音で
だんだん だんだん
埋めていって 初めて眠れる

その唇の奥で ごちゃまぜになりながら

早く眠りたいよ

赤と黒の陽だまりの中で
君の涙の崩れる音をききながら


一番最初にこぼれる君の息の中で
僕は君の雛に


050331

まちばり


半端な腐れ物

夢にまで出てきたから
君の頬袋に僕を含んで

硬いかたいカタイ
夢の続きの腐れ物


二階建てバスが走るようで
やわで甘ったるい

ユニオンジャックのようで
皮に繋ぎとめたピンが

エコーの止まらない人影を
まちばりでフェルトに


それはまるで
夢の続きの腐れ物


左胸を両拳で飾り立てて
僕の頬唇一組でめかしこませる


まるで蜜溢れるような腐れ物
夢が続いてしまった腐れ物



041209

果実の王様


透きとおるふわふわしてるもの
君が雲の外側を巻き込んで連れてきたもの
甘くもないけどしょっぱくもない固形物
真っくろい前髪が君の視界を

ねえ
どうして僕はこんなに?


さりげない輪郭がなにげない言葉に
光がもれてこない果実の中央で
温もりをさえぎらない果実のおうさま
抱きしめても握り返してくれないなら

ねえ
どうして僕はこんなに?


甘酸っぱい真ん中の永遠に
両腕広げてかまえてた永遠
先にすすめない欲望との葛藤で

僕が君になげかけた

ぬくもりを遮らない果実のおうさま

抱きしめても抱きしめてくれないなら
繋いでも握り返してくれないなら


ねえ

どうして僕はこんなに?



041207

温瞼


そうやって君が僕の中でとびまわっているのを見るのが好きだ
手のひらの中の皺一つ一つにまで包まりたいと願って今日も夢が腐る


いつも思うように見上げてもかさかさしてて
潤いだとか湿り気だとか生ぬるさを2本だけ突き立てて追い求めてる


ひょっとしたら君の顔の皮 運命がくたびれる速さではがしていったら
実はもっと広く大きな手のひらの中に住んでいられるかもしれない


いつも思うようにうつむいたままがちがち言わせてる
ちぎれてしまうだとか瞼の裏に砂ばかり溜まる悠久の瞬間というバランスで


君が僕の手のひらの中でくるくる踊りまわっているのが好きだ
君を僕の両まぶたに挟んでそのままずっと一緒に朝と逃げ回ってたいくらいに


いつまでもずっとずっと見上げてても砂漠色のサウナみたいに
これからどのくらいかけて褐色を求めていくのか

                     君が桃色を瞼に融かし込んでくれるのか


スモーキーで構わない オアシスなんてさがしあてなくていいから


砂漠色のサウナ


僕の手のひらには今日名前がついたんだよ

腐る夢の末端から震動してくるように君の名前で今 僕の瞼が蕩けた



041203

網膜


愛の内臓の最果てって少し覗いてみて引き返した
どくどく君を生み出していくようでどんどんくもって見えた
金属製の冷たい音して金属性の臓物を感じた
群青色とビリジアングリーンの混ざり合う音がした

どんどん抜けていく

そのうちなにもなくなってきらきらひかってく
僕はこっからいなくなってて
そのうちなにもなくなってきらきらひかってて
それがきっと全部で全てだ


愛の内臓に吊られて蓋して逃げたくてかしこまってみた
がりがり内側に蚯蚓腫ればっかりできてくからだった
僕から僕を買い戻さないでってあからさまな言葉
混ざり合ってたのはその時も群青色とビリジアンだった


そのうちなにもなくなってきらきらひかってく
土から離れたしおれたかかとでも爪先でも覚えてく
そのうちなにもなくなってきらきらひかってて
しゃがんだままの君の先端まだ全部下向いてて
それがきっと全部で全てだ


愛の内臓 構成物
全部が全て

金属製 抗生物質
全部で全て

蚯蚓腫れにうっとり


僕は君の網膜になりたい
僕の全部で君の全てになりたい



041022

エメラルド


最後のためいき
それが言霊
君を食した僕の最後のためいき
エメラルドに愛された空に散り散り大爆発
厚さ1ミリのガラス

8段目ピンクがショッキングに切り裂いた
髪1本厚さ1ミリのガラスを

目細めるから曇り止めぬったくって
スライドさせてゴーグル捕まえて
日の出間近 呼吸の隙間で 指絡ませて


最後のためいき
それが言霊
盗聴されたい君の最後のためいき
トイレットペイパーでぐるぐる巻き 3回転目
染みこむ破れる

8段目ピンクだらけの内臓で貫いた
髪1本厚さ1ミリのガラスを

見開いた血走った球を搾り取って
その汁をぬったくって日の出間近
呼吸の隙間で 指絡ませて エメラルド


最後のためいき
それが言霊
厚さ1ミリのガラスで熔かしこんだ白息


041013

さいころ


  さいころが君を疑わなくなったなら
 きっとそのうち君は崩れてしまうと思うんだ
  夜が長いって泣くようになるのなら
 君はきっとそのうち脆くてくすんだ花びらになる
  その手のひらが太陽に背き始めたなら
 最後に君の背中にはヒビが入るんだろう
  それで空も平気だってえくぼ増殖させながら
 簡単につま先からピアノ線を吐き出す
目から突き出して消えない サイレンが離れないよ
スレンダーな僕で君を苦しめるなら 僕の中に埋まってくれる?
  弾け飛ぶようにのぼっていったら
 きっと君はそのままずっとずっと帰らない
  背中に入ったヒビから芽がはえるまで君は戻らない
 ずっとずっとつま先で裸足溶かしながら踊るんだろ
  さいころが君を疑わなくなったら
 きっとそのうち君は崩れてしまうと思うんだ
  誰の目にも触れないところでぼろぼろになって
 花粉を飛ばしながら一生懸命崩れると思うんだ



041006

ロケットゲーム


いつも思う
せめていっそのこと
反則負けしてしまいたいから脛に齧り付く
君はなんだかとてもくしゃくしゃになってしまったね
鮮やかでいたいからまつげばっかり伸ばして煌くんだろ
そんな君が香ばしいと知る燻るばっかりだった毎日だったから

虫眼鏡の奥って意外と広くて
林檎がばらばらなったのって意外とえぐい
差し詰め君が破片になって迷路を形作ったとしてもそれはロケットみたいなもんで
きっと産毛が生えてるくらいで支障は無い
迷い込んだまま僕のエキスを

90度の急斜面をスパイダーズウォークで転がり落ちていきたい
そんで君はぐちゅぐちゅになりながら弾け散ってくんだろ
ライフはあと一人分しかないから君を抱きしめるよ
反則負けしていいから突っ込んでよもっと
君だけでいいからさ
君ばっかり



040929

灰色



鳥肌で死んでしまうような人がいて


僕はその人の脚になりたいと泣いた


逆立つほどの激情の波に打ち勝った人の足元で


僕は一輪だけ口に銜えて犬になろう


茶色で濁ってしまったところどころアンバランスな土管から


僕は頭から二頭身分突き出して


その人の耳を指でなぞりながら声高々に


髪を引き抜くリズムが紙をめくるスピードを駆り立てるように


まわるよ


まわる


全部灰色に仕立て上げたあの人の腕の中にも似た胸の奥で


僕はまわるよ


蕩けてしまうほどの激情の中で振り乱されたいよ


040927