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Jamlips 1998-

VocalのEmmyです。

10歳の頃よりかきためた言葉を記録。
詞、詩。日々の思いや想いをここに。

Another Side - - - http://ameblo.jp/trump-emmy/

記憶  



あの夜 全てに光さした気がした あなたもそうだった?頭の中で金色の地球儀まわる ぐるぐる
見上げたとこに とぷん 響く泣き声 十五夜においしそうな音をたてて 飲み込まれた太陽
   
出られないまま忘れたんだろう あの夜の色もあたしの匂いも 自分の名前すら時間に溶けた記憶
道と道 挟む線路 踏み切りの音に収縮する心 それは気づいてしまった感情 あたしの負け?
   
まるで 誰かが追いかけてくるようで  まるで あなたがもういなくなっちゃうかのようで
あとどれだけ呼吸するかのカウントダウン ねぇ ほんとに?忘れちゃったの?あたしのこと   
   
あなたの涙はあまいんだ くるしくてかなしくて泣きすぎて そこはエメラルドの溶けた涙の海   
冷たくてしょっぱい まさにいのちのはじまり 寂しさに不安を吠えない 優しさを一握りあなたに
   
一つ一つ とぷん とぷん 海底から泡がうまれる  ひとつひとつ 思い出すあの十六夜の音   
だって言ったじゃない あなたは変わらない運命 昔まだ愛の起源を知らなかったときからずっと
   
泡のように浮かぶ記憶  あたし空を飛びたい 太陽に近づきたい 全部ぜんぶ あなたのもの



061008

モノクロ  


モノクロの住人から脱却してしまえ
千本足のダスト 遡り坂登りするように
ショッキングにピンク いてもたってもいられないような


そのちりちりの毛むくじゃらに包まれてしまえ
これが地球か 両耳に真珠ぶらさげた美女みたいに
前に前に飛び出す無意識の両足 まるで人間みたいな
 
レザーの肌舐め回すワンマンプレイ


残したのはただ一人ぼっちの孤独

ああ やだやだやだ

あんなかなしいきもちはもういらない


それはあたたかくてぬるい
それはなまぬるい卵のようで
それはあなたのためにある激情ようで
それはあなたのために気持ちを踊らせるステージ
それは僕らをその毛むくじゃらの住人にさせる


まだもう少し
モノクロで生きてたかったんだ
そこは空気の薄い 哀しみの薄い世界だったから


今手にしたものは
絡まってしまいそうな愛
それを包み込むか細い音だけ
あなたを閉じ込めてしまいたい


この生温いぬくもりの中に
あなただけ



061007

あじさいの灰  



ハルトをこめて
君のゾルレンをめちゃくちゃに
隠して上に被せるクラウンに似せて
ミラーボールの中でまわる無限ループ


ひたすら見せ付ける体を何のために
頭ぶちわったあの雨音が懐かしくて
黒い傘しか持たないって信じた罰
昔の夢を見続けてる緩やかな嘘


あたしのこの肺の中に住んで
なんでだか真っ白なまんまの裸で
育たずにいる体に触れるまで
なにがどうなってこうなったんだ


あたしの人類滅亡計画
ハッピージョンの祭と共に灰が
それは燔祭にも思えるアプリオリ
つまりは君は雨には勝てないってこと


心残らない体で繋がりを君に求む
脳の裏剥がれて表裏一体になれればと願う
蕾ただ自分で潤せればと切に
君の為だけに紫陽花が灰を食べる


あじさいは
きみのために枯れるんだ


鎖骨の折れた美人になれたらと


瞳のむらさきを殺さないように


肺を煙で満たしてしまおうと


これ以上何も知りたくないと


あじさいは
きみのためだけに枯れるんだ



060719

ぜんぶ  



君の抜け殻に身を沈めると世界がかわる


君の毛細血管に流れる僕がまだ笑ってる


君を指先で粉々にしてしまえるほどに今は


君をつま先で蹴り飛ばしてしまうほど今は


君はずるいくらいに僕の中を迸ってる


君は涙にもなれずに僕の中を流れる


君の顔が色をなくして消えていく時に

君の本物がひとりぼっちになれたら

君で世界はまたまわりはじめるだろうか

君で僕の幸せはおっきくなるだろうか

君だけ僕の中では不透明なまんまでいる

君だけが今も薄っぺらのほんとで

君しかもういらないなんてきっと嘘

君しかもう見えないなんてことは

君に心を許せないのはきたないからじゃない

君に触れたくないのはいらないからじゃない

君が全部ですべてで一部分で仕方ない

君が溶けてなくなった自分を愛さずにはいられない

きみは?きみが?きみの?

ぜんぶ、 君 だった。


060719

拒食  



殺してもいいよ


愛してるなら



ただ祈るだけでよかったんだ


あなたのシャンデリアに



6階から飛びおりたタバコが


あたしの肺をみたすように



シクラメン咲くばかり


投げすてた指輪の代わり



一つただ落ちこんでる醜いふたば


僕らみたいだね なんてね



色メガネだ地球は 歪んでるんだ


さいごは辿る未来にたよらなきゃ



身勝手なあなたの小さなわがまま


今しか生きれないあたしのピエロ



やつれていく快感に勝てずにまた


今夜もあなたと夢の中でモザイクに



ころしてもいいよ


あいしてるなら


060611

月のこども  



あたしは幽霊だ、と


そう昼間の月が言う
まっぴるまから


秀でてるものは漠然と少ない
濡らし続ける希少な語彙
なにかの"意味"をなすことは
つまりあたしにはないのだ、と


いつだって必要としなくなったもの
実際積み木して得られるもの
罪悪の安心と結果論としての
嘘なんじゃないのかな、と


さらに続けた
あたしの未来はクリーミィ


日々折り紙ぬりしていって
ベタなおもちゃができあがる頃
必要なものはないんじゃないのかな
あたしの望んでる物はけっして、なにも


どうせ肴なんだ あたしは夜の
幻をみるんだ 毎晩君の
裸体でもかわらない棘だらけの妄想
君は止める術を知らない、なにも


そこで止まった
キャスパー・ジョンのひらめき


白昼誘惑しつづける目の細い月も
君のスプーンが拾うものは
いつだって無臭でハシタナイ
歌声には罪はない?


月が起きていなかったとて
それが幽霊 月のこども

君の髭に理由がないのとおんなじさ
それにも嘘はない?


ほら、そんなきみにだって神さまはいるよ


おもいだして


あたしは幽霊なんだ、と


まっぴるまのつきは

うそつきなんだ、きっと



060612

怪物  



君が自由になろうとした明け方
雨があがると思っていた矢先で
ソファーにばらまいた僕の欠片
それが怖くて
君体中蚯蚓腫れ苦しくて突き刺した
実はただの水 ナイフに見えたのは

君が僕から逃げようとした明け方
それはただ つまり 突然だった
飽和し続ける君の宝物がついに枯れた
それが悲しすぎて
君は君を壊してまで海に溺れてった
僕は枯れた自分を探しに溺れてった


その黒目の中にうつっているだけで
綺麗に飛べるはずだったのに なのに
砂糖漬けにしたベロアがこっちを向いた
きっと君は
血を吹くような陽炎に脅されたんだろう
いつまでたっても眠れなかったんだろう

迸るものはいつまでたっても独りよがりで
君を遮るものはただの一つも美しくはない
雫にもなれずに沸きあがってくるのに
きっと君も
あがっていく雨に負けたんだろう
きっと背中に怪物が憑いてたんだろう


僕の心臓はもうワシヅカミ そうだきっと


気づいたら夜明けはもうこなかった
ことばも 心も からださえもないなら
信じられるたからものなんてありえない
それが苦しいなら
早く気づいて 透けてしまう前に はやく
わかってるんだ 膨張して吐き出しそうなくらい

騒ぎ狂った夜中の妄想すらなかった
海底は静か過ぎてそこには色もなかった
二人は難破したのに海からの返事もない
それが怪物なら
願ってる これは全部つくりばなしだって
全部真っ黒の坩堝 それだけの事だって


何度もみた君の夢 きみはほんもの?
いったりきたりしてるんだ 下半身だけ
メデューサ踊るように上半身が求める
だから僕は
さがっていく体温に負けたんだろう
きっと背中の怪物に負けたんだろう

本当はそれが約束だったんだ
うつむいた人差し指からこぼれるレーザー
緑の線から放たれたのはただ一つ君の声
だから僕も
声に出せないこえばかりだして泣くんだろう
嘘つきな自分に酔いしれて眠るんだろう


君の心臓 ワシヅカミ 助けてやんない

ここは海の底 あたたかいピンクの懐

助けたくても殺してしまいそうで怖い


だから 君は一人で
だから 一人で僕は

あがってしまった雨に手を合わせるんだろう
さがりきった体温にまた体を重ねるんだろう
だってそれが約束だっただろう
声は出ないけどずっと泣いてるんだろう
愛されたくてうそばかりついてるんだろう
全部ぜんぶ二人に憑いた怪物のせいだろう

そんなものもういらない
助けてやんない
殺されたくないから
そんなものもういらない

もういらない
だけど
干上がってしまった海に愛を一滴

愛を一滴 狂いそうなほど 求めてる


060529

ツギハギ  



うろたえる太陽の中から生まれた僕
君の指の間 絡まる髪 生きた年数
食い込む隙間から乾燥したサイコロ
ふればふるほど今が露骨にバレてく


僕の眼球の裏側にしかうつらない
舌をひっくりかえさないと見えない
君はずっと鼓膜の内側にいるだけ
鏡を叩き続けてやっと覗いただけ


                 だけど
   どこについた眼でも
   何を舐める舌だって
   君は鼓膜を震わせ
   いつも僕映す鏡だ


ほころびる胸に顔を埋めてふやける程に
火つけて立った煙に肺を捧げて泣く程に
君がかけてる眼鏡をぶち壊して笑う程に
それでも君にかかった眼鏡を愛しい程に


その場凌ぎで体剥き出して泣いてるの見える?
君の体を砕いて、またあなたに戻したいだけで
あたしの魂 着こませたままで行方不明の想像
ガラス越しに垂れ流した妄想から絞り出す体液


君を串刺にしたい   君を縫い上げたい
君に毒を盛りたい    君の肺になりたい 
君を粉々にしたい     君と堕ちたままで
君の夢遊病を踊る     君と毒に溺れたい


愛憎を覚える程の白昼夢でしか 生きられない
苔生した頭でしかあなたを愛せないなら むしろ
葉巻鳴いてる身体に塗して蜜でかためて下さい
言葉足りないから愛してあげることしかできない


060401

夜明け  



君を貫いてやまない電子音


伸して広げるしかできない痛感


重なって少し見えなくなる


だから


君の足の裏と地面を接着


ほら 飛んで 飛び込んで


足元 爪先に釘刺してとめる


うごけない


崖の匂いがたちこめる夜明けで


あたま 補色だらけで倒立


見失いそうで怖いよ


なにを?


さまよってるだけでまた君を


残る ただ残像 君の想像


あまりに素敵過ぎて


しかも


不思議に甘すぎて痛い


いつかも食べたような夜明けで


しびれるからもういらない


それに


麻痺しすぎるからもういらない


傷つけてしまうからもう


それでも泣きたくなるほど



ストップ


君 を 殺 す 夢 を み た
だから



止まれないくらいの夜明けで
指が一本ずつ隙間をつくって待つ
君から生まれた空色の羽
腕からすべてがこぼれそうなほど
逃げられないくらいに愛しくて
そのまま 溶けてなくなりたい


この身体をとろとろに溶かしこんだ海に


この言葉をばらばらに投げ込んだ海に


この心臓が生きてるうちに空に浮かべて


この舌が渇く前に早く階段おろしてよ



生まれた海 涙の呼吸を探る君の住処
創造した空 羽生えた君の唯一の棲家


早く そっちに行きたいの


はやく そっちにいきたいよ


だから 早く階段おろして


もう 溺れそうだから 頑張れない



そらいろの羽
青空溶かした君のつばさ
繋がったらその向こうまで
空色のまんまで夜明けが
逃げちゃうといいのにね


ずっとずっと
空色の夜が続けばいいのに



透きとおれない君がこぼした


透きとおった言葉


透きとおれない体とかさなる


透きとおった夜明け



060411

シンドローム  


気持ちが狭い
まだちかちかしてる
赤と青がまざりあってとけて
なくなった 全部ぜんぶ


気持ちが狭い
温い
熱い
ばらばらになって一個だけ


気持ちが狭い
拳の中に粉砂糖が
掌の外側
潜るついでに汲み上げた奇跡だ


気持ちが狭い
言いたいの真逆
別に何度でも
冷ませば醒める覚める最低


何がほしいの
狭い せまい せ ま  い
置いてけぼりの快感
まるめてぐしゃぐしゃにして捨てて


鼻先苦しい
『僕の全部で君のすべてになりたい』昔
『愛し殺されたいような』昔
『何もいらない』今
『何も変わらない』今
『何も考えられない』今
いるのは君であるのは君のすべて
いつでも行ける
螺旋階段温めて待ってる
ちかちか煩いから
少し溺れてくるから
ここにいるから
『君の全部で僕のすべてになって』
ほしい。 そんな奇跡。


もう死んでしまいたい


気持ちが狭い
呼吸するごとに狭くなって
そのうち止まってしまう
もう繋がりを求めない地下
質の悪い器と真っ暗闇
眩しいくらいに浅薄
温もりは信じない
だけど待ってて、
ざわついて煩くても、
少し溺れてくるから、
ここにいるから、
『僕の全部が君のすべてであって』
ほしい。 そんな奇跡。


060321