さいころ
さいころが君を疑わなくなったなら
きっとそのうち君は崩れてしまうと思うんだ
夜が長いって泣くようになるのなら
君はきっとそのうち脆くてくすんだ花びらになる
その手のひらが太陽に背き始めたなら
最後に君の背中にはヒビが入るんだろう
それで空も平気だってえくぼ増殖させながら
簡単につま先からピアノ線を吐き出す
目から突き出して消えない サイレンが離れないよ
スレンダーな僕で君を苦しめるなら 僕の中に埋まってくれる?
弾け飛ぶようにのぼっていったら
きっと君はそのままずっとずっと帰らない
背中に入ったヒビから芽がはえるまで君は戻らない
ずっとずっとつま先で裸足溶かしながら踊るんだろ
さいころが君を疑わなくなったら
きっとそのうち君は崩れてしまうと思うんだ
誰の目にも触れないところでぼろぼろになって
花粉を飛ばしながら一生懸命崩れると思うんだ
041006