国会議員も頑張っている2 R7.3.13木
予めお断りしますが、私は支持政党なしのいわゆる「無党派層」です。以下はあくまでも私見なので、賢明なる有権者の皆さんは各自それぞれの目で確かなことを御覧になってご判断下さい。
令和7年3月10日(月)参院予算委員会の中継から少し感想
・勉強になる。皆様お忙しいとは思うが国会中継は時間があれば御覧になるとよい。NHK+の見逃し背信で御覧になることもできます。
・昔どこかで見た、水掛け論の揚げ足取りの足の引っ張り合いではなく、ちゃんと話し合いになっている。野党もデータや現場の声を示して「現状はこうなっている、こう提案します、総理、どうですか」と示し、総理や大臣もきちんと「現状はこうと認識しております、法律はこうです、これからは論議してこうしていきたい」と答えている。ちゃんと対話になっている。国会委員も頑張っている。見ていて大変勉強になる。国会議員というものはえらいものだと改めて感じた。(ついているスタッフや官僚もえらいのだろうが。)
・石破さんを少しかばう。高額療養費見直し(負担増)の見送り(つまり、負担増しない)について、首相が決断した。これについて、当然「さすがだ」という声もあるが「二転三転」と批判する人もあったようだ。「二転三転」と批判する声に対して反論しておこう。当事者と会い、その苦しみの声を聞き、与党の中からもそういう意見があって、決断されたとお見受けした。首相は「二転三転」などしていない。「民の声を聞き、野党とも話し合い、弱い人苦しむ人を助ける政治をする」という点では、一貫しておられるのだ。
孔子曰く、「義を見て為さざるは勇なきなり」(『論語』八佾(はちいつ))と言う。巷間(こうかん)では「義を見てせざるは勇なきなり」と言う。ここでは「義」とは困っている民を助けるのが「義」だ、と言っておこう。
また孔子曰く、「過(あやま)ちては則ち改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ」(『論語』学而(がくじ)、子罕(しかん))とも。過失があったら部下に責任をなすりつける人もいたが、高額療養費に関して、われらの首相はそうではなく、自ら謝っておられた。立派だ、と私は思った。いいリーダーだ、と私は思う。(あくまで主観ですよ。)
私は心配なのだが、石破さんを声高に批判している人は、右ネジのかかった、自己は常に正しいと叫ぶ人たちではないのか? 人のあらは探すが自分が過(あやま)つことへの省察はない。あそこの国やどこそこの国では自己省察能力・反省能力のない人がリーダーになって国民をミスリードして不幸にしている。戦前の日本もそうだった。そういうことではほんとうに困るのだ。どうですか?
ネットニュースでも不穏な見出しが出てくる。そういうものを使ってPRするばかりで、本当に国民の生活に対し責任を負うつもりもない、というのは困るのだ。
(私は支持政党なしだが)J民党のために言うならば、他の人が出たらJ民党は今よりもっと議席を減らす。あの若手もこの若手もダメだしあの人やこの人もダメだ。例の、何でも閣議決定で独裁的に決めてしまい国会・国民を馬鹿にする風潮に戻すのは不可。石破さんだから持っている。私は、聞く耳を持ち対話する姿勢を持った石破さんにリーダーでいて欲しい。今石破さんを引きずり降ろしたら、J民党は内紛ばかりしている党だな、ということになる。かつて派閥で足を引っ張り合って国会がもめ続け、呆れられたことがありましたね。それは立憲にとっては「敵失」で棚ぼたということになるのでは? それに、J民党の中では、石破さんはやっぱりクリーンなイメージで、他の誰かさんやあの人やこの人は、T一教会がらみだったり大変な金まみれだったりするのでは? 例の商品券だが、TVニュースで見たが、新人に背広や靴でも買えば? くらいの気持ち(まさにお祝い)だったのではないか? 選挙活動で靴がすり減っているだろうし。(現金でなく商品券だし。)政治的意図で買収などというものではあるまい。違法性がないと確信していたからやったことだ。・・どこかの知事は高価な壺や絵画を山ほど貰ったとかいう噂もあるが・・? J民党の他の人たちはもっと派手にやっている? A部さんの葬儀(例の「国葬」)の時、また石原慎太郎の葬儀やお別れの会のとき、ご霊前でJ民党のエライ人たちはいくら包んだ? では、結婚式のご祝儀は? 何かと冠婚葬祭でお包みがあるのでは? 美空ひばりや石原裕次郎やXジャパン級の有名人らの葬儀やお別れの会には政治家の名が出ていたりするがその時のお包みの額は? 他の党でも、冠婚葬祭のお包みでなくても、誰かさんや誰かさんは外資とオトモダチで外資のための法律を作ろうとしたり? 会食の回数の多い議員は他に山ほどいるはず。それらに比べれば石破さんはよほどクリーンに見える。(カネの点で最もクリーンといえば、それは公明党と共産党だ、と言われる。それはそうだろう。党員たちの献身的な動きで成り立っているからだ。それでも人事による見返りのようなものがあるとすれば?)この件で、石破さんが「違法性の認識はなかった」と言っておられるからには、その通りだろう(政治とカネに厳しい石破さんがこの点でウソを言うはずがない。)それにすでにすべて返却されている(または受け取られていない)のでは? 石破さんは、弱い人困っている人のことを忘れず野党とも国会で対話しいい政策を出そうとしてくれている、尊敬すべき政治家だ(と私は感じる)。他の人は、弱い人困っている人の訴えを聞いてくれるのか? 国会でちゃんと話し合うのか? どうなのか? 今石破おろしをしている人は、つまるところ、困っている人弱っている人を助ける気がなく野党とも話し合う気もなく、もっとウラガネまみれの人たち、ではないのか? また、芸能人が誰かしらないけど、自分は安全な場所にいてわかったような顔をして無責任に人をたたくのも、私は気に入らない(今回に限ったことではないが)。(ニュースなどを見ると、無責任にたたく人がいるようなので、ここで私は石破さんをかばっておきたいと思った次第だ。石破さん、やめてはいけません。私は不満ではありません。)反対に、立憲のために言うならば、J民党が足を引っ張り合って見苦しいことをすればするほど、相対的に立憲が有利になるかもしれない。でも足の引っ張り合いというのは、建設的なことではありませんよね。建設的な提案で未来を建設していきたいものです。参院選でどちらが有利だから不利だからとかではなく、国民のためによい政治をしてくれる人がリーダーをしてほしい。今は、
・せっかく決まりかけている予算の成立、
・関税25%に対してどうするか、
・コメやガソリンが高いけどどうするか、
・つまり食糧とエネルギーをどうするか、
・ウクライナやガザの無辜(むこ)の人をどう助けるか、
などなどに叡智(えいち)をしぼらないといけないのに。・・・商品券問題以来国会論議がつまらなくなってしまった。揚げ足取りの言質取りのようなものを繰返している印象がある。どうですか?(あくまでも私見です。賢明なる有権者の皆さんはそれぞれお考え下さい。)(ここはR7年3月14日に追記した。R7年3月17~19日にさらに加筆・修正した。)
・3月10日、立民・社民・無所属の人が次々と質問に立った。その際、「自分はこういう経歴の者だ」と語られる場面があり、関心を持った。
徳永エリさん(北海道)は、父上が喫茶店経営だとのことだった。父上が認知症を発症され、もしかしたら自分が介護離職をせざるを得ない立場だったかもしれないと言っておられた。
森屋隆さん(比例)は東京の西の方の檜原村(ひのはらむら))のご出身で、工業高校に学び、運転手(バスであろう)をしておられたということであった。
奥村政佳さん(比例)は保育士、気象予報士、歌手を長年されてきたということだった。
上記お三方は、「父上が国会議員、自分も超高学歴で、高級官僚や大企業のエリート正社員だった」というのではない経歴で、自民党の多くのエライ人たちとは違うので、国民の多くは親近感を持つのではないか? (もちろん自民党にもいろんな方がおられる。大変な苦労人の方も。学歴のない筆頭は田中角栄大先生である。)それぞれに奮闘努力して生きてこられた現場があり、そこでつかみ取ってこられた問題意識がある。それに基づいて発言しておられる。日本にはこんな課題やあんな課題もあると皆の前で開陳でき共有できただけでも、国会中継をやる意味はある。
・もちろん父上がどなたであろうがご本人の経歴が何であろうが、いい政治をしてくれればいいのだ。リンカーンは貧しい出身で大変な努力の中で周囲の信頼を得て大統領として偉業を為したと偉人伝に書いてある。バラク・オバマもあれこれあって苦しんだが大変な努力をして尊敬される大統領になったのは有名だ。帝舜の実父はDV父であったと伝説に言う。徳川綱吉はもちろん将軍家の血筋だが、いい政治をしたと近年再評価がなされているとか。上杉鷹山は藩主の家柄だがいい政治をしたので有名だ。
・鉄道については、どう考えたらいいのだろうか。以下、よくわからずに思いつきで書きます。整理できていません。
・素朴に言えば地方の鉄道がなくなるのは惜しい。上下分離方式は一つの提案だが、国や県が税金で土地を買って維持するのだろう? JRは私企業であって、そこに出資している株主や資本家、また高給を取っている一部の幹部社員を守るために税金を投入するとすれば? そこはどうなのでしょうか? 立憲は生活者の味方なのでは?
・ろくに乗る人もいない新幹線を優先して、地方の生活に定着している普通の路線(普通電車や特急が走っている)を売り飛ばすのは反対。田舎はアメニティが大事で、これ以上高速化しても多くの高齢者はついていけない。無理に新幹線を作っても予算がパンクするばかり。そこにまた税金を投入したらどうなる? それより上下水道などの方が大事では?
・国鉄分割民営化の時の話も出ていた。私も思い出した。私が全国を見たわけでもないが、国鉄時代はトイレが汚かった。JRになってきれいになった。国鉄時代は鉄道マンは親方日の丸と言われ無愛想だった。JRになって急に職員が「ありがとうございます」など挨拶を始めたので「急に駅員が挨拶を始めたので何だかへんな感じだ」という感想が出たほど、それまでは挨拶はしていなかった。もちろん挨拶をした方が気持ちがいい、お互いに。多くの国鉄職員がサボっていたとはもちろん思わない。蒸気機関車だったころ、夏の暑い日に石炭を汗だくになって積み込む若い職員の姿を見た。新宿駅などでは大量の客に対して絶え間なくキップを切り続けていた。あれは手がしびれただろう。土砂災害の時など保線の方が懸命に働いておられる。頭が下がる。2005年の福知山線尼崎脱線事故はJRになって他社との競争(速さ、コストカット)が激しくなったせいでもあるとの意見を読んだことがある。悪名高い「日勤教育」は国鉄時代からやっていたのだろう。軍隊みたいな上下関係はうれしくない。人命救助の訓練などをしているのはさすがだ。
・国鉄を分割民営化したのは赤字減らしのためもあるが労組潰しを狙っていたという見方がある。分割民営化で国労などが弱体化して全国の労働組合運動や左翼政党が弱体化した印象は確かにある。スト権ストの問題も確かにあった。
・大都会では「国電は高い、私鉄の方が安い」と言っていた。私たちの田舎では「国鉄の方が安い、私鉄はバスも含めて高い」だった。今はどうかな。
・利便性から言えば、運転できる人(本人や家族)がいれば自家用車の方が自宅から病院やスーパーに行けるので便利だ。実際高齢者をどこか(病院や墓参りや親戚の家など)に連れて行く際はJRもバスも使わず自家用車で行く。問題は運転できる人がいない場合だ。家族が運転できてもハードワーカーで家にいないので連れていけない。または家族に運転者がいない。独居の高齢者とか。タクシー? すごい田舎にはタクシーもいない。巡回バス? 道路があれば医師や移動スーパーや移動図書館が来てくれるかもしれない。道路もなければ? 鉄道は好きだが、病院やスーパーに遠いので代替できない。
・運転免許があっても、雪が降って道路が凍結する日は、自動車はタイヤを換えていないと走れない。JRは割合走ってくれる。仕事のしすぎで睡眠不足で運転に自信のない日もJRで通った。JRがあるお蔭で助かっている一人だ。
・運転免許のない中高生や運転の苦手な人にとっては、鉄道かバスで通学・通勤するしかない。バスの匂いが嫌いな人もいる。乗って10分で酔う人も。
・無人駅は全国で半分くらいと言われましたか・・? 私の住む田舎では無人駅の方が圧倒的に多い。無人駅になって年月が経ったので馴れた面もある? 昔は駅舎に人がいた。今は無人。駅舎があれば雨宿りができる。トイレも行ける。そこがバス停と違う。とにかく電車はあまり来ないので待ち時間が長くなる。駅舎は要る。みどりの窓口も、首相の言うとおり、減った。それでどれくらい不便かは、今の私にはわからない。私も国鉄、JRの好きな人間の一人だが、最近はあまり使わないから。「足の悪い人の世話は」と言われれば、昔は車掌さんがいたが今はワンマン電車なので運転士さんが一人でやる。大変ではある、確かに・・・ただ、総合的に考えないといけない、と首相が言われるのは、そうだなと思う。予算が無尽蔵にあるなら、すべてのローカル線を維持すべきなんだろう、それは。(高速道路は田中首相の時以来ガソリン税で作ったと言う。高速道路も作りすぎだとか、老朽化してくればメンテや作り替えも要るよねとはなる。)
・東京や大阪の都心部で鉄道を廃止してすべて自動車で動けと言ったら、道路がバンクする。田舎では? 鉄道が一本、幹線道路が一本の町では、鉄道がなくなると、そこで運んでいる通学・通勤の人が皆バスか自家用車になり、幹線道路と町なかが特に通勤通学時に混雑することになる。もちろん日中はガラガラの道路もある。でも町なかには、大型バスが余裕を持ってすれ違うほど道路が広くない場所もあり、通行人の安全もおびやかされるか。人間が生活できる町から車を遠ざけた方が高齢者や妊婦や子どものためにはいいのではあるが、人間が生活する場所にバス停がないといけない。バスを小型化・中型化するのは一つのアイデアではある。
・二酸化炭素排出削減の観点から言えば、フライブルクやストラスブール、カールスルーエ、チューリッヒなどのように、自動車をやめて路面電車を使うべきだろうが、路面電車のない町に今から鉄道を引くのはお金がかかるだろう。今路面電車のある鹿児島、熊本、長崎、広島、岡山、松山、高知などはすばらしいが、路面電車と自動車の接触事故がないようにしないといけない。JRを廃止して自動車が増えると危険は増す。これは路面電車の話。
・観光に行くには? 昔長崎に行ったが、JRで行き、路面電車で動いた。駅前はすでにさびれかけていた。しかし長崎は万人が行くべき場所だ。(福山さんの出身地でもあります。)私の腕では長崎までは自家用車では行けない。外国人観光客を呼び込むためにも? 熊本城はJRと路面電車で。松江はJRで、出雲大社は一畑電鉄で行った。JRもあるそうだ。岡山城はJRと路面電車で。松山城と道後温泉と子規博物館はJRと路面電車で。高知城と坂本龍馬の生家はJRと路面電車で。鎌倉と長谷観音はJRと江ノ電を使った。小樽―札幌間はJRに乗った。仙台―松島や仙台―山寺―山形もJR。これらの場所は私の腕では車では行けない。国内屈指、あるいは世界屈指とも言える観光地なので、それらについて心配してあげることはないのかも知れないが。
・あれこれ書いただけで何の建設的な提言もできなかった。前途有為なる皆様は、こういうとりとめもない書き方を真似しないように。この問題について私も関心はあるが勉強不足だ。(まだ途中)